デューク更家のニセ博士号とコンテンツ管理について雑感

無理やりWeb関連に話を結び付けているようだがそれはそれ(笑)。

「ニセ学位問題」とは要するに、

  1. 「論文みたいなもの」にお金を添えてうさんくさい業者に送る(お金だけでOKな場合ももちろんある)
  2. 数週間後に「あんたに○○博士号を与えます」という「認定証みたいなもの」や「卒業証書っぽいもの」が送り返されてくる
  3. 「○○博士」と履歴書に書いて新設の大学の教授のポストかなんかを獲得してみたり、自分の著書の著者紹介の欄に書いたりすることで「ハク」をつける
  4. 「早稲田大学」とか「ハーバード大学」といった名前をウソで出すとバレやすいけど、「イオンド大学」とか「クレイトン大学」といった名前だと意外とバレないものだ
という仕組み。もう何十年も前からあったことなのだが、最近になってようやく報道が出始め、文部省が実態調査に乗り出し、その調査結果の公表が今週か来週あたり、というところまでが現在の展開。

文部省が調査対象としている大学関係者に限らず、有名どころいくつかをあげると、

などなどなど。

まあ、金出すだけでもらえる学位はダメだとかそんなこと言ってたら、じゃあ、金持ち(主に医者)の息子が金にモノを言わせて数千万円の学費or寄付金を払って入る私立大学の医学部なんてどーなのよ?(笑)といった現実があるのもこの手の問題のひとつの側面である。

そう。どこからが「ニセ」なのか? 現に、文部省のサイトにある国際的な大学の質保証に関する調査研究協力者会議(第3回)-配布資料3:「ディプロマ(ディグリー)・ミル」問題について というページにおいても、ニセ学位の定義自体に曖昧感が漂っていることがわかる。

ところでデューク更家なんだが、次のような状況である。

公式サイトのプロフィールページ (2007/9現在の画像こちら archive.org上に残っている2007年1月ごろの左と同じURL アメーバブログ上で書いてる自分のブログでのプロフィールページ (2007/9現在の画像こちら
その独特の理論とオリジナルなストレッチで、人々の健康と歩くことへの新しい意識付けに大きく貢献したとして、平成14年下半期の「社会文化功労賞」を日本文化振興会(元皇族伏見宮博明総裁)より授与。

2004年10月和歌山県新宮市より「名誉市民賞」授与
2004年11月和歌山県より「文化奨励賞」授与
その独特の理論とオリジナルなストレッチで、人々の健康と歩くことへの新しい意識付けに大きく貢献したとして、平成14年下半期の「社会文化功労賞」を日本文化振興会(元皇族伏見宮博明総裁)より授与。

ニューヨーク国際学士院より体育学博士号 「Doctor of physical education」を取得。

2004年10月和歌山県新宮市より「名誉市民賞」授与
2004年11月和歌山県より「文化奨励賞」授与
その独特の理論とオリジナルなストレッチで、人々の健康と歩くことへの新しい意識付けに大きく貢献したとして、平成14年下半期の「社会文化功労賞」を日本文化振興会(元皇族伏見宮博明総裁)より授与。

ニューヨーク国際学士院より体育学博士号 「Doctor of physical education」を取得。

2004年10月和歌山県新宮市より「名誉市民賞」授与
2004年11月和歌山県より「文化奨励賞」授与

もちろんニューヨーク国際学士院とは代表的なディプロマミルズ=ニセ学位屋さん=のひとつ。

権威付けに「博士号持ってるぜ」と書いてみたもののその正体がバレそうになってあわてて消して、でもコピペコピペで作ってたほかのコンテンツにまで手が回りませんでした、というケースである。しかもブログ側のプロフィールページ上にはそれを指摘するコメントが1ヶ月以上も前に入っているのだが、スタッフさんはそれにすら気づいていないのだろう。

ニセ学位どうこうはともかくとして、Webサイトのマネジメント的に言って、得られる教訓はいくつかある。

自前のWebサイトと外部のサービスの混在はコンテンツ管理を難しくする

http://www.dukeswalk.net/という独自ドメインのWebサイトが既にあり、結構きちんと作りこまれていた。だったら全ての情報はそこに集中管理しておくべきである。それでこそdukeswalk.netの存在感も(SEO的な意味も含め)向上していくし、こうした不測の事態(?)に対する対処もしやすい。

ほんとに外部サービス/外部ドメイン上でブログを書く必要があったのか?

