ムラウチドットコム:勝手なサイト評価ですが

インターネットウォッチという雑誌に「勝手に診断!企業サイトのSEO」というコーナーがあるのだが、 それをマネて、勝手にサイト評価してみようと思う。 特に他意はないです。主観的な評価なのでくれぐれもうのみにしないでいただきたい。

ムラウチドットコムというECサイトがある。 東京の八王子近辺で数店舗を構える中堅の家電量販店。 かなり早い時期から本格的な完全自社製物販サイトを構えており、Web/EC業界では実は古くから結構有名。

今回は残念ながら家電を買う用はなかったので、 ひとまずぱっと見た目のページデザインなどについてのみ書いてみることにする。

2005.7追記: ムラウチドットコムのサイトはリニューアルされたため、 この記事のリンクを押しても新しいデザインのサイトに行ってしまうため 記事の内容とかみあわない可能性があります。どうしても古いデザインのころのページを見たい場合には archive.orgにある過去のページを参照してください。

フレーム問題

ご覧のとおり、左フレームに共通のメニュー、 右フレームにコンテンツ、という典型的なフレーム構造デザインを取っている。 既に過去記事で何度も指摘していることだがフレームはおすすめできない。 とりあえずムラウチドットコムのフレームデザインに関しては下記のとおり。

真ん中の縦スクロールバーが邪魔

とにかくどうにも邪魔に感じてしまうのは筆者だけだろうか。 かといってスクロールバーを非表示でデザインしてしまうと、 下手をするとフレーム内が切れて見えてしまってどうしようもなくなってしまうという罠があるため、 スクロールバーは表示させざるを得ない。

スペースの無駄

トップページの左上の部分にご注目いただきたい。 左フレームの上と右フレームの左上との両方に重複してロゴマークっぽいものがあしらわれていて、 それが「トップページへ戻る」とか「HOME」とか「トップページへ」とリンクになっている。 なんらかの理由で左右のフレームが個別にブラウザに表示されてしまった場合にユーザーが迷子になってしまわないように、という配慮からこうなったのだろう。 何のことだかわからない方はみずほインベスターズ証券でのケースをご覧いただきたい。 とにかく結果的に、ブラウザの上部(しかも左上)という非常に貴重なアイキャッチスペースを無駄に使わざるを得ない事態に陥っている。 フレームを使っていなければ左上にロゴマーク一個置くだけですむことであり、ここまでやる必要はなかったはずだ。

その他細かいこと

これは細かいことだが、ムラウチドットコム上をウロウロしていると、せっかくフレームを切ってあるのにリンクをクリックするとフレームセットごと全てリロードとなる。 クリック毎に3つのリクエストが同時に飛ぶことになるのでWebサーバに負担かかるのではというのは大げさだろうか。 Strutsフレームワークなど比較的新しい技術を使っているわりにはincludeという単純な手法を使わない理由がますますよくわからない。

ナビゲーションデザイン−増えすぎたタブ

ECサイトにおいて商品カテゴリわけを表現する手法として「タブ」を使ったのはアマゾンが最初と言われている。しかしどんな手法にも限界がある。 アメリカ本国のアマゾンをご覧いただきたい。タブがほぼなくなってしまっていることに気がつくだろう。 商品カテゴリ毎にタブをつくり続けたものの、1段タブで収まらず、 2段にしても一杯になりそうになったあたりで、アマゾンはタブをやめてしまったのだ。 日本のアマゾンも 既にタブが横幅一杯になりつつあり、次にカテゴリが増えたら2段にするしかないだろう。 いずれにせよタブ自体をやめるのは時間の問題である。 で、ムラウチドットコムのタブ群は・・・。言うまでもなく限界を超えつつある。

SEO

ヤフーでためしてみよう。 googleではないのは、一般ピープルはgoogleではなくyahooを使うからだ。 またあえて楽天市場も比較対照とはしない。
例1:デジタルカメラ
デジタルカメラ site:amazon.co.jpで検索 11909件
デジタルカメラ site:yodobashi.comで検索 12534件
デジタルカメラ site:murauchi.comで検索 14件

