Javaジャバ言ってる間にも(4) − FriendSterはJavaからPHPに乗り換えていた
FriendSterは SNS(ソーシャルネットワーキングシステム)のさきがけ的存在として有名だ。 Googleから買収を持ちかけられたといううわさすらあった。 orkut、mixi、greeなどなど現在人気のSNSも全てこのfriendsterのアイデアを原点としている。
Friendsterの社員が自分のblogに書いた内容がきっかけでクビになってしまったという 記事がCNETにあったのだが、そこに興味深いことが書かれていた。
...同氏は それまでJava J2EEで書かれた同社のウェブサイトをPHPに書き換えるため、 今年1月に同社に採用されたという。新しいサイトは6月から運用が開始された。 同社ではサイトのリニューアルについて大々的に宣伝しなかったが、 外部の人たちのなかには、 ウェブサイトのファイル拡張子が変わっていることに気が付いていた人も多い。
個人ブログが「やぶ蛇」に--ネット企業が社員を解雇 (CNET Japan 2004/9)より
最近やたらめったらJavaジャバ言われていることに筆者がつねづね疑問を抱いていたのは ご存知のとおりだ。
Javaジャバ言ってる間にも (2003/12)ちなみにこれらの記事に関する興味深いコメントとして LightWeight Languages(Passing Wind の日記 2004/5) というのをついでに紹介しておこう。
Javaジャバ言ってる間にも(2) (2004/3)
いまおすすめの言語はPHP −Javaジャバ言ってる間にも(3)(2004/5)
さて、friendter.comというWebサイトひとつがPHPに乗り換えたという例を挙げたくらいで PHPの優位性を過大に言うつもりは無い。しかし、 Javaやら.NETだけでなくPHPやperlなどのLL(Lightweight Languages)も、 ことWebシステムにおいては非常に有望な選択肢であることが、 特に中規模以上の企業においてあまりにも見過ごされすぎている気がしてならない。
ちなみに8万人のユーザーがいるgree.jpもPHPで書かれている。 mixi.jpはperlだ。
と書いてるそばからこんなニュースが。
@niftyを退社して株式会社はてなに転職しました (伊藤氏のブログ NDO::Weblog 2004/9)伊藤氏は@niftyの「ココログ」 というブログサービスを立ち上げたチームの一人。Blog Hacksの著者でもある。 @niftyはMovableTypeの開発元であるSixApartと提携し技術導入してココログを 立ち上げたという経緯がある。ちなみにMovableTypeはperlで書かれている。
ちなみに、株式会社はてなは、人力検索はてな、はてなダイアリー、 はてなアンテナの3つのサービス合わせて 12万登録ユーザーで月間1.5億ページビューもある(2004/7現在)が、 そのシステムは全てperlでできている。(詳しくはここ) 一方で、Javaで書かれたWebシステムが月間100万ページビューも無いのに性能が出ないとかいって四苦八苦している例は世の中珍しくない。(笑)
プログラミング言語はあくまで言語であり、言語の選択や言語そのものの進化にかかわらず、 一番重要でシステムの良し悪しを決めるのはちゃんと設計できているかに尽きる、という話はもっともだ。 しかし、現実起きているLL(Lightweight Languages)の潮流に 気づかないふりを続けることもまた非常に危険に思えてならない。 流行に流されるのはよそうよというセリフもJavaジャバ言ってる人にそのままお返ししたい。

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