食い詰めた新分野を開拓しようとする広告代理店あるいはIT関連企業が芸能人を口説いて自社サービス上にブログを書かせることで、そのブログサービス自体の呼び水にしようという試みは最近の常套手段である。

まったくの推測ではあるが、ブログサービス業者の営業さんの口説き文句は次のようなものだったのではないだろうか。

口説き文句 ココロの声
最近は芸能人のブログが流行ってるんですよ! 文章力がなかったりして大した人気出ないのが大半ですけどね
デュークさんも、ご自身のPR活動兼ファンサービスの一環としていかがですか? 下手な文章力だと返ってファンが冷めちゃうかもしれませんが
知名度アップの効果もありますよ。 デューク更家クラスの知名度であればブログ書いたところでさらに知名度があがるわけでは無いんですけどね
うちで書いてくださるなら、システム利用料なんていただきません。タダです! 一般ピープル向けでもタダ同然で提供しているし、独自システム作ってもMT4とかのカスタムであれば150万もいただかないんですけどね
Webデザインなんかも、ちゃんとデザイナーつけて、もちょっと斬新な感じにしますから! デューク更家クラスなら小遣いで出せる程度の金額のデザイン料しかかからないんですけどね
できました。どうです?こんな感じのインパクト! コピーライターにコピーも立案させました。「平常心のハイテンション」です! 本当は、下手にインパクトばかり求めて黒をバックにしたバブリーな感じにするよりは、公式サイトのように白を基調としてすっきり感を出しつつもトップページ上部の画像をインパクトのある写真でワンポイントで強調する(しかもそこだけ定期的に差し替える)形のWebサイトのほうが飽きが来にくくて万人ウケして長続きするから良いんだけど、ほら、こっちも仕事だから、既にあるものの逆を出してインパクトを演出しないと「今ある公式サイトと変わらないやん」って言われてボツにされちゃうんで
あとはもう!デュークさんの個性でお好きなように書いてください! 実際は三日坊主に終わるのが大半だったり大した文章力なかったりなので、ライターの手を借りるほうがいいんですけど、当社もそこまで予算無いんであとはご自分でがんばってください

※別にアメーバブログを狙い撃ちで卑下するわけではない。ブログサービス業者全般においてそんなものなんじゃないかということである。引いては広告業界全体がそんなもの。

でとにかく、上の心の声に気づくわけもなく、「(よくわからないが最近流行りらしい)ブログ」「システム料タダ」「初期デザインもタダでプロがやってくれる」といった単語にだまされて魅了されて「いいね!その話乗った!」ということになる。

結果は次の通り。

  • 平均更新頻度:月に一本未満。
  • 公式サイトへの誘導性ほとんど無し。月に一度程度しか書かない貴重な肉声を、http://ameblo.jp/saraie/ なんていうURLのSEO的/webブランディング的な存在を高めるために使ってしまっている。もったいない。
  • コンテンツ管理に手が回らなくなる欠点が今回のニセ学位の件でもろに露呈。

今からでもおそくないので、こうしたらどうだろう?

  1. ニセ学位を取得するのにかかった額の倍額を用意する。それぞれA、Bとする
  2. Aの金で、公式サイトのdukeswalk.netドメインでブログが書けるようにシステムとWebデザインを発注する。
  3. Bの金で、ライターを雇い、文章をまかせる。
  4. 全体的なコンテンツ管理は既存の公式サイトの管理担当者の指示下に置く
ライターに書かせるのって、ニセ学位と同じでニセモノっぽくね?とか言っちゃいけません。 小泉内閣メールマガジンも、安部内閣メールマガジンも、本当に総理が全部書いてたわけがない。(笑) スピーチライティングを外注するのは普通のことである。

