RFCの訳は「ご意見お待ちしております」では実はない。

RFCは「規定」である。「たたき台」ではない。 ところが、「Request For Comment = ご意見お待ちしております」という中学生でもできる直訳が一人歩きすることがよくある。

このような日本語訳は、少なくとも、本書いたり業界紙上で海外のプログラマーとの英語での対談を記事に書いたりするほどのポジションにいる人が、その歴史的経緯も添えずにただただ直訳して公開してしまうべき技術用語ではない。

と、ここで早速あやまっておきたい。ごめんなさい少し言い過ぎました。大筋にはまったく同意なのですよ。 (それにRFC原理主義よばわりされるのも本意じゃないしね。)

RFCってなに? (JPNICのサイトより)

RFCは"Request for Comments"の略で敢えて訳を付けるのならば『求むコメント』とでもなる用語である。 RFCに初めて触れた方の多くの方はまず『どうしてRFCが"RFC"と呼ばれているのか?』と、現在のRFCの位置づけと名前が持つ意味のギャップに悩むに違いない。 この悩みがRFCを理解する上で最初の関門であることは確かで、かつ、解消するまでに長い時間がかかる(かもしれない)ものなのだ。なぜなら、本当に正確な理解をするためにはRFCの歴史にまで踏み込まなければならない、からだ。

ということで、その言葉の本当の位置づけとはほど遠い翻訳がおもいっきり一人歩きしてしまいやすいのがこのテの技術用語のやっかいなところである。 自浄作用がまったく機能しないばかりか「国際的な話だから対応できない」というボケをかましてくる企業が相手の場合はなおさらのこと、このようなほとんど誤訳に近い単語を突破口(と勘違いして)に詭弁を講じてくる可能性は高いのだ。

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