都議会議員の田代ひろしと古賀俊昭と土屋たかゆきは、○○まみれの手で顔をヌルってされる現場で半年ほどバイトしてみるべきだろう
今日もWebの話じゃないので興味ない方はスルーで。
先におわび:
某所から「このエントリについて紹介したいがタイトル自体が刺激的なので直接紹介もしづらい。せめて伏せ字にでもできないか?」という提案を受けたのでタイトルと文章の一部を伏せ字にさせていただきました。
まず、話の概要がよくまとまっている10分間のテレビ報道がyoutubeにあるので紹介しよう。 放送されたのは2009年3月12日である。
YouTube - [HD] 養護学校の性教育に「介入」 都と都議に賠償命令
10分も画像見るのもめんどい、という人もいるだろうから斜め読みできる程度に簡単にまとめると以下のとおり。
- 知的障害者のための養護学校(特別支援学級)で、小学生の男女数人がセックスしていたことが判明。
- 女の子の日記には「今日はXX君と遊んだ」とあった。 ススんでるとかいう話じゃもちろんなく、性衝動を抑制するだけの理性はもちろん危険性の理解も、とにかく「うかつにやっちゃいけないこと」という意識がまるで無いから。そういう知能レベルだから。
- 先生達は頭を抱えた。性教育をしなければと思った。でも健常者向けの性教育ではダメだと思った。なぜなら普通の小学生に視聴覚室で見せるような性教育を見て理解できるような知能レベルではないから。それが知的障害だから。
- 「女の子のマンコに男の子のチンコを入れるとそこから赤ちゃんが出てきてオギャアでかわいいんだよ」と、ど真ん中ストレートに教えることにした。婉曲的な言い方が理解できるような相手ではないから。(実際にはマンコはワギナ、チンコはペニス、という風に放送禁止用語が避けられているようだ)
- しかしそういう直球な言葉ですら現実的な理解に繋げられないから、しょうがないから自分達で絵やダッチワイフみたいな教材を作った。しかしそれでも人形で「ここが頭だよ」って言っても自分のこととは結びつけられないのが知的障害。しょうがないからオリジナルの歌を歌いながら「ここが頭」「腕だよ」「おっぱいだよ」と触りながら教えることにした。とても大切なところだと教えなければならないから。自分の体の大切なところを守り、他人に見せたりするものではないと教えなければならないから。それは自分以外の人にとっても大切なところだからうかつ触れたりしてはいけないと教えなければならないから。ハッキリくっきり具体的に正確にそう教えなければ理解してくれない子供達だから。
- 2003年、都議会議員の3人が登場。「極めて不適切な性教育だ!」「(先生の)感覚が麻痺しているんじゃないか?」 (いやですから健常者向けならば過激と言えるかもしれませんがここは知的障害者向けの特別支援学級だと何度言ったらry)
- 数々の手作り教材のほとんどが没収。教育委員会が登場して指導!指導!指導の嵐。校長は別件の難癖つけられて降格。先生は散り散りに異動させられる。
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ちなみに2007年のテレビ報道がコレ。(先述の動画とはまるで誘導ニュアンスが違うところがマスコミ報道のいい加減さということ。知的障害者向けの教室の風景であるという説明が一切無いので普通の小学校の授業と勘違いするコメント多数。普通の社会人なら何か違うとすぐ気づくと思うんだがなあ)
YouTube - 小学校の異常な性教育授業風景(注:タイトルづけが既に間違っている。通常の小学校での映像ではありません)
- 子供の保護者と先生が合同で提訴。で、勝訴。(今ココ)
youtubeの動画は著作権関係ですぐ消されてしまうかもしれないので、文章でのまとめ記事にもリンクしておく。永続的に見れそうなのはJANJANだけのような気がするのでとりあえず。
- 暮らし・「七生養護学校『ここから』裁判」傍聴報告 (画像こちら) (2007/12)
