bk1.jpってなんなんだ?
大きな企業、大きな資本が、「俺も一口乗らせろ」といわんばかりによってたかって金をかけ人を投入し、 なにもそこまで焦るこたぁ無いというのに妙に焦って突貫工事でWebサイトをつくりあげたものの、 できあがったサイトを見て喜んでいるのはマウスの使い方もおぼつかないお偉方だけで、 実際のユーザーからみると「このサイト、なんだかなぁ」という出来。 閑古鳥サイトの一丁あがり。
2000年前後のITバブル期は、ほんとうにそんなWebサイトが大量生産された時期だった。 原因はこんな感じ。
- とにかく作れ!の号令の元に作戦も考えずに人と金だけ投入して期限を切った
- 作戦もノウハウもないのでWebサイト上で何をどう表現したらよいかすらわからない
- そうこうしている間に最初に切られた期限に追われ、「Webサイトを作ってユーザーに見てもらって儲けること」が目的のはずなのに「Webサイトを作る」という手段が目的化してしまった
正直なところ、bk1.co.jpもそうしたネットバブルの残骸の一片だと、筆者は考えていた。 (bk1のみなさん気を悪くされるでしょうがごめんなさい。でもそれが個人的な正直な感想です)
しかし、bk1にも若いセンスをはぐくむ土壌が、かろうじてあったようだ。
bk1、トラックバック対応サイト「bk1.jp」をオープンbk1.jpを作った張本人が自身のblogで語っている。
(InternetWatch 2004.3)
当時はバイトだったこともあって、 社内のバックアップはあまり得られませんでしたが、 やってることに自信というか、まちがったことはしていないという 自負みたいなものがあったのでどんどん進めました。 今思えばよくストップされなかったと思います。bk1.co.jpでは、どうやら、現状に疑問をもった一人の元バイト君が中心となって 独自のアイデアとノウハウと技術でサイトを進化させることができたらしい。
(bk1.jpってなんなんだ? より)
お金をかければ。人をたくさん呼べば。有名な会社に頼めば。高価なソフトウェアを使えば。 そんな他力本願ではじめたサイトのほとんどが閑古鳥サイト化する一方、 楽天、アマゾン、Yahoo、うまくいっている企業のほとんどは 自社サイトを自社の社員のノウハウとアイデアでサイトを進化させてきた。 ノウハウやアイデアを持っているのは、 ユーザーの立場に最も近い考え方を持つことができる社内の若い人材だ。 必要な技術は誰でも学べる。オープンソースソフトがそれを後押ししてくれる。 そういったことをトップ層の人間がわかっているかどうかが、 閑古鳥サイトと生き残るサイトの違いだろう。

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