C2HとC2C

Web2.0とかいう単語が流行っているらしい。でもたぶん業界の一部の人間の間だけだ。 個人的には、 秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog: Web2.0 が直面する 10 の課題(2005/11) という記事にある以下の一文に同意である。

2. わかりやすい定義の欠落

これが Web2.0 だ、という簡潔な定義が無い

かといってWeb2.0をいまここで簡潔に定義してやろうということではない。またWeb2.0なんて嫌いだということでもない。 その一部でもいいから、もう少しわかりやすく説明するべきじゃないかということで話を進めよう。

今からもう5年以上前に、今のWeb2.0で提唱されている内容の一部と似たような話が既に出ている。

・・・さらに、Kaldor氏は「4、5年後にはもっと興味深いことが起こる」という。 「コンピュータと人間」という要素によるカテゴライズだ。

 すでに現在、希望する商品がどこで一番安く買えるかということをコンピュータに探させ、 それを購入することができるようになってきている。その結果、同氏は、 「将来は、(販売者の)コンピュータが、(購入者の)コンピュータに対して、 どのような商品情報を提示してくれるか」ということが重要になるという。 こうなると、企業の中間材の取引は、当然のように“Computer To Computer:C2C”で行なわれるようになる。 一方、最終製品については、C2Cの場合もあれば、消費者が自分の手で探して購入する “Computer To Human:C2H”の場合もあるわけだ。
Eコマースの将来は“C2H”と“C2C”に?(Internet Watch 2000/1)より

そう言われてみるとC2C、C2Hという分類は今のWebの状況説明にしっくりくる気がする。

報道情報 C2H用情報 C2C用情報 参考記事
天気予報 C2H用情報 C2C用情報 参考記事
祝祭日情報 C2H用情報 C2C用情報 参考記事
商品情報 C2H用情報 C2C用情報 参考記事
ほかにも、現在のWebサイト運営において常識的な戦略となりつつあるSEO(検索エンジン対策)も、 上で言う「C2C」の一例と言えるかもしれない。 本来はHuman向けの形式であるHTMLを強引にComputerが読み込んで解析しているのだから。

インターネットの登場からいまに至るまでのWebの世界には、C2Hな情報しかなかったのだ。 XML形式に代表されるC2Cな情報は、その規格(書き方)自体はやはり90年代から徐々に策定されつつも、 世間の注目を集めるにはブログとそのRSS形式情報の普及というわかりやすい活用事例の登場を待たなければならなかった。

さてここからは、今現在展開されているあるいは今後展開されうるC2C情報の、 より具体的な話にはいろうと思ったのだが長くなりそうなので次回

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