できない約束の代償と、できない約束を求めた個人情報『過』保護という空気。

週末に飲んでる間になんだかえらい勢いで議論が進んでいたらしい→GIGAZINEがやらかしてる件

  • 「楽天」が抱えている10個の問題点まとめ - GIGAZINE
  • GIGAZINE対楽天 ぼくらの7日間戦争: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog
  • 何がGIGAZINEをここまで突き動かすのか? 予想の斜め上を行くGIGAZINEの反論 |デジタルマガジン
  • 楽天のサポートに問い合わせた - 最速転職研究会
    問題になりそうなのって、その(顧客と楽天の店舗の間の)取引に必要な範囲にメールアドレスが含まれるのかどうかということですよね。利用規約の解釈としては連絡手段として必要ってことになるんでしょうけども、楽天が出店者と注文者のメールアドレスを知ってるんだから、取り引きの間だけ有効 or その店舗からしか送れない転送メールアドレスを作ってやればいい話で、そういう予定だったのだけども、未だに開発できていないか、開発コストと個人情報流出のリスクを天秤に掛けて見合わないと判断されたとか、店側からの反発があったとか、そんなんで未だに実現できていないのではないですかね。元々店舗側は個人情報の目的外利用を禁止されているはずですし生メールアドレスだろうと転送アドレスだろうと関係ないはずで、商取引に生メールアドレスが必須かどうかとか、そういうくだらないことで言い争うのは、技術者をバカにしてんのかと思いますね。
    (途中省略)
    (転送メールアドレス≒楽天が過去言ってたメールフォワーディング機能が)技術的に可能か不可能かだけが重要だし、根拠もないのに安心してくださいとかナメてんのか。

    (いずれもカッコ内は筆者が追加させていただいております)

上の最後の引用の「技術的に可能かどうかだけが重要」ってのは、わかるんだけど、でも個人的にはやや同意しかねるところ。というのはメールアドレス秘匿の技術的可否は重要だが、それと同じくらい「そもそも顧客のメールアドレスは誰のものか?」っていうビジネス的側面も重要だから。

  • 「お客様の情報としてのメールアドレス」を楽天市場の出店店舗には所有も閲覧も許さないままで、注文/受注/決済/在庫引き当て/梱包/発送/到着確認/その間のトラブル対処(誤注文とか在庫切らしたとか)、という一連の流れをすべての店舗がこなせるようなサービス/システムを楽天市場が店舗に提供することが技術的に可能かどうかという問題。
  • そもそも「お客様の情報としてのメールアドレス」は誰のものなのか」という問題(ビジネス的な意味での情報の所有権/利用権/管理責任の所在)
  • 技術的にどうかというところに戻ると、SMTPのしばりのなかでどこまでできるんだろう。メールアドレスをコロコロ変える人多いけどそんときのエラー処理はどうなるんだろ。それに店舗側は店舗側で楽天謹製ではない通販管理システムみたいなの(たとえばこんなの)を使ってたりするから、楽天市場側で「楽天市場側のシステムの範囲内では技術的に可能だから」という理由だけで無茶されると店舗側のオペレーションがガタガタに崩れかねなかったりする。これって単なる技術的問題の側にもくくれるし、ビジネス的な問題の側ともいえなくもない。

こういう風に書くと論点がずれ気味になってしまうんだが、それでも、技術面以外を無視すべきじゃないと思う。いまだ発展途上のこの業界では特に。

ここでちょっと視点を変えて、ここ数日間ではなく数年間の長いスパンでの流れをものすごくざっくりとまとめると、次のような感じだろうか。

  1. 業界トップであるがゆえに完全には達成できそうにないことを約束せざるをえなかった組織
  2. しかしそれを求めたのは一般ピープルによる空気感
  3. 時間が経ったところで「やっぱりできない(できてない)んじゃん」と無駄に煽る人々(←いまココ)
  4. 「1件10円で販売してるんだ!」とウソ大げさ紛らわしいタイトルで釣るGIGAZINE(←論外)

こんなんで誰が幸せになるんだろうなあ。 そういえば、「宙に浮いた年金」と「数ヶ月でクリアにします」大臣発言とやっぱりできてない今現在、という状況と似てる。

「とにかく自分のメールアドレスを守りたい(何からだ?)」ということであればそれは「インターネットで買わなきゃいい」ってことでファイナルアンサーだと思う。サザエさんに出てくる三河屋に来てもらおうよ。「御用ないですか」「今週は無いわ」「御用ないですか」「ビールひとケースとお醤油が切れそうよ」「御用ないですか。あと先月切らしてた旨い日本酒が入荷しましたけど」「じゃあそれ頂戴」みたいな酒屋さん、平成の世でもまだいるよ。少なくなったけど。いつも家にいるサザエさんみたいな主婦の存在という前提がなくても、ネットでなら非同期にこんなやりとりもできるよね新しいマーケティングだよねって話が何年も前にあったはずなのになあ、どこいっちゃったんだろ。夢だったんだよともうあきらめちゃう?

振り込め詐欺が怖いなら電話線を切るべきだし、それが嫌ならある程度の間隔で息子/娘と話をする機会を持つことで気持ち的な予防線を張るべきだし、それもできないなら自分の子育てが失敗したのだと諦めるべき。同様に、日曜の朝っぱらからやってくる新興宗教の勧誘と換気扇のお掃除の営業を軽くいなせるレベルの「断る力」がないのってヒトとしてどうなのよ。

同様に、スパムが嫌ならメールアドレスを変えるか、今日び3000円もしないウィルスチェッカーに付属してる迷惑メールフィルタをしかるべくセットすれば意外と相当数防げるはずだし、Webメール使ってるなら月額数百円のオプション料金で迷惑メールフィルタがあるわけだし、しかし友人からのメールが迷惑メールフィルタに誤検知されて困るのであれば「これは迷惑メールではありませんボタン」を押しつつも、ときどきその友人と電話で話すべき。ここまでの全てのアクションが嫌だというならもはやパソコンなど叩き壊して街に出て友人とコーヒーでも飲んで買い物したほうがいい。健康的だよ。

なんだか話がごっちゃごちゃだな。二日酔いなんだ。 そんなことよりせっかく今月末から誰でも使えるようになったYahoo!アクセス解析がいま障害発生中らしくてレポートがまったく見れん。待つしかない。

see also:

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.ywcafe.net/mt/mt-tb.cgi/985

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)


画像の中に見える文字を入力してください。