ツールバーもアドレスバーも消すな! − 後悔しないためのWebデザイン
Javascriptを使ってツールバーやアドレスバーを表示しないようにしているページは多い。 しかもよりによって地図のページでだ。
話を続ける前に用語説明。
以下は、どんな企業のサイトにもたいていあるであろう、「弊社への地図」のページの例だ。
中外製薬の事業所地図のページ「MAP」という画像をクリックすると、それぞれ地図が小さな別ウィンドウで表示される。
さて、ここでいくつか想像していただきたい。
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あなたは、それほどパソコンに詳しくない経験1年程度の派遣社員である。
上司に頼まれた。
「取引先が来社する。駅からここまでの地図のURLをメールしてあげておいてくれ。」
あなたはズバリなURLをメールで伝えることができるか? (ワンクリックでできてナンボの世界ということをお忘れなく) -
あなたは取引先の社員。上司に頼まれた。
「打ち合わせに行くけど、初めて行くから場所がわからない。地図をプリントアウトしてくれ」
あなたは地図をプリントアウトできるか?
ご理解いただけるだろうか?
- ツールバーやメニューバーを消すと、印刷する手段を失う
- アドレスバーを消すと、URLをコピーアンドペーストする手段を失う
画面上で右クリックすればメニューに「印刷」が出るからそれを使えばいいし、 「プロパティ」を見ればURLもわかるでしょう。はたしてそれで初心者に優しいページと言えるか。 少なくとも筆者はクライアントにそんなことを話す勇気はない。
アドレスバーを隠すことはもっと深刻なセキュリティ問題を引き起こす。 とりあえずそれについては、産業技術総合研究所の高木氏のレポート にリンクを張っておくことにしよう。 なお、このレポートを見た銀行各社のインターネットバンキング担当者はあわてて 自社サイトのアドレスバーをちゃんと表示するように仕様変更したといういわくつき。

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