フォントサイズを固定するな!− 後悔しないためのWebデザイン

フォントとかピクセルとか相対指定とか絶対指定とか書いてもよくわからない人もいると思うので、 とにかくわかりやすく書こう。

[表示]−[文字のサイズ]で文字の大きさを変えられないようなデザインは99%悪である。

どうしてもフォントサイズを固定しなければならない なんらかの技術的な理由でも無い限り、 文字のサイズはユーザーの好みよって変えることが必ず可能であるべきだ

[表示]−[文字のサイズ]によってフォントのサイズを変更できない例:

[表示]−[文字のサイズ]によってフォントのサイズが変更できる例:

「日本語でつくられたサイトで有名で企業としても元気なところ」といえば、 とりあえずYahoo、アマゾン、楽天市場の3者であることに誰も異論は無いと思う。 Web業界の超辛口コメンテーター三石玲子氏(故人)曰く、 「ネットでは模倣は創造の母」である。 ならばなぜこれら3者のサイトを見て「フォントサイズは固定すべきじゃない」ということを学び取ることができないのか?、不思議でならない。彼らはたまたま固定にしていないわけではない。 フォントサイズを固定にすべきでない理由があるから固定にしていないのだ。

ただしそこには、自分では何も考えず、有名な会社と有名なツールに頼れば なんとかなるとしか考えていない他力本願型Webサイト運営者と、 わかっちゃいるけどそうせざるをえないWebデザイナーさんの苦悩もある。 そのあたりに関してはWeb クリエーターのダブルスタンダード (Japan.internet.com 2003/11) にリンクすることで割愛させていただきたい。

ところで、最近「アクセシビリティ」なるわけのわからない単語が一人歩きを始めようとしている。 たしかに、視覚障害者=音声読み上げブラウザに頼らざるを得ない人、や、 四肢障害者=例えばマウスの操作がうまくできない人、 にも使えるようなWebサイトデザインを心がけることは必要だ。

だがそれ以上に必要で、きっと多くの人に喜ばれるであろうWebデザインは、 弱視や近眼の人や老眼鏡無しではいられない中高年であってもブラウザの[表示]−[文字のサイズ]で調節することによって楽に見ることができるデザインであるはずだ。

なお、前回のコピペになってしまうが、改めて断っておきたい。この記事を含め、今後ここで書く内容はすべてのWebサイトにあてはまるとは全く限らない。 特に、芸術性を重視するタイプのサイトでは横幅固定やフォントサイズ固定は必須だろうし、それを否定するつもりはまったくない。筆者が想定するサイトは無視できない数の初心者ユーザーがいるECサイトやニュースサイト、企業のサイトなどである。

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コメント

はじめまして、記事読ませて頂きました。

で、ふと思ったのですが、僕のサイトのようにブラウザの機能ではサイズは変更できないけど、スタイルシートの切り替えでサイズの変更が出来るというのはどうでしょうか?

ブラウザで文字サイズを変えることも出来ないユーザーは大勢いらっしゃると思います。その場合にはこれらのボタンによる制御もオッケーかな?なんて思っております。(もちろん実用にはもっとわかりやすいボタンが必要ですが)

>>GREEDさん
HTML側でフォントサイズを変更できなくしているのですか?理由はよくわからないですが後で大変になるかもしれませんよ〜。

うちのサイトの場合だと"HTML側では"フォントに関する指定は何もしていません。そういうのは全部CSSの領分です。
なぜなら、そうでないとページデザイン更新時に、数百ページにも及ぶあらゆるページのデザインを全て書き換える羽目になってしまうからです。やってらんないですよそんなの。
CSSなら、ファイルいっこ〜場合によっては数個書き換えるだけで全サイト一気にデザイン変更できちゃうでしょ?
長文の段組み変えたり、行間や余白の指定も全部同様に。

もっともこれは、うちが「文章を読んでもらいたいページ」だからでもあります。それゆえに字下げや固定幅の指定はしっかり行いますが文字サイズはクライアントまかせ、CSS非対応のブラウザで見ても体裁こそ変われど読みやすさは損なわないよう注意して作成しているつもりです。

フォント固定とは違うのですが、標準のフォントサイズを小さくするサイトが増えてますよね。
非常に扱いにくく、個人的にはCSSを無効にするという本末転倒な形で閲覧してます。
コレについても、記事を書いてもらえませんか。

もしかすると、標準のフォントサイズが小さいのを気に入らないのは私だけなのかも知れませんが。

制作者指定の文字サイズ固定は解除できますよ。
Sleipnirなどのブラウザなら、「表示」メニューから、「スタイルシートを無効」を選べば、固定も解除されるので、文字のサイズで自分に合った大きさを選べばいいわけで。
そのためのCSSでは?
なぜ、固定が「最悪」という議論が出るのか、全くわからないです。スタイルシート無効のやりかたを教えてあげればいいだけの話では?

電気屋さんに行って「インターネットください」
と言う人や、「ブラウザ」という単語すら
よくわからない人に向かって
スタイルシート無効の意味やその設定のやり方を
教えることを想像してみましょう。

>weblogconcent
固定されたサイトを訪れるたびにCSSを無効にしてたんじゃ埒が明きません。少なくとも私は訪れる気が失せます。

制作作者の自由でしょ?
変なサイト…

わたしも長年HTML書きの仕事をしていますが、アーチストさん(あえてデザイナーとは呼ばない)は「レイアウトが変わるのがいや」と言って、スタイルシートを使って文字を固定にさせることが多いですね(さらに最近は文字を小さくしたがります)。しかし閲覧する側は「小さいと読めない。大きくさせてほしい」という要望も強く、長らく板ばさみになっています。
わたしは、企業サイトはアートワークではなくプロダクトであるべきと考えているので、「font-size:medium;」といった指定や「font-size:90%;」といったパーセント指定で、見る側が大きくも小さくもできるサイトを企業のクライアントさんには強く主張しています。
逆に、ポスターやパンフレットのような、レイアウトこそが伝達内容だというコンテンツは、いっそのことJPEGやPDFで見せたほうが、HTMLやCSSをやりくりするよりも、より目的に近いでしょう。

>ハザマさん
個人のサイトなら自由にやれば良いと思いますが、企業サイトは幅広い層のユーザーにアクセスしてもらうことを使命としている以上、製作者の自由という考えは通用しません。
ユーザーは、見づらいページは以後見ないだけなのですから。

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