JPNICに会費を払えばページランクがちょっとあがる、かもしれない
JPNIC=社団法人日本ネットワークインフォメーションセンターとは、日本国内のIPアドレスの割り当てやらなにやらをやっている、要するに日本のインターネット関係の裏方作業とりまとめ団体である。大学や通信関連企業の識者が集まっていろいろと議論したりルールや決め事をしてくれている。
JPNICの活動は会員とその会費によって支えられており、会員に名を連ねているのは当然ながら通信/コンピュータ関連企業が多い。しかし別にコンピュータ会社じゃなきゃダメってことはないはずで、ネット上でなんらかのWebサイト等のサービスを展開している企業なら誰でも会員になれるはずだ。誰かの推薦が必要ということでもないし。
さて、その会員のリストが以下のURL。
- http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/type.html (会員種別順会員リスト)
- http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/id.html (会員No.順会員リスト)
- http://www.nic.ad.jp/ja/member/list/alph.html (五十音順会員リスト)
そう。JPNICに年会費50万円を払ってDランクの会員になれば、大手を振って、ページランク5を持つ3つのURLから自サイトへのリンクを得ることができる。 しかも相手は公的機関だ。サイトが消滅といった心配も無い。
ちなみに、もっともハイグレードなS会員様の企業様にはJPNICのトップページ(ページランク7!ちなみにYahooは8)にロゴ掲載&リンクという追加特典がご用意されている。 ただしその年会費は1000万円。 しかし、Sランク1000万円は無理でもDランク50万なら?とちょっと考える中小企業のWebサイト担当者はいるはずだ。 そう、あなたです。あなた。(笑)
でも、残念でした。世の中にうまい話というものはない。 海外でまったく同じことを考え、つかの間の夢と散ったケースがすでにある。
W3C = World Wide Web Consortiumは、いわば世界のインターネットの総元締めみたいな機関である。JPNICの親分といったところか。 そのトップページのページランクはなんと10。会員リストのページでも9!という恐るべきサイトである。
で、当然ながら先述のようなたくらみを抱いてまんまと会員リストに載った企業がいる。 カジノ(賭博)関係サイトとか。よーーく見ると、日本の.jpドメインの企業もひとついる。 「SEOノウハウは国内屈指」が自慢の会社さんだそうだ。
しかし、たくらみはあっさりと打ち砕かれた。 会員リストのページのソースをよく見ると、
meta name="ROBOTS" content="INDEX, NOFOLLOW"が追加されている。これはつまり、「検索エンジンよ。このページが検索にひっかかるようにインデックスに入れてくれてかまわないが、リンク先をフォローする必要は無いよ」というおまじないである。 詳しくは「nofollow」で検索。
JPNICがw3cと同様にページランク取得の標的にされたら、やはり同様の結果になるだろう。 会費収入に目がくらんでJPNICがあえて目をつむるとかしない限りは。
まあ、SEO/SEMはつまらない裏技ばかり考えてないでまじめにやりましょうということで。
see also:
CNET Japan Blog - 渡辺隆広のサーチエンジン情報館:「PageRank購入」の標的となったW3Cとその結末

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