アマゾンの日本での売上高は約800億円、うち書籍は624億円、らしい。

この業界でのアマゾンはあまりにも有名なのに、その数字には謎が多い。 特に「アマゾンはいったいどれだけ売り上げているのか?」という、 一見調べればすぐわかりそうな情報が、実はどこにも無い。

2000年前後のネットバブルに翻弄されて以来、 アマゾンは徹底した秘密主義を取っている。 でないとすぐ株価が過剰反応してしまってやりづらかったからだ(今でもそうかも)。 NASDAQに上場している本国はともかく、 アマゾンの日本法人は上場もしていないので決算を公表する義務も無い。

しかし、さまざまな周辺情報から推測することぐらいは可能だ。

「アマゾンはまだ創業初日」--日本市場は売上の10%を占める存在に (CNET Japan 2005/10)という最近の記事から次の事実が浮かび上がる。

  • 全世界でのアマゾンの売上高は69億2100万ドルである(2004年12月期)
  • このうち、日本での売り上げは2004年には全世界の売上高の10%を占めるに至った。
  • 書籍以外の売上(つまり電化製品等)は米国外では22%を占めている。
ここで、為替レートを1ドル=116円だとすると、次のような計算になる。
  • 全世界でのアマゾンの売上高は約8000億円(2004年12月期)
  • うち、日本での売り上げはその10%≒800億円
  • 書籍以外が22%ということは、日本での書籍の売上高は624億円、 書籍以外の売上高は176億円
ということになる。

書籍だけの売上高で見ると紀伊国屋書店のおおよそ半分くらいらしいが、 なにしろその成長率がすさまじいし、書籍より利益率がずっと高い家電等にも進出している。 今後数年で日本の小売業のなかでも実は相当な存在感となるだろうことは想像に難くない。

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