Webサイトに見る大企業病の一例

JR東日本の旅行予約サイト「えきねっと」から、こんなメールが届いた。

Subject: えきねっと「旅やチケットのご予約」一部サービス終了のお知らせ【えきねっと】

(途中省略)
■終了するサービス
 ・国際航空券サービス
 ・国内ツアー商品のうち、JALツアーズ商品
 ・海外ツアー商品のうち、ジャルパック商品

(web上でのおしらせはここ)
そんなものまで売ってたのか。 JR東日本のWebサイトでJALツアーの商品が売れる理由、というより「売れるかもしれないと考えるにいたった理由」がわからない。

JR東日本の「びゅうプラザ」の窓口で売る、という話ならまだわかるが、 パソコンを見ているユーザーがもしもJALツアーに興味が向けば、 えきねっとのサイトを離れてJALツアーのWebサイトを見るだけの話のはずなのだが。

勢いで提携先や商品を拡大し、結局売れなくて、そのシステム投資費用がすべて無駄になる、の典型。

えきねっとと言えばこんな話もある。

JRのネット予約でトラブル続出 他社で切符受け取れず (asahi.com 2006.7)
「窓口で切符が受け取れないと言われた。どうすればいいのか」。さいたま市のJR東日本「えきねっとサポートセンター」には、こんな電話がしばしばかかる。東海道・山陽新幹線の利用者からが多い。
 東京都世田谷区の団体職員の女性(28)は、出張帰りに予約した「名古屋→東京」の新幹線の切符が名古屋駅で受け取れず、買い直した。女性は「席は取れていたはずなのに、なぜ」。 (理由は、えきねっとはJR東日本であり、名古屋駅はその管轄外だから)
まずこういう致命傷をどうにかしろと。

「もし自分なら買うか?ということも考えずに何でも勢いで売ってみろという上司の鶴の一声にしたがってしまう病」と、 「顧客に最もダメージを与える致命傷は社内では触れてはいけない病」、 いずれも大企業のWebサイトによく見られる症状である。

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コメント

JR東日本という地域会社の性質上、びゅうだけではJR東エリア外がウイークポイントになるのは想像がつきますよね。それをJALやJTBで補っていると思います。今回はJALのみの撤退で、JTBは無関係です。

今回は、JALがJR東日本の株を売却したというニュースも出ています。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20061026/112491/
JAL側の都合でサービス終了となった可能性が高そうに思います。

一方、JAL国内航空券は今回の終了対象にはなっていません。こちらはえきねっとポイントの対象にもなるので、利用も比較的多いのではと思われます。

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