- 暮らし・産経記者「記憶なし」連発 養護学校の性教育裁判 (画像こちら) (2008/2)
- 東京・七生養護学校「金崎裁判」の控訴審始まる-JanJanニュース (画像こちら) (2008/6)
以上が事件の概略であるが、さて、朝日と産経の社説がまるで正反対であることに注目。
性教育判決―創意つぶす「不当な支配」 (asahi.com 2009/3/14)
教育は、不当な支配に服してはならない。
(以下、予想通りこの件とは無関係なはずの日の丸君が代がどうとか卒業式シーズンらしくアサヒった感じの文につながるので省略。画像置いとくのでそっち参照。)
【主張】性教育 過激な内容正すのは当然 MSN産経ニュース2009/3/14
東京都日野市の都立七生養護学校の性教育をめぐり都議が視察で批判したことに対し、東京地裁は、「学校の性教育に介入し、教育の自主性を阻害した」などと都や都議3人に計210万円の賠償を命じた。
問題の性教育は性器のついた人形を使うなど不適切な内容であり、都議らの是正に向けた取り組みは当然の行為だ。これを不当とした判決は極めて疑問である。
以下省略するのでリンク先か画像を参照。まあこの裁判では産経の記者も被告だから身内かわいいよねそりゃ。笑)
さらに、産経の社説の最大のポイントは、この件での最重要キーワード「知的障害」の四文字が文章上に一切無く、唯一冒頭の「養護学校」の四文字だけしか読者から見ておかしいと思える手がかりが無いということだ。 もしもあなたが事情を知らずにこの社説だけを読んだらどう感じるだろう?「どうせジェンダーフリーを叫ぶ一部の教師が小中学校の授業でちょっと暴走したんだろ」くらいにしか受け取らないのではないだろうか?
このように、バイアスかかりまくりの記事が意外と多い新聞というものは、驚くほど簡単に読み手の受け取り方をすり替え、考えを偏らせる。 新聞は全国三紙と日経をランダムに読みましょう。
なお、 土屋たかゆき・東京都議会議員というサイトには
七生養護学校「処分報道」の誤解 (画像こちら)
日テレとかマスコミの報道を見ていると、「過激性教育」だけで、校長の降格や他の処分が 行われたのかと思ったけれど、不正な運営・管理の問題が一番大きい問題みたい。
っていう感じでやはり議論のすり替えに懸命らしいが、そもそもこんなセンセーショナルで刺激的である意味不適切なページ(画像こちら)を作って自分のトップページ(画像こちら)からがっちりリンクしてる段階で要するにもう引っ込みつかなくなってる感アリアリで、なかなか香ばしい。
ところで、2008年9月のゆきまろちゃん事件の勝木容疑者には、やはり知的障害があるようだ。(報道の仕方にも大いに問題があったわけだが)
鑑定留置を1ヵ月延長 千葉の女児殺害容疑者 (日経NET 2009/3/13)
千葉県東金市で昨年9月、保育園児成田幸満ちゃん(5)が殺害された事件で、千葉地検は13日、殺人容疑で再逮捕された勝木諒容疑者(22)に対する精神鑑定の留置期限を16日から4月15日まで約1カ月間延長するよう千葉地裁に請求し、認められたと明らかにした。
千葉地検によると、勝木容疑者は1月13日から精神鑑定を受けているが、知的障害があるため、担当医がさらに詳しく鑑定したいと期限の延長を求めていた。
そして、こんな本がある。
書評 - 累犯障害者 (404 Blog Not Found:返す言葉が見つからない 2008/1)
ハードカバーということで買うのが後回し後回しになってしまったが、もっと早く読んでおくべきだった一冊。 ただし、読むのが実に辛い一冊でもある。まるで本書を読むことが、仮釈放無し終身刑の受刑者として、出口のない監獄に入っていくような、そんな気分になる一冊でもある。
- 序章 安住の地は刑務所だった - 下関駅放火事件
- 第1章 レッサーパンダ帽の男 - 浅草・女子短大生刺殺事件
- 第2章 障害者を食い物にする人々 - 宇都宮・誤認逮捕事件
