ど素人によるど素人のための富士山登山ガイド中編:必須の装備17点

装備です。

何度か書きましたが、天気のいい昼間なら普通のズボンとTシャツとリュックで登れるくらいです。しかし、ここでは「夜に出発して徹夜で登ってご来光見て頂上でちょっと休憩してすぐ下山」という想定ですのでもう少し重装備になります。

  • 前提その1:スタートから下山までの十数時間の間に真夏と真冬の両方を体感すると思え。
  • 前提その2:わからなかったら登山用品専門店の店員さんに全部聞け (適当に自分で選ぶと泣きを見るよ)
  • 前提その3:ケチるな。 装備をケチるくらいだったら始めから富士山じゃなくディズニーランドを目指すほうが安あがりだし幸せです。

ちなみに筆者は御茶ノ水のスポーツ店街の登山用品店で全部揃えました。 では順に行きましょう。

1.登山用のリュック

防寒着などもあるので普通のリュックでは入りきりません。登山洋品店で売っているような大き目のものがいいです。体のサイズにもあわせる必要がありますので店員さんに相談しましょう。ついでにバンド等の長さのあわせ方も教えてもらいましょう。ちなみに私のは30リッターのやつでちょうどいいぐあいでした。雨のときようのカバーが付いてるやつがいいでしょう。

2.登山靴

トレッキングシューズというやつ。ハイカットのがオススメ。これ絶対。足首まで保護してくれるので、特に下山中に足をグキってやったときのダメージを最小限に抑えてくれます。砂走りを下るときも、ハイカットのほうが砂やら小石やらが靴の中に入り込みにくいです。ジョギングシューズみたいなので行く人もいますが、運が悪いと下山中に靴底が崩壊します。平地のアスファルトと山の岩や砂とでは靴底に与えるダメージがぜんぜん違うので当然の結果です。

あたりまえですが、新品のままいきなり本番はダメです(笑)。自分の場合は幸い職場がカジュアルOKなので、二週間ほどこの登山靴とジーパンで通勤して慣らしました。

3. レインウェア

100円ショップのレインコートでいいや、とか言ってるそこのあなた。死ぬよ。富士山の雨は上から降ってきません、横からも下からも降ってきます。上下セパレーツでビシっとしたやつじゃないと絶対だめです。1万円前後です。

4. パンツとか

ジーパンでも可能かもしれませんがやはり軽いほうがいいです。薄手の山用パンツの下にCW-Xみたいなやつをはくといいです。ほら、イチローがユニフォームの下にはいてるというアレです。防寒だけでなく筋肉をサポートしてくれる(マジ)し、逆に天気よくてもそれほど暑く感じません。 女性の場合はCW-Xみたいなやつににスコート、といったかわいい格好も見かけました。あれもアリでしょう。もちろんジョギング用とかではなくてもう少し分厚い何かだとは思いますが。

5. 長袖シャツ

筆者は冬にジョギングするとき用に買っておいたスポーツ用長袖シャツで代用しました。汗を吸ってもすぐ乾くのでちょうどよかったです。念のためユニクロのヒートテックシャツを予備に持っておくとかもいいと思います。

6. ダウンジャケットかフリース、あるいはその両方

天候次第ではフリースじゃつらいかもしれません。私はスキーウェアのインナーで代用して、いい感じでした。防寒着が無いと夜は三途の川をチラ見することになります。なおスキーウェアのアウターだと、着膨れしてレインウェアを着れない可能性があるのでそのへんよく確認してからチョイスください。

カネに糸目をつけないというひとはゴアテックスの上下とか買っちゃいましょう。上下買うと7,8万すると思いますが。

7.軍手とストック

軍手または山用グローブは必須です。スキー用だとちょっと暑すぎると思います。富士山は下は全て岩なので転ぶと一発で手が擦り傷だらけになります。ストックはあるとやはりラクです。スキー用のストックの人もみかけましたが、長さ調節できるほうがいいでしょう。お店で売ってます。なお、登山口や山小屋で売っているいわゆる金剛杖でもいいと思います。小屋やら頂上やらで記念に焼印を押してくれます。ただしそれ持って電車乗って帰る場合は結構恥ずかしいかもしれません。

