新潟県柏崎市の担当者の方へお願い

前回の記事で新潟県柏崎市のWebサイトがよくつくられている話を掲載したところ、 柏崎市の職員の方がこのサイトを見てくれたようだ(アクセスログを精査するとわかります)。

この話の発端となったのは日経BP社の自治体サイトユーザービリティ調査2003で柏崎市のサイトが第1位になったことだ。 評価が高い理由や背景やシステムなどについては この「ネタ帳」ではこれ以上論じようとは思わない。これ以上は推測の域をでないし、 私が記事に書かなくとも他で取材や紹介や分析がなされるだろうからだ。

話はそれるが、柏崎市のサイトを形作るソフトウェア基盤は全て オープンソースソフトを使っている。OSにRedhatLINUX、WebサーバーにApache、 JavaアプリケーションサーバにTomcat(mod_jkはApacheとtomcat間の通信モジュール)、 暗号化にOpenSSL、WebDAVによるコンテンツ管理モジュール(?)、perl言語やPHP言語によるソフトも使えるようになっている。この勢いだと コンテンツとユーザーを保存するデータベースですら、OracleやMS-SQLserverといった 高価な商用ソフトではなくPostgreSQLやMySQLといったオープンソースの データベースを使っているだろうことは想像に難くない。

だからといってそれらのオープンソースソフト基盤の上に作った実務ソフトの内部までオープン(公開)せよとは言わない。 それはそれを作った会社の利益に反するし、オープンソースの精神とはそういうことではない。

重要なのは、

  1. 自治体サイトに限らずあらゆるWebサイトを構築する上で 必要な基本的なソフトは誰でも手に入れることのできるオープンソースソフトウェアでほとんど全てまかなえるということが柏崎市のサイトの存在によってはっきりしたということ。
  2. ということは逆に、いま必要なのは、有名どころのソフト会社が売りつけようとするやたら技術的に高度でやたら高価で おそろしく使いづらいソフトなんかではまったくなく、 Webサイト構築のうえで必要なプロジェクト進め方のノウハウではないかということ。柏崎市はそれをうまくやってのけたらしいということ。
  3. そのノウハウは他の自治体はもちろん企業サイトですら通用するだろうということ。

だからこそ、この「ネタ帳」を見てくださっている 柏崎市の職員や関係者の方にぜひお願いしたいことがある。

  • 柏崎市のWebサイトを構築および運営するプロジェクトが どのように進められたのか?
  • SI会社とWebデザイナーと市役所職員との役割分担は?
  • コンテンツをつくる諸部門との協力体制をどのようにつくったのか?
  • 構築、運営する上での運営方針は?
  • (Webサイト構築プロジェクトで必須の項目はその他いろいろあるけれど書ききれないので省略)
そういったプロジェクトマネジメント上の話をオープンにしてほしい。 これから柏崎市にどっと訪れるであろう雑誌の取材陣や各地方自治体からの 視察団や市民団体相手でもなんでもいい。とにかく話をひろめ、 ノウハウをオープンにしてほしい。公共の団体ならそれができるはずだ。

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