内製か?外注か?

自社のWebサイトをどのように制作、管理すべきか、悩んでいる担当者も多いだろう。

コンテンツの更新やCGIプログラムの修正を 社内の担当者がコツコツとやるのがいわゆる内製。 社外のWeb制作会社やシステム屋に仕様を伝えて作ってもらうのが いわゆる外注

内製と外注、どっちでやってゆくべきか? 意地でも内製でやるべきだと筆者は思う。

  • そんなヒマない?→徹夜してでもやりなさい。
  • HTMLもperlもPHPもわかんない?→石にかじりついてでも勉強するべき。
  • 外注に丸投げしたほうが楽?→その費用対効果に満足してますか?
  • 「アウトソーシングの有効活用とともに他社とのアライアンス戦略でカバーする・・・」 →アウトソーシングの結果はノウハウの空洞化。 アライアンスの実情は単なる烏合の衆。 そもそもヨコ文字でごまかしてうまくいくほどWebの世界は甘くないので とっとと撤退したほうがいい。

外注に頼んでWebサイトをつくらせた。 あとでページの一部に3行程度の文章を書き足したいと思った。 外注に「1ページ○○円です」と言われた。 「3行足すだけなのに金取るのか?」と文句を言った。 しかし外注業者もビジネスなのでタダでやるわけにもいかない。 (プログラミングで動的に出力するタイプのWebページだと、 プログラマーを稼動させることになる。なおさらタダでやるわけにいかない。) 「細かいことは次のリニューアルのときまとめて直しましょう」 とナアナアの決着となった。結局Webサイトの更新は停滞したまま・・・。 こんな不毛な膠着状態は誰も幸せにしない

ちょっとした修正くらいは自分でやれるようになるべきだ。 どうしても絵心が必要な画像処理や どうしても複雑なCGIプログラムを外注業者に投げ、あとは内製すればいい。 少々素人くさいデザインになってしまったとしてもそれは本質ではないので 気にしなくていい。素人くさいデザインなのに驚くように売り上げてる例なんて 例えば楽天市場などでもめずらしくもない。

自分でやってこそWebのなんたるかを学ぶことができる。 自分のサイトでやりたいこと/やるべきことをハッキリとつかめるようになれば、 外注先と共通言語で話せるようになる。 外注を使う費用対効果も推し量れるようになる。 外注される側も成すべき事がハッキリしてかえって仕事をしやすくなるだろう。

もっと慣れてくれば自分で詳細な仕様が書けるようになり、 自分でプログラマーやデザイナーに指示が出せるようになる。 そうなればしめたもの。外注ではなく派遣のプログラマーを 自前で雇って自社内でWebサイト構築プロジェクトを進められるようになる。 外注に頼むよりさらに低コスト高品質で、 運用やコンテンツ更新でも融通が利くサイトができるだろう。

「自社の要求/要件を安く満たしてくれる最良のWebシステム屋/Webデザイン屋はないものか・・・」 と探し続ける人は少なくない。 しかし、それが青い鳥であることに気づいている人は、自ら学ぶ。 どちらが最終的な勝者となるかは言うまでも無い。

see also:
社長!気は確かですか?そんなやり方でIT導入を行えば絶対に失敗しますよ!(2004/11)
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コメント

内製というのは現実的には難しい話かと思います。
零細企業ならともかく、あるレベル以上の会社になると、社員が作業をするコストと外注コストでは、後者のほうがはるかに安いからです。

また、企業側の担当者がWEBサイト運営だけが業務範囲であれば時間をかけてでも制作技術を覚えるべきでしょうが、多くの担当者は他の業務も抱えています。プロの制作者たちでも技術やノウハウの進歩についていくのに必死になって勉強しているのに、企業担当者がそれと同じ時間、同じ知識レベルを維持していくことは困難で、結局、中途半端なモノになってしまうことが予想されます。

アウトソーシングに頼りすぎてノウハウが空洞化するという話は時々聞きますが、これはアウトソーシングが悪いのではなく企業側のディレクション方法に問題があります。制作会社に対してどのようなドキュメント提出を要求し、その情報をどう共有し活用するかをしっかり決めていればノウハウの空洞化にはつながりません。
また、ブラックボックスを作りたくないのであれば、セカンドオピニオンをとれば良いかと思います。

> もっと慣れてくれば自分で詳細な仕様が書けるようになり、
>自分でプログラマーやデザイナーに指示が出せるようになる。

これをする担当者も少なからずいますが、私の過去の経験では、仕様書にしては雑すぎて参考程度のモノでしかありませんでした。堅牢で拡張性のあるシステム設計を行うには高度な知識が必要です。見よう見真似で仕様書を作成をするより、きっちりと要件を整理し正確に情報を伝達することが重要かと思います。

サイトレベルが低いければ内製でも通用するかもしれませんが、中堅・大手企業が運営するサイトでは通用しないというのが私の実感です。

いずれにせよ、
・業務分析、業界分析を綿密に行うこと
・良いパートナー企業を見つけること
・各々が専門性を発揮できる環境をつくること
・品質管理体制を固めること
・重要事項を文書化すること
、、が企業にとって優先事項ではないでしょうか

お話ごもっともですがやはり青い鳥を感じます。
また、

>また、企業側の担当者がWEBサイト運営だけが
>業務範囲であれば時間をかけてでも制作技術を
>覚えるべきでしょうが、
>多くの担当者は他の業務も抱えています。

って段階で既に問題。企業や団体が、自分のWebサイトを
紙の会社案内パンフレットと同レベルに考えているだけなのならそういう体制もわからなくもないです。
しかしえてしてある程度大きな組織で
「わが社はWebを重要なサポートチャネル、販売チャネルと考えております」
とか言ってたりするところに限って専任の担当者を置いてなかったり、
外注に丸投げしてるだけだったりするのは矛盾してると
言わざるをえないでしょう。

全体の大きな枠は外部委託で作ってもらい、日々の更新は内製でできるようなしくみというのが現実的ではないでしょうか。

楽天が成功してるのは、大枠のショッピングモールの機能とか、情報の管理などを楽天側がしっかりしたものを提供し、見た目部分を各ショップで好きにいじれるからだと思うのですが、いかがでしょう。

ちなみに
>アウトソーシングの結果はノウハウの空洞化。アライアンスの実情は単なる烏合の衆。
は笑いました。全くそのとおりです…

楽天が成功している理由はほんとそのとおりで、
素人じゃつくりきれない部分と素人でも作りたい部分との
切り分けをうまくやりましたよね。

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