ウイルス対策に秀丸エディタを買う?
ここ2,3日の間、またウイルスメールが蔓延しているようだ。 企業の情報システム担当者はネットワークの調整やらメールサーバの監視やら問い合わせ対応やらで こまごまと作業していることだろう。ご苦労様です。
最近ではホスティングサービス業者やプロバイダのメールサーバー上でウィルスチェックをやってくれる ことが多いが、その方法では新種のウィルスにはすぐには対応できない。 最近の「社内でウィルスメールが蔓延して大変だ」という事態は たいていの場合この間隙をぬってウィルスに侵入されたケースだろう。
ところで、「効果的なウィルス対策といえば?」と聞かれたらちょっと詳しい人なら十中八九こう答えるだろう 「まあとりあえずアウトルックやアウトルックエクスプレスを使うのをやめることが一番手っ取り早いよね」。 実際この記事を書いている間にもアウトルック系のメールソフトに脆弱性が見つかった。
Outlook 2002に「重要」のセキュリティ・ホール,任意のプログラムを実行させられる :IT Pro ニュース 2004/3
しかしメールソフトを使わないわけにはいかないのでかわりのソフトが必要だ。 AL-Mail? Becky? ユードラ?いっそのことサイボウズについてるWebメール機能を使うようにしようか? でもWebメールは使い勝手に限界があるし・・・?
そこで筆者は「鶴亀メール」
を提案したい。
あの有名な秀丸(ひでまる)エディタを開発した人が作ったメールソフト。
見た目も使い勝手も秀丸によく似ているため、非常に使いやすい。
ここで注目したい隠れた機能はウイルス対策機能だ。
上の画像は鶴亀メールの設定画面の一部。
受け取ったメールの添付ファイルがこれらの拡張子である場合に
添付ファイルを削除してくれる。
| 拡張子 | 説明 |
| *.pif | Windows上でDOSアプリを実行する特殊ファイル |
| *.scr | Windows上のスクリーンセーバー |
| *.lnk | Windows上のショートカット |
| *.vbs | Windows上で動作するVisualBasicスクリプトによるプログラム |
| *.com | Windows上で動作するプログラム(*.exeと同等) |
ウイルスはこれらの拡張子のファイルに化けているケースが多い。 過去数年、そして今後数年も、この傾向は変わらないだろう。 そこで、鶴亀メールではインストール直後のデフォルトの状態で、 これらの種類の添付ファイルを自動削除するようになっている。 (もちろん種類を増やすこともできるしこの機能を使わないようにすることも可能)
一般ユーザーを困らせるウイルスの感染経路の過半数はメールだ。 正確に言うとメールの添付ファイル。 わかりやすいことに、ある種の特定の拡張子を持つ添付ファイルがもっとも怪しい。 しかもそれらは普段使わないものばかり。だったら自動的に消してしまえばいい。 鶴亀メールは単純だがよいところに目をつけた。 「おいおい、いきなり削除ってそれは乱暴なんじゃない?」と言う方もよく考えていただきたい。 「あなたは、ウイルス以外のケースでこれらの種類のファイルを メールの添付で受け取ることがありますか?」 よほど特殊な仕事をする人を除き、99%の人が「そういえば無いな」と 答えるだろう。システム屋である筆者にすら無い。
さて、この記事のタイトルは「ウイルス対策に秀丸エディタを買う?」だが、 ここまで秀丸の話ではなく鶴亀メールの話ばかりなことに疑問を持った方もいるだろう。
鶴亀メールで特筆すべきなのはその機能ばかりではない。 意外と安くつくのだ。 ライセンス体系と、料金の例を以下に示す。
秀丸エディタのライセンス=鶴亀メールのライセンス
秀丸エディタのライセンスを買うと、鶴亀メールも使ってよいことになっている。 しかも秀丸エディタにはボリュームライセンスがある。 したがって、鶴亀メールを使いたければ秀丸エディタのライセンスを買うのがオトクである。台数ではなく使うひとの人数で数える
たとえばMS-Officeなどは「インストールしたパソコンの台数」ぶんのライセンス料金を払うが、 秀丸エディタは「使う人の人数」ぶんのライセンスでよい。 したがって、例えば社員30人+アルバイト10人の計40人がソフトを使うが、 そのソフトをインストールして使うパソコンは50台以上ある、というような場合であっても、 買わなければいけないライセンス数は40本ぶんだけである。100人でも8万円
しかも、2,3年ごとに更新といったようなことはまったくない。 ちなみに筆者は7年も前に秀丸エディタ一本のライセンスを買ったがそれ以降は一円も払わずに 秀丸と鶴亀メールそれぞれの最新版を使い続けている。 詳しいボリュームライセンス体系についてはこちら↓を参照してほしい秀まるおのホームページ−ご購入方法−商品の価格一覧
くれぐれも誤解しないでいただきたいのだが、 鶴亀メールを使うからといってウイルス対策ソフトがいらないということではまったくない。 しかし悩みや不安や余計な作業を減らすことはできる。
パソコン上ではなくメールサーバー上で稼動するタイプのメール監視ソフトで、 特定の拡張子の添付ファイルを削除するという動作をやってくれるものもある。 しかし、自前でメールサーバーを持っているのならともかく共用のホスティングサービスなどを 使っている場合には、導入できないかあるいは費用がかかりすぎてしまうだろう。
ウイルス対策ソフトを使っていても定義ファイルの更新をしてない社員が多くて意味無し状態になっているとか、 ウイルス騒ぎのたびにネットワークの調整やらメールサーバの監視やら問い合わせ対応やらで一日仕事にならないだとか、 パソコンの管理にからむ社員教育が手間だとか、 とにかく企業の情報システム担当者の悩みは尽きない。 鶴亀メールの導入は、社員にメールソフトの乗り換えというやや面倒な作業をさせることにはなるが、 100人分でも8万円(すでに秀丸エディタを導入済みの場合はタダ)というコストで メール感染型ウイルスの悩みが半減、いや、もしかしたら3分の1になるくらいの可能性があるのなら、検討してみる価値はあるはずだ。
ウイルス対策に秀丸?と聞いただけでは全くの論理の飛躍に感じてしまうかもしれない。 しかし、「そもそもアウトルック使うのもやめたいんだよな」とか 「よからぬ添付ファイルが悪いんだよな」といったことを突きつめてゆくと、 こういう結論もアリなのではないだろうか。 単純で有効で低コストな解決策は、視点を変えれば必ず見つかる。

コメント
そもそも選択肢を持ち合わせていない人が多すぎるので、そういうことはもっともっと教えてあげるべきですね、と思いました。
Posted by Jan at 2004年3月15日
- EdMaxフリー版 を使用する。
- フォルダオプション でファイルの拡張子表示をさせる。
- 添付された pif,scr,lnk,vbs,com は開かないことを教育。
上記3点で PCパフォーマンス低下、コスト上昇 を避けながら
百名規模ですが安全に営業しています。
EdMaxフリー版 = http://www.edcom.jp/
Posted by y** at 2004年3月19日
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