三木谷さんってここまで頭わるかったっけ?(楽天が社内公用語を英語化の件)

社長とか教授とか、周囲がイエスマンになりがちな環境に長く居座ると、元がどんなにまともな人間であれ次第にキチガイじみてくるという事象は洋の東西、組織の大小を問わない。歴史は繰り返すのだなあ。

楽天:社内公用語を英語に 1~3月期は過去最高益 - 毎日jp(毎日新聞)

楽天の三木谷浩史社長は13日、社内の公用語を英語にしたことを明らかにした。経営会議から始め、一般業務の会議も英語にしつつある。三木谷社長は「サービス会社で世界で成功した会社があまりないのは、英語が話せないことが問題ではないか。コミュニケーションを英語にすることで本社を国際化する」と説明した。

はじめにこの話を聞いたときは、経営層あるいはマネージャ(部課長)クラスの会議なり人事考課なりに英語を取り入れるという話かと思った。それなら、楽天クラスの規模(人数とか売り上げとか)の企業なら、多くは無いけどそう珍しくもない。で、それを決算発表の場で社長がリップサービス的に脚色してしゃべり、マスコミもそれがわかった上で景気づけに誇張したらこうなりました的な感じ?

ところがだ、よくよく話を聞いてみると、そういうレベルではないようだ。 公開されている範囲のわかりやすい例を挙げると、これ。

Egg and Mentaiko Bukkake Udon 見てぶち吹いた RT @pishida ついに社食のメニューまで英語化された…今のペースでやってたら全く追い付かなそうだな…

疲れた社員の唯一の憩いの場=社食=で、飯を食う気すら失くすような笑いをとってどうすんの? 美味そうじゃねえよそんなUdon. そういえばそれってNoodleと書くべきじゃ? はっ!もしかしたらこれは社食の人のささやかな抗議なのか? それとも、noodleという単語の別の意味の連想を避ける意味での高度な英語力なのか? 社食の人なめんな?!

毎週の全社朝礼(全校集会かと)で社長が英語で訓示たれたところで居眠りが増えるだけだとか、会議は会議室で起きてんじゃないタバコ部屋でやってんだっ!的なことが本格化するだけなんじゃないのとか、細かい突っ込みどころはありすぎてキリがない。

まあとにかく、ちょっとマジレスしてみようか。

こういうことをしだすとどうなるか? 英語ができるだけで仕事はまったくできない人間が跋扈するようになるのだ。 日本国内の外資系の現場を知っている人が100人いたら100人とも心当たりあると言うだろう。 極端な例だがTetsuya Kitahataみたいなのが身近に出現するケースだってありえなくもない。 仕事がまわらなくなるどころか社員の間にまったく無駄な軋轢を増幅させるだけで、世界に打って出る前に自滅するのがオチである。百害あって一利なしとは言わないが、90害あって10利ぐらいしかなく、ハイリスクローリターンすぎてハーバードのMBAが聞いて笑わせてくれる。

人間のしゃべる言語に優劣はない。話が通じるか通じないか、ただそれだけだ。 それは実は、互いの理解を深めようという志(こころざし)があるかないか、そういった、意思の強さに帰着する。あの技術が知りたくて、ソースコードやマニュアルや開発者のブログ(全部英語)を必死に追う、Redwood Cityの某所で1週間以内に出来うる限りのノウハウを得るべくまずパブに行って酒飲んで仲良くなってからいろいろ聞き出す、そこにあるのはTOEICのスコアではなくて意思だ。っていう話はあくまで技術屋としての俺のケースだが、他のジャンルでも同じことだろう。

世界を目指す意思があるのなら、まず指揮官自らが先頭を切るべきだろう?アメリカでもヨーロッパでも行けよ。背中を見せてみろ。 楽天だってあんだけ人数いりゃあ根性のあるやつもいるだろう。希望者を何人か連れてって「また創業」すればいい。社長自ら周りに英会話教えながらさ。 国内の楽天の仕事なんてもう今いる人員で十分まわるんだから留守の心配なんて無用だろう?

おっとちょっと文章がお下品ですね。週末だけに一杯はいってるんだ、すまない。 しかしまあ、こうもあっさりと手段と目的を取り違えるトンチンカン親父を見てると逆にはてなのあの件を思い出す。 社長自らシリコンバレー行って(結果はどうであれ)世界へ打って出ようという志を自ら見せたはてなの社長のほうが100倍いや1000倍まともだ。近藤社長に弟子入りしなよ、三木谷さん。

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コメント

同感です。
誰でもがんばればできるし、みんな同じようにがんばるべきと思っているんでしょうか。
本当にバリバリ英語も仕事もできなきゃ行けない一部のポジションの給与を厚くするのが、一番効率良いような気がします。
でも、外から見ていてこういう頑張り屋さんは嫌いじゃないです(笑)

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