ユーザはウェブをどう読んでいるか
(ヤコブニールセン博士のAlert Boxより)
答えはノーだ。
ウェブを一言一句たんねんに読んでいる人はめったにいない。かわりに彼らはページを流し読みしている。個々の単語や文をつまみ読みしているのだ。
ものすごくあったりまえなのですが、あまりにもそのとおり。
わかっちゃいるけれども、ことデザイン制作やシステム構築の場になると
とたんに目をつぶってしまう暗黙知なんじゃないでしょうか。
「読まないって、そんなの」というコンテンツを、要求に応じて仕方なく、
あるいはネタが無さすぎてしかたなく、制作した覚えはありませんか?
インターネットエクスプローラーやネットスケープコミュニケーターのようなソフトのことをブラウザ(browser)と言いますが、辞書を引いてみましょう。
【@】ブラウズ、【変化】《動》browses | browsing | browsed
【名-1】《イ》ウェブページを見ること
【名-2】若葉
【他動-1】ザッと目を通す、乱読する、漫然と読む
【他動-2】ブラブラする、冷やかして回る
【他動-3】(動物が草・葉を)食べる
そもそもの目的も意味も「
ざっと目を通すこと」です。
要するに
Webは本来ナナメ読みを前提としたメディアでありブラウザもナナメ読みするための道具です。
メルマガも同じようなもんでしょう。
- あなたが1週間に受け取るメルマガのうち、全部読むのは何通くらい?(結構少ないでしょ?)
- メルマガを「読んで」ますか?それとも「見て」ますか?(知らず知らずのうちに後者になっている人は少なくないと思う)
「文章が長くても、面白いものは面白いし、だから読むものは読むよ、面白くないから、ナナメ読みか、あるいは読まないんだ」ということなら、
おっしゃるとおりです。否定はしません。僕がいいたいのは、
Web上で「読ませる」ようなクオリティを出すのは、メディアの性質上とても難しいことだし、
そもそもそういうのはこのメディアに向いてない、ということです。
(僕がメルマガを捨ててblogに移行しようかなと考えているのはこのあたりに理由があります。
今ごろ気づいたかなんて言う人もいるかもしれませんが ^^;)
にもかかわらず、某大手ショッピングモール上の各店舗から発信されるメルマガは、
単なる商品情報やお買い得情報にとどまらず、
まるでハンで押したように、店長さんやスタッフのよもやま話のオンパレード。
いや、何度も言いますが、そういうのを否定はしません。
そうやって店と顧客との心理的距離を縮め、つまり親近感を沸かすのは悪いとはいいません。
でも、やっぱりこういうことって数字にも現れてるんですよね。
ショップのメルマガ、長期にわたって顧客を引きつける「魅力」とは? より。
では顧客にとって、ショップメルマガを長期的に購読させる「魅力」とは何だろうか?
長期間引きつけるショップメルマガの魅力はどこにあるのか一つだけ選択してもらったところ、最多の回答は「情報の質」42%、次いで「プレゼント・割引などの特典」34%となり、「内容の面白さ」9%や「情報の量」6%と大きな格差が見られた。
「情報の質」が具体的に何を指すのかは、それぞれのショップの方向性や扱う商品・サービスにより異なるが、前述の通り積極的に“ショッピングへ活用できる”情報が求められていることだけは確かだ。
要するに
お客さんが第一に見てるのはお買い得情報、特典、割引情報だけってことです。
あ、とかなんとか言ってるこのコラムも長くなっちゃいましたね。(笑)