厚労省のへたくそな後出しジャンケンに後藤氏(ケンコーコムの社長)と三木谷氏(楽天)が激怒
まあ、この後出しジャンケンは、そら怒るわな。
【レポート】医薬品ネット販売規制を巡り厚労省が改正方針 - 限定的な販売継続措置、パブコメ案には困惑の声も | ネット | マイコミジャーナル (2009/4)
検討会終了直前、厚労省から省令の改正方針提示
これを受け、検討会の事務局を務める厚労省医薬食品局の川じり(尻の「九」が「丸」)良夫総務課長は、「通信販売が規制されると困る人がいるという観点から、(1)特定の医薬品を継続して飲んでいる人、(2)離島など店舗のない場所で通信販売を利用している人、などを対象に、明確な期限を設けて通信販売を継続するための措置を省令改正案に盛り込む方針」と説明。
さらに、今後のスケジュールについて、「厚生労働省でまず改正案を作成、パブリックコメントを行った上で、5月中旬にも検討会に提示したい」と話した。
これに対し、楽天会長兼社長の三木谷浩史氏は、「もしそういう方針ならなぜ今回の検討会の冒頭で示さないのか。ずっとそこに座っていたではないか。むちゃくちゃだ。おかしい」と激怒。「厚労省が勝手にパブコメを出して、勝手に施行するなら、何のためにここまで議論してきたんだ」と、パブリックコメントを実施する前に省令改正案を一旦検討会に提出すべきと強く主張した。
健康とECのBlog: 馬鹿にするにも程がある (2009/4)
そこで三木谷さんが激怒し、厚生労働省からしぶしぶ省令案の骨子が出された。暫定的に次の二つの場合は当面、ネット販売を認めるという。
・特定の漢方薬等、現在通信販売の利用者が6月1日以降に継続購入する場合
・離島等、入手しづらい環境にいる場合
これまた馬鹿にするにも程がある。何のためのリスク分類だったのだろうか?2類の中でも伝統薬や漢方薬はリスクが低いとでも言うのか?それなら最初から3類にすれば良いであろう。
そもそも、誰だけは買っても良い(逆に言うと、その人以外は買ってはいけない)という規制自体、全くナンセンスである。何度か検討会でも指摘しているが、医薬品販売の安全策を定め、それを満たさない販売方法を規制するというのがやるべきことである。
何らかの理由で、伝統薬と漢方薬は救う、ネットは潰すという既定路線があるということが改めて浮き彫りになった。その結論に持ち込むため、強引な決定プロセスを採り、安全をないがしろにした規制を提案しようとしている。
厚生労働省の事務方はその検討会を"お飾り"としてしか扱っていない。
要するに、
- 医薬品のネット販売に規制の網をかけて全国の薬局および薬剤師さんの既得権益を守る側 →医薬品の一般小売店における販売について(日本薬剤師会の意見等)(2008/11)
- そんなことされたら明日から飯が食えなくなるケンコーコムみたいな通販サイト
の二者によるネバーエンディングポジショントーク。 そして何よりも、厚労省(の影に隠れた薬剤師団体)によって「なかったこと」にされるユーザー自身のパブリックコメント。
個人的には、たかがバファリンを買うのに薬剤師の手渡しが必須だとは思えない。医師による処方箋が必要なジャンルの薬なら話は別だが。
スティーブンスジョンソン症候群?そりゃツイてないね。でもドラッグストアでコーラックを買うときに薬剤師から手渡しされることでそれを防げるとも思えない。とってつけた理由すぎるだろ。 だいたいドラッグストアで白衣っぽいものを着ている人が実際に薬剤師資格を持っているのかどうかすら最近あやしいのは周知の事実だ。(笑)
see also:
-
「薬事法施行規則等の一部を改正する省令案」に関する意見の募集結果について(厚生労働省 2008/10) PDFはこっち
※ケンコーコムいわく、このPDFの中身には「97%におよぶ郵便等販売の規制に「反対」する意見が、一切反映されていない」 - 医薬品の一般小売店における販売について(日本薬剤師会の意見等)(2008/11)
- ケンコーコム株式会社 : ケンコーコム、パブリックコメント結果に関し、「郵便その他の方法による医薬品の販売等に関する意見」の97%が、規制に反対の意見であったことについて、コメントを発表 : News2u.net (2009/2)
- 健康とECのBlog: 隠蔽されているパブリックコメント (2009/3)
- 「ネットで薬が買えなくなる?」~厚労省に聞く改正薬事法問題 (Internet Watch 2009/4)

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