最後にニセ学位に話を戻そう。 まあ、”duke”(爵位)じゃないけど「デューク更家」だったりもするし、あのオッサンのキャラからしてニセ学位もそれはそれでシャレだし笑い話だし憎めないよね、といえばそれもそうである。

しかし、バイトしながらコツコツ勉強してまともな通信制大学で正当な学位を取りました!みたいなガンバリ屋さんだって世の中には沢山いるのに、そういう人の履歴書にまで変な先入観が働いてしまいかねない。それこそ迷惑というか失礼である。学問に王道は無い。

see also:

追記:
アシックス社のウォーキングシューズ関西テレビの自身の番組のページ、はては 大阪経済大学の客員教授として迎えられた際の紹介ページにすら、 ニューヨーク国際学士院云々、、、と出てしまっているのもほったらかしというか、伝播してしまった情報がもはや回収不能なのだろう。

パラボラアンテナがあれば自由にインターネットに接続できる?

新聞記者がIT技術関係の記事を書くと、やたらトンチンカンだったりスゴイことになったりする。

asahi.com:ネット競売詐欺容疑で男を逮捕 被害総額2億円以上か - 社会

調べでは、藤本容疑者は今年1月19日、他人のIDやパスワードを勝手に使ってインターネットオークションのサイトに不正に接続。軽乗用車を出品する書き込みをして、落札した福岡市中央区の会社員男性(28)から、送料を含む53万7200円をインターネット銀行の口座に振り込ませて詐取した疑い。

 合同捜査本部は1月、藤本容疑者が借りていた大阪市と福岡市の事務所を家宅捜索し、パソコン17台や携帯電話約50台、アルミホイルで作った直径30センチ程度のパラボラアンテナなどを押収した。

 パソコンの通信記録を分析した結果、藤本容疑者が使った他人名義のIDやパスワードは、ネット上に偽サイトを作り、アクセスした人に個人情報を入力させる「フィッシング」の手口で入手していたことも分かった。

 パラボラアンテナは、家庭や事業所のインターネット回線の通信機器(ルーター)から出る微弱な電波をとらえて増幅し、その電波を使って自由にインターネットに接続するために使ったとみて調べている。

んなわきゃない(笑)

っていうか文章の意味すらわからん。

まあ真相は、一般家庭や中小の事業所などに設置されている、セキュリティ設定がまったくなされていない野良無線LANのアクセスポイントを探しあてる目的で自分の無線端末の感度を上げるためにパラボラとか使ってみたとか、そういうことなんじゃないかと。

いや、これも何の情報もないままの推測なのでオオハズレしてるかもだが、いずれにせよ新聞記者のこの手の記事は意外といつもいいかげんなので鵜呑みにしないように。

実家のオヤジのPCを遠くから直す

家族や友人のパソコンがトラブったときに「どうにかして」と頼られるのも意外と頭の痛い問題である。

距離がある場合もまた面倒で、電話で話されてもさっぱりなこと多々。 VNCか、いっそWindows XPのリモートデスクトップ接続という手もあるのだが、お互いに家庭用ルーターでNATな状態だとそれも難しい。

VPNもどきを組むのも面倒だなーと思っていたら、こんなのを見つけた。softeitherを作った人の作。へー。

リモートデスクトップのサーバー機能が使えないXP Homeであってもなんとか使えるっぽい。もうちょっと調べたらそのうち試してみるか。

刺身の上にタンポポのせる仕事を一生懸命やっている人のほうがよほど偉い

ちょっとちょっとちょっとちょっとちょっとちょっとちょっと。Web屋のネタ帳ってここのこと?