- 第3章 生きがいはセックス - 売春する知的障害女性たち
- 第4章 閉鎖社会の犯罪 - 浜松・ろうあ者不倫殺人事件
- 第5章 ろうあ者暴力団 - 「仲間」を狙いうちする障害者たち
- 終章 行き着く先はどこに - 福祉・刑務所・裁判所の問題点
マッチョdankogaiをして「読むのが実に辛い一冊でもある。」と言わしめるなんて、相当だよ。
一番最初に紹介したテレビニュースの映像の中で、知的障害の子を持つ親は、こんなことを言っている。
- 「我が子が痴漢と間違えられないように。。。」
- 「年頃の女の子だけどきれいな格好をさせずに髪の毛を切って女の子らしくさせない親もいる。自衛のため、興味をもたれないように。。。」
そう、不運にも知的障害を持ってしまった我が子が、加害者にならぬよう、被害者にならぬよう、親はまさに必死である。上に挙げた本のタイトルどおりの、累犯障害者(触法障害者)という本当に絶望的な不幸が待ち構えているからだ。
昔、乙武君はいいことを言った。「障害は、不運です。でも不幸ではありません。」 しかしそれでも、そこにある不運と不幸の違いはほんの紙一重なのである。
光はあるはずだ。dankogaiも上に挙げた書評の中で、いいことを言った。
福祉というのは、結局のところ、「かわいそうな誰か」を助けることではなく、「いつ不幸になってもおかしくない自分たち」を助けるために存在するのではないか。
だが、福祉の存在を高めるためのキーとなるプレーヤーであるべきはずの代議士が福祉施設の特別支援学級に乗り込んで、あろうことか友達の家でエロ本見つけて囃したてる小学生みたいなトンチンカンを叫んでいたというこの現実。 都議会議員の三名様は、現実的で大切で本質的な何かを自らが理解できてないことを理解できていない。知らないということを知らない彼らは議員サマという権力を持っているからなおタチが悪く、周りをも不幸に導いてしまうだろう。こういう立場の人間の無知は、罪だ。
なんであれ、裁判所の判決が出たというのはひとつの大きな機会とも言える。都議会議員の田代ひろしと土屋敬之と古賀俊昭(と産経の記者)は、顔を精子まみれの手でヌルってされる現場で半年ほどバイトしてみるべきだろう。そうでもしなけりゃ、お坊ちゃまにはわかるまい。
ses also:
- 知的障害児施設で夜勤中だけど質問ある? 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww (2009/2)
- 失礼を承知で書きました。実話です。 率直な感想をよければください。 私は家から... - Yahoo!知恵袋 (2009/1)
- 七生養護学校事件判決について wakei/ウェブリブログ (2009/3)
- 養護学校での性教育訴訟、都議と都に賠償命令 - 北沢かえるの働けば自由になる日記 (2009/3)
追記
文中で土屋たかゆき氏の名前を「たかひろ」と誤記している箇所がありました。お詫びして修正します。 ところで、いまさっき存在に気づいたのだが、土屋たかゆき本人のサイト上での本人の日記がこちら。
-
まだ出た「とんでも」判決・過激性教育■今日の”つっちー”■ (2009/3/12 画像こちら)
-
これが「普通」と思えますか 続・過激性教育不当判決
■今日の”つっちー”■ (2009/3/14 画像こちら)
やはり、自分が何を理解できていないのか、を理解できていないようだ。代議士という権力的立場の自分の行動が何を招いたのかという結果を考えることができない王様は、裸だ。
追記
冒頭で紹介したテレビニュースで紹介されていた授業の内容を、 とてもわかりやすい文章で要約してくれているサイトを発見した。 本来ならリンクだけはるところなのだが、 本当にわかりやすい文章なので、その部分をすべて引用させていただきたい。
不吉と思えば不吉になる - 北沢かえるの働けば自由になる日記 2009/3/13