8. 帽子とサングラスと日焼け止めクリーム

地上と違って紫外線の強さも3000メートル級です。曇ってるときはぜんぜん大丈夫ですが、ちょっとでも日が差すとまさに「日が皮膚を焼いている」のがわかります。チリチリチリ... 日焼け止めクリームは「日焼け止め」というより「やけど止め」だと思って塗りたくっておきましょう。耳のウラまでしっかりと、です。 帽子は耳や首を隠してくれるやつがいいです。でも普通の野球帽等の下に大き目のハンカチやバンダナをしいて耳や首を隠すのでも大丈夫でしょう。 サングラスもできればあったほうがいいです。曇ってるといらないんですが。

9. ホカロン1、2個

ふもとのコンビニでも軍手と一緒に売ってます。寒いとき意外と重宝します。

10. ヘッドランプ

夜間登山ですから当然です。手持ちの懐中電灯?両手開いてるほうがいいですよ絶対。LEDの小さい奴で十分です。2500円しないくらいでしょうか。 LEDのやつはめっちゃ明るいわりに消費電力が少ないので新品の電池入れておけば予備を持っていく必要はありません。

11. 食料と水とアメとかチョコとか

食料は多めがいいです。オニギリでもサンドイッチでもウィダーインゼリーでも何でもお好みで。人間、食えば元気になります。アメやチョコもお好みで。 水はとりあえず500ミリのペットボトル2本でいいでしょう。足りないかもしれませんが重いですからね。不足したら頂上や山小屋で買いましょう。500ミリのペットが500円とかしますがその程度は「重量をカネで解決」と思っておきましょう。

12. 100円玉を10~20枚くらい

富士山のトイレは全て有料です。300円とか。あれだけ登山客が入れば維持費がかかるのも無理はありません。お釣りとか面倒ですから、小銭を用意しましょう。

13.ボールペン

頂上から数十分ほどお鉢めぐり(火口の周りを一周すること)した途中に神社と郵便局があり、記念にハガキとか売ってて、その場でポストから出せます。そのときのために、ペンは自分で持ってるほうが借りる手間が省けていいです。

14. ハンドタオルとハブラシ

富士山では水は貴重ですが、せめてペットボトルの水で少しでも顔をぬぐって歯を磨くと、けっこうスッキリします。

15. 酸素缶:要りません

あっても気休めにしかなりません。高山病にはなる人はなる、ならない人はならない。こればっかりはどうしようもありません。

16. 防水スプレーとジップロック

出発前にリュックに防水スプレーをしておくのはいいアイデアです。ただし雨がひどいときは防水スプレーもすぐダメになるので、カバーつきのリュックだといいです。 あと、普段は冷蔵庫でお肉を入れているあのジップロックですが、ぬらしたくないもの(ケータイとかポケットティッシュとか)を入れておくのに便利です。

17. デジカメ

ケータイでもOKですが、フラッシュつきのほうがいいと思います。

18. キャンプ用小型バーナーとコーヒー入れるやつ(バーコレーター?)とマグカップ

必須じゃないです。筆者も持ってないです。 が、中腹でご来光を待っているときと、頂上とでそれぞれ、バーナーでコーヒー淹れているツウな人がいました。あれいいなーと思いました。 「山のごちそう=あたたかいもの」というのは本当です。まあ、山小屋でカップヌードル(800円!)買ってもいいのですが。そんなのもカネで解決というやつです。

19. ノンアルコールビール(笑)

頂上で祝杯をあげるにはやっぱりコレです。 頂上の売店では普通のビールを売ってるのは見かけましたが、 ノンアルコールのやつはやはりありませんでした。 自分で持っていって正解でした。 「高山病を心配しなきゃならないような山の上で疲れきった体に本物の酒を入れるのはちょっと怖いけど、頂上では断固として祝杯をあげるべきだろう、オトナとして。」そんなアナタにおすすめです。(笑)

では最後に「やってはいけない編」へ。

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