例2:DVDレコーダー
DVDレコーダー site:amazon.co.jpで検索 781件
DVDレコーダー site:yodobashi.comで検索 1658件
DVDレコーダー site:murauchi.comで検索 4件

これは現実である。 もちろんbiccamera.comやdeodeo.co.jpも似たようなものだから大丈夫だなんて下を見ている場合でも無い。動的ページとSEOの関係についてはこのあたりの過去記事をご覧いただきたい。

メールマガジン

精読率が下がる一方なので最近はあまりおすすめできないメールマガジンではあるが 完全にやめてしまうには未だ惜しいマーケティングツールだ。 ムラウチドットコムでもサイト開設当初からメールマガジンを発行している。 メールの中身も大事だが、題名とFromも既に戦場である。 これについてはムラウチドットコムは早い時期に気づき、改善していたようだ。

2001年12月ごろのムラウチドットコムのメールマガジンの題名:
murauchi.co.jp Online News 12/25 ご好評につき再入荷!電子辞書SR9200ACアダプタ付
2002年4月ごろから:
CANON製プリンタBJ F890が23,800円 4/2 murauchi.co.jp Online News

以上、まだいろいろあるのだが細かくなるとどんなWebサイトであれキリが無くなるのでこのへんで。 重ねてお断りさせていただくが、ほんとに他意はない。 このブログにムラウチドットコムの方からコメントをいただいたのがきっかけで、 そういえば昔ちょっと注目していたあのムラウチは最近どうなってるんだろう、 と思い出した&思いついた、というだけなのがほんとのところである。 あくまで主観的な内容が多々あることを前提にしていただければ幸いである。

see also:
ECサイトの劇的ビフォーアフター − ムラウチドットコムはどう変わったか − 後悔しないためのWebデザイン

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» ムラウチドットコムはStruts from Surabaya Laboratory
いつからかは知らないですが、ムラウチドットコムはStrutsですね。 WebSphereでしょうか。お金があるなぁ。 それはともかく、ここのサイト評価でも書かれているとおりフレームを使用していますが、以前フレーム前提のイントラネット開発でStrutsは都合が悪かった記憶があっ 続きを読む

コメント

>アメリカ本国のアマゾンをご覧いただきたい。
>タブがほぼなくなってしまっていることに気がつくだろう。

すみません、この部分、理解できないのですが。

>すみません、この部分、理解できないのですが。

見たまんまだと思いますが。
昔は多々あったタブが、今は2つしかないですよ。

>昔は多々あったタブが、今は2つしかないですよ。
自分が今見てるamazon.comには
welcome, your store, books, apparel & accessories, electronics, toys & games, dvd, computer & video games
と8つのタブがあるのですが・・・。それともタブ下のサブカテゴリメニューも合わせて2段という意味で“2つ”と書いたのでしょうか?
#ひょっとしたらamazon.comのアカウントを持ってるとメニューが最適化されてるとか?私は持っていませんが。

おまけに左上の検索枠、正常に動作しないんですよね。
あそこで検索すると右フレームに検索結果が出ますが、
そこでキーワードを変えると正常に動かなかないんです。
(何か買うついでに指摘する予定です)

余談ですが、ムラウチでは会員登録をすると非会員価格から結構割引されるのですが、
初めて来た人は会員割引に気付かずに割高だと思って他店に流れてしまわないのかなあと気になります。

あそこはパソコンショップとホームセンターを兼ね備えているという稀有な存在なので、
結構良く使う店なのですが・・・

こんにちわ!
お陰様でこのエントリーでのご指摘(ご指導)に対してのお答えが 2/2に出せそうな状況になりました。全部ではないのですが、どうぞお楽しみに。

ご指導ありがとうございました。

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