やっぱりね→フィルタリングソフトなんてろくでもないことは世界的には常識

総務省が突如として携帯各社に未成年者向け有害サイトフィルタリングの導入を要請して、その有効性も逆効果性も何も議論されないままGOサインになってしまった件。

このテの話はたいていは「どっかで誰かが既に散々考えた話」だと思っていたが、やっぱりね。

崎山伸夫のBlog - フィルタリングソフトなんてろくでもないことは世界的には常識

フィルタリングソフト・サービスが、false positiveにもfalse negativeにも信用ならんね、という話は、英米の話としてはかなりしつこく調査されてすでに終わった話題でもあったりするのですが、どうも日本ではその前提が共有されていないなと。まぁ、日本で家庭向けにメジャーな業者がアメリカなどとは異なるという状況があるので、決め付けるのはよくないということで慎重に語りすぎてきたのかもしれないですね。

「false positive」とは偽陽性、例えば有害とはいえないサイトなのに有害認定されてしまうこと。 「false negative」とは偽陰性、例えば明らかに有害な情報を掲載しているサイトなのに「普通のサイト」と認定されてしまうこと。どっちも発生してしまうというのはそれはフィルタリングの意味を成していないということを示す。

しかしもう、アホなお役人と電波行政という弱みを握られている携帯各社の「どうせフィルタリングにかかる金はユーザーにかぶせればいいんだし」というヘタレな思惑によって、サイは投げられてしまった。

see also:

追記:

「じゃあ親はどうしろというんだ?」的なおたよりをいただいた。 筆者なんぞにわざわざメール書いてるヒマがあったら子供とキャッチボールでもしなよパパ。

  1. 実効性の無い技術
  2. 運用できない制度

こうしたものを性急過ぎるやりかたで導入すれば悪影響のほうがものすごく大きすぎて無意味かつ金の無駄遣いだということは、 姉歯事件/耐震偽装問題のときの、

  1. 構造計算結果を改ざん可能なソフトウェア
  2. 「見ちゃいない」建築確認検査機関への届出制度(まともに「見る」ようにしたら住宅着工件数急減で景気懸念材料化、これ事実→ 耐震審査の義務付け、木造2階は見送り・国交省方針

そういうのでもう実証済みなのである。しかしそれでも、ニュースを流し読みしているだけでそれを現在にあてはめ未来を推し量ることができない単細胞かつ思考停止なオトナたちによって、歴史は繰り返される。

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