辛辣インターフェース評議会 - 何で俺がウェブ屋のネタ帳みたいなことを書く必要があったのか (2007/9)

HTTPステータスコードはちゃんと選びましょうという話を筆者が書いたのはもう1年半も前に書いたステータス200なのに「その商品はありません」(2006/3)でのことだ。

200か404か503か403かというのは単に状況および新旧の違いであり主旨は同じ。しかし低脳だのクズだのといったDQNなボキャブラリに頼る必要性はまるで感じないしこれからもない。さすがにこういう風に引き合いに出されても。

と、話のすれ違い加減と噛み合わなさ加減がわざとらしくもいい具合なところで、 なんのことだか??な人のために最初からの経緯をまとめつつ話を続けよう。

とにかく、決してお上品なことばかり書くわけではなく、どっちかいうと毒を吐くほうでもある筆者がこの件でなんか言うのもナンなのだが、

これは完全にエンジニアが無知で無能でクズ。アホでバカ。低脳でワーキングプア。
辛辣インターフェース評議会 - amebloのフィードが酷い件(2007/9)
このように適切なHTTPステータスコードを決めるのには高度な技術と判断力が必要とされ、まさに職人芸。刺身の上にタンポポをのせる仕事と一緒にしないでいただきたい。
辛辣インターフェース評議会 - アメブロのフィードが昨晩は403でしたけど、どう考えても503の方が適切
という、ライブドアの中のとある人物の最近の発言=正確には発言の中身ではなくその表現方法=が物議をかもし、 とまあ苦言めいた話がいろいろ出て、しかし本人は上でもリンクしたとおり みたいなことを言っていて、ああこりゃ、いろんな物事が永遠にすれ違い続けるケースだなー&そのうちちょっと前に流行った「言葉狩り」(なんだっけ?そうそうどっかの政治家の「生む機械」発言だっけ)にでもなってどうでもいい展開に落ち着くケースだなー、と個人的にはそう思う、というあたりまでがここまでの流れ。

しかし、なんだか、デジャブじゃないはずなんだけどデジャブっぽいものを感じるのはなんでだろう?と思っていたら、思い出した。

2006年の暮れごろに、なんとも早トチリな誤報記事を流してしまったときに、

気になるのは、何もそこまで悪意を持って叩く必要があるのかな、っていう点です。
(中略)
きょうび5000万円請求されたり奥歯ガタガタ言わされたりといった怖い事件が多発しているので気をつけたほうがいいんじゃないかと思いました。
最速インターフェース研究会 :: livedoor Wirelessのラの字も考えてないWeb屋のネタ帳の誤読記事 (2006/12)
っていうことが、あったあったそういえば。もう少しちゃんとウラをとるということをしないといかんなあ、と思ったりもしたのだが、あれからするとまだ1年もたってないわけで、ほんとに同じ人が書いていることなんだろうかという疑問すら。

べつに「そのセリフそっくりそのままお返ししよう」なんてことをここぞとばかりに言いたいわけではない。 所詮、人間なんて矛盾した生き物だから。

ただ、1ヶ月か少し前にCSS Niteとかいうイベントだかでちょっとしたもめごとが起きた(らしい)際に、

SoozyConference2 - mala - livedoor Wiki(ウィキ)
というまとめ記事(?)が「mala__」というIDの人によって書かれたらしいのだが、このページ、最初のほうは面白おかしく見えて、しかし最後まで見ると、たとえウマのあわない嫌いな人をこきおろすためであってもやってはいけない一線を簡単にこえていることが一目瞭然。 しかも今現在もそれを直すでもなくほったらかしである。さらによりによって自社サービスwiki。痛い、痛いよアイタタタ。

世の道理を学び始めたばかりの中学生は「画像の出所は写ってる本人だろ?ならいいじゃん」とかなんとかヨタを吐くのだろうが、この場合はそういう問題じゃないことはたいていの社会人はわかっている。「じゃあwikiなんだからあんた直せば?」ってセリフはそれこそそっくりそのままお返しする。

とにかく、ああいうコンテンツで他人を笑い者にしようとしはじめたのもトドメでありかつそれ以前の動向も含め、既にかなりの数の脳内レッドカードが出ていると推定される。その真意や信念がどうであるかなどはもはや考慮されない。

つまり、そんなんなら刺身の上にタンポポのせる仕事を一生懸命やっている人のほうがよほど偉いよねということで、聞く耳を持つオトナ=正確に言うと、聞く耳を持ってもらって味方についてもらうべき身近のオトナ=は実はもう相当数いなくなっており、以降ただただ無視されつつおいしいところは誰かに持っていかれる、という、中規模以上の組織においてときおり見かける情景が垣間見える。もちろん多くのケースにおいて中心