「水からの伝言」への注意を喚起する

「水にやさしい言葉を語りかけると氷になったときにきれいな結晶になり、罵詈雑言を浴びせると汚い結晶になる」とかいうエセ科学がはやっているらしい。始末が悪いことに小中学校で。

実際のところ、理科の授業ではなく道徳の授業で教師がよかれと思って教材に使ってしまっているケースが多いようだ。子供にどういう悪影響を与えるかも考えなしに。

自分は,中学校教師をしているが,最近言葉の暴力で心が傷つくことが多い。「殺すぞ。」「死ね。」「むかつく。」など,平気で口にするこのなんと多いことか。この本を読んで,いい言葉で育てることの重要さを確信した。今,総合の時間にこのような実験を生徒と共にしていこうと計画を立てている。1つのいい実験になると思う。とても楽しみである。
Amazon.co.jp: へいわさんさんのプロフィール: レビューより。
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問題の根の深さがわかっていただけるだろうか? この先生は、「悩んでいる自分が信じたいもの」を目の前にぶらさげられて、 ものの見事に「バクっ」と食いつかされてしまっている。それだけでなく、 「中学校の教師が総合の時間で生徒と。。。」ってあたりでも脱力である。 悪気はなく、よかれと思ってやっているあたりが本当に始末が悪い。 ポエムと科学を総合することが「総合」の科目なのか?わけわからん。 ゆとり教育の弊害はこんな風にさえ表面化する。

アマゾンで「水からの伝言」を検索すると本やらビデオやらが出てくるのだが、 その出版元の「IHM総合研究所 株式会社 アイ・エイチ・エム」のサイトにある、ショッピングコーナー「波動ライフ/Hado life web shopping」で売られているもの↓

学校の先生方は、口当たりのいい口上にだまされて、こういう人たちの片棒を担いでいるのだということを認識して猛省していただきたく。

話は変わるが、この秋、筆者が信州の某温泉の露天風呂につかっていたときのひとコマ。

夜だったのだが、天気がよく、月がくっきりと綺麗だった。 ところがすぐに小さな雲がちょうど月にかかってしまい、いわゆる「おぼろ月」の状態になった。 そのとき、パパと一緒に露天風呂にいた4,5歳くらいの女の子が空を見上げて一言。

「あっ、お月様、溶けちゃったー」

すばらしい!谷川俊太郎やサトウハチローの詩も、芭蕉や山頭火の句も、わらべのこの一言にはかなうまい。

ここで、「溶けるという事象は化学において使われるべき言葉であり、また月の移動という天文学および雲の発生という気象学さらに光の透過性に関する物理学について云々、、、、」などと言う奴はいないとは思うがもし万が一いるとすればそいつは教師向きではないし父親向きでもない。

科学、文学、道徳はそれぞれ別次元で語られるべきものであり、状況を考えずにごっちゃにするとロクなことにならない。特に教師が子供に向かってそれをやるなどもってのほかである。

なお、上の内容において、しかるべきリンクには「rel="nofollow"」属性をいれておいた。他のブロガーの皆様もならっていただければ幸いである。

see also:
ゲーム脳とか森昭雄とかは自分で調べて自分で判断しましょう (2006.3)

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