j-wave.co.jp 勝手にサイト評価

J-WAVEがISP事業に参入、放送局による自社ブランド展開は国内初(2006/7)」というニュースを見て、「誰か止めてあげる奴はいなかったのか」と思ったWeb業界関係者は筆者だけではないはずだ。と思っていたらGMOインターネットの社長も「今頃何故?」というコメントを残している(笑)。 おそらくISP事業のアウトソーシングサービス(YourNetとか)を使うつもりなのだろうが、いずれにせよラジオ局がいまさらプロバイダを始めるとは失笑。これからはPodcastingですよ!それには自社でISP事業するのが早道なんですよ!とかいう感じのまやかしセールストークにだまされでもしたのだろうか?

さて、ネット関係においてこうした意味不明な動きをするところは、そのWebサイトも意味不明あるいは大混乱の状態であることが多いんだよなと思いつつwww.j-wave.co.jpを見てみるとやっぱり大混乱している。ツッコミどころが満載なので久しぶりに勝手にサイト評価シリーズの対象とすることにした。(※シリーズといっても過去1サイトしかやったことないけど。)

とりあえずトップページを見てみよう。 かなり細かいところまで含めてツッコミどころ満載である。

無駄なFLASH

見てのとおりほとんどがFLASH。しかし普通にテキストと画像で書いてCSSレイアウトすればいいような内容ばかりで、FLASHにしなければならない必然性がどこにも見当たらない。検索エンジン耐性ゼロ。

ロゴマークがあるべき位置に無駄なもの

トップの左上。そこは本来ロゴマークかあるいは最も伝えたいキャッチコピー、見出しなどがあるべき位置。そんな大事なところに大きく日付を表示して何が便利なのだろう?

伝えるべきはコンテンツなのに

中央部の絵の上をマウスでなぞるといろいろとポップアップされる。以下はそのうちのひとつ。
200608jwave01.png
「試写会、映画レビュー」なのであれば、今募集している試写会の映画のタイトルや画像やそのコピーを表示すべきである。「X-MEN:ファイナル ディシジョン」試写会に300名様ご招待、とか。全部が無理なら最新のものひとつか二つだけでもいいだろう。なのに「CINEMA」とかいう文字と絵だけ大きくしてどうする。他にも「ブログ」や「東京音楽最新チャート」などにも同様のことが言える。

RSS

画面の右上のRSSという文字があり、http://www.j-wave.co.jp/rss/index.rdfという、メインのRSSへのリンクになっているのだが、肝心のトップページの内部に <link rel="alternate" type="application/rss+xml"..>というlinkタグが無い。RSSのことを、エンドユーザーがRSSリーダーで読むためのものだとしか考えていないWeb屋にやらせるとこういうことになる。RSSを一番うまく使っているのは実は検索エンジンである。更新されたコンテンツを把握してクローラーを走らせる指標とするにはRSS情報はうってつけだから。 検索エンジンが読めないFLASH内部にRSSのリンクを張っても無意味である。linkタグによる指示も無ければ絶望的だ。

総じて、トップページだけを見て無駄にいじくりまわした結果できた失敗作と言えよう。「トップページだけでもなんとかしたい」という要望を挙げるサイト運営者は多く、トップだけいじっても意味ないしいいものはできないとわかっているWeb屋も発注がほしいがためにそうは言わずに要望どおりトップだけ見栄えよく作り直し、単価をつりあげるためにFLASHなどの特殊技術を使う結果、こうなることが多い。

さて、問題はトップページだけでなく、下位層のコンテンツとの連携がまったくできていないことも大きく影をさしていて、その裏側のWebサイト自体の管理編集体制に問題があったりとか、ユーザー(リスナー)じゃなくてスポンサーのほうしか向いてないじゃないかとか、いろいろなことが透けてきたりするのだが眠くなってきたので本日はとりあえずこのへんで。

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