会員数、メールアドレス数、その量と質

楽天が旅の窓口を買収したのは記憶に新しいところです。 旅の窓口の300万人もの会員そのものが狙いのひとつだったと言われていますが、 300万人のうちアクティブなのは何人なのか? といったところが非常に疑問というか落とし穴です。

  • 「売り上げの8割は2割の得意客によるものだ」というのは商売の常識ですが、 ことWebの世界ではこの比率は2割8割どころか5%と95%くらいになります。 (という話をアマゾンの社長か何かが話してた記憶があるのだが記事が見つからない。誰かご存知ないですか?)
  • 自分に毎日届くメールマガジンのうち実際に目を通す数はどれくらいでしょうか? メールマガジンや会員制サイトに自らの手で登録しているとしても、 よく利用しor読むのはそれらのうちのごく一部のはず。
  • 恥ずかしながら筆者は旅の窓口での自分の会員IDを忘れたので再登録したら あっさりできました。要するに2重登録です。でも旅窓はきっと私のことを 「お客様2人」と数えてしまっているでしょう。Webの世界ではこのケースは非常によくあることで 2重どころか10重登録ぐらいしているひともいるのではないでしょうか。 会員数何百万人という数字がどこまで実質的なものなのか疑問なところです。 (旅の窓口に限った話でなく)

こんな記事があります。

読めないメールが続出!? 最新の「Outlook 2003」とその応急対策
...ことあるごとに提唱していることではあるが、これを機会に、現在あるメールアドレスのリストを見直してはどうだろうか。具体的には「引き続きご購読いただけるのであれば、こちらをクリック」として再オプトイン手続きを促し、アドレスそのものをクリーニングする。言ってみればアドレスの衛生管理だ。

ここでクリックしてくれない読者は、その媒体のコンテンツに価値を感じていないか(つまり毎回配信されるたびに、ウンザリしながら削除をしていたということだ)、もしくは再オプトインを依頼したそのメールすら読まずに差出人名や件名だけで削除しているか、のいずれかでしかない。
再オプトインというアイデアはとても良いと思います。しかし、 届いても無視されているメルマガ、登録してもリピートしてくれる人がほとんどない会員制サイト、 担当者は自分でもうすうすわかってはいても 実際に再オプトイン手続きさせたときのその数の減少率が怖すぎて やるにやれないのが実情なのではないでしょうか? で、とりあえず質の良し悪しには目をそむけ、量の増加だけを喧伝し上司に報告する。 じりじりと事業は傾く、と。

最後にこんな記事も紹介(上と同じ人の記事です)

メールマーケ教書 実践編 量より質の時代
だからこそダブルオプトインのような、ユーザーの二度手間を取らせるような仕組みで最終的にはある程度が落ちてしまってもいいのではないかという考え方が幅を利かせるようになってきたわけです。つまり「クアンティティ(量)よりクオリティ(質)」の時代となったわけです。
日本の現在のEメールマーケティングはまだ総数至上主義を謳歌しています。2年後には間違いなく、「数を集めても効果がない」という議論になっていくでしょう。

オフィスデポの顧客管理にまつわるお粗末な顛末の記事を 見つけました。 顧客/会員データベースの重複登録の問題は やはりどの企業もコッソリと気にしていることのようですね。 うまくいってないようですが。

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