たまたまニュース23で、どんな教育をしていたのかを再現していたんだが、なにが問題なんだろうと思ったよ。「ようこそ先輩」でもこんな回があった気がするニャーw。
障害児といっても、いろんな子がいるとは思うんだが、番組内でメインで紹介された子は11歳で軽度の知的障害がある。あらゆることを具体的に教えないとわからない。親はなんでも絵に描いて説明をしているんだが、そんな子たちに対して、人形や器具を使って教えてはいけないって、取り上げるってさぁ。アホかと。いや、鬼かと。
例えば、番組内に紹介された、その教育の内容なんだが、対象は10代前半。娘らの性教育が4年生からはじまると言っていたから、少し上からのようだ。
まずは、子どもらに、赤ちゃんの人形を抱かせて「かわいいね」「そっと抱いてね」と赤ちゃんとはなにかを体験させる。
その上で、「赤ちゃんはどうやって生まれてくるの?」という話題に興味を持たせる。
それから、「赤ちゃんが生まれてくるときにはどうなのか、やってみよう」と、人一人が腹ばいになって通れる狭いトンネル状の筒を、全身でくぐらせる。この筒は、布の色が工夫してあって、赤い光に包まれて、まるで体内にいるような体験ができる。そして、子宮から産道を通るイメージを与える。
…… みたいなことを続けていって、「赤ちゃんは、お母さんのおなか、またの間に入り口があるヴァギナで育ち生まれてくる」ということと、「赤ちゃんは大切でか弱いものだから、赤ちゃんが出てくるようなところは大事にしてね。むやみに触らせたりしないでね」ってことを、伝えるのかなぁと思った。
記事などで問題視された人形も紹介されていたが、女性の人形は、またの付け根の切れ目から、へその緒がついたままの赤ちゃん人形が出てくる仕掛けにしてあるんだが、別にエロっぽくなかったね。
また、議会や新聞で取り上げられた公衆の面前で歌うに耐えないといわれた歌も流れた。そういうのはなんだが、3歳の息子と同じで、自分の身体がどういう風に構成されているか、イメージできていない子も多いようだ。なので、ボディタッチをしながら、自分の身体にどういう部位があって、どういう名称があり、どこが大切なのかを教えるためだから、普段は口にしないような言葉も使わざるをえないんだな。だから、性器の名称が入っていようが、エッチな気持ちから作ったんじゃなくて、必要だから歌にしたんだろし、聞いてみるとなにが恥ずかしいのかちっともわからないかった。
つうか、じゃあ、どうやって呼ぶんだよ、ココを! 足の付け根にあるさぁ、人前には出しちゃいけない、ココをさぁ! え! 蜜壷とでも呼べというのかよw。
番組内では、なぜ、こんな性教育をしているかの理由も説明していたが、それを聞いて、なぜ、この子らから奪うのか、怒りが増したね。つまりは、虐待を避ける意味でも、この子らには必要な知識だってことだ。それを与えないのはさぁ、この先、この子らを不幸にさせたいのかと思ったぐらい、アホかと。ホント、この子らを守るためには、絶対必要な教育だったのにね。
あと、試行錯誤の上である程度のメソッドを作り出した先生たちの努力に敬意を表したい。先生たちってすごいなぁ。教育への熱意と子どもらへの愛を感じたよ。
しかしながら、当時の性教育を知る教師は、もうこの学校にはいないんだとさ。都教委がここ何年かで飛ばしたんだろうが、大切なメソッドは消え、子どもらは十分なスキルを身に付ける前に社会に放り出されているのが現状なんだとさ。
重要なことなんだが、今回の判決にも関係してくると思うが、文科省は障害のある子たちへの性教育については、人形や器具を使ったりしてもいいとしているんだが。それは、まったく、無視した議員たちの介入と、都教委の軽々しい決定がさぁ。
今回、地裁レベルでは勝ったが、下劣な妄想で大切なものをこの子らから奪ったことは消せないなぁ。
see also:
- 七生養護学校の件について - 荻上式BLOG (2009/3)
- 土屋たかゆき氏(都議会議員)の日記が笑える件(2009/4)

