教室内デジタルデバイド、東大とiMac、つまり?
最近は高校はもちろん小中学校でもコンピュータ教育は必修らしいが、問題も多いようだ。
- 「既に知っていることが多く退屈」と言いながらあっという間に課題を終わらせて遊んでいる生徒もいれば、自宅にPCがないため操作に慣れず授業についていけない生徒も少数ながらいる。
- 「趣味でPCに詳しいから」という理由で担当にさせられた教師も少なくない。教師よりもPCに詳しい生徒が逆に教師に教えてあげるという笑えないケースもある。
問題の根本はさまざまだが、わたしがあえて挙げるとすればこんなことだ。
- ほかの科目ならともかく、コンピュータ利用科目については、 生徒全員に同じ課題を与えてその達成度を(テストの点数で)見るという古来の教育方法 自体に問題があるということをいいかげん認めるべきだ。 できる生徒はどんどん次をやらせればいい(そんな生徒には先生すら必要ないだろう)。 14歳の中学生が技術的なメーリングリストで大人の技術者とかわりなく質問している例なんて珍しくも無い(!) これじゃ先生がかなうはずもない。逆に、 できない生徒には手取り足取り教えてあげればいい。 達成度の尺度も生徒の技量にあわせればいい。
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先生も何やったらいいかわからないから「とりあえずWindows入れて」「とりあえずWordとExcelを勉強させとけ」というところからスタートしてしまうこと自体も原因のひとつだ。
東大の学生用コンピュータ室にWindowsパソコンではなくiMacを採用した東大の教授が
こう語っている。
Q:Windowsベースのプラットフォームでなければ教育活動ができないということはないのですか?
まさにそのとおり!何をどうやって教えるべきかをわかっている人こそが最適なツールを選ぶことができるという典型例だろう。
A:我々はWindowsを教えるためにコンピュータを入れているのではありませんから。大学で教えていかなければならないのは、コンピューターがどう動き、それを上手に活用し、発展させて行くためにはどうするべきかなのです。
東大が学生にiMacを使わせる理由は←このURLにもあるが、ちょっと補足しよう。
- Mac OS の最新バージョン(Mac OS X = マックオーエステン)ではその基本部分ががらりと変わり、BSD系のUNIX-OSをベースとしている。そのため、種々のUNIX系オープンソースソフトを使うのに非常に好都合だ。 開発環境(※)もある。いずれも無償かつオープンソースだ。 つまりソースコードを読んで勉強し、書いて実際に動かすことを、安価にできる。 これは「コンピューターがどう動き、それを上手に活用する」ということを学ぶのにうってつけだ。 コンピュータは要するに数学の積み重ねとソースコードのかたまりでできているのだから。
- それでいて、MacOS Xは従来までのMacとほぼ同等の使い勝手を残している。 つまりコンピュータがそれほど得意でない、ソースコードの読み書きなんてとても無理、といった生徒であっても十分に使いやすい。
学校教育にはオープンソースソフトがうってつけという話は japan.linux.com | 学校がフリーソフトウェアだけを使用すべきなのはなぜかといった記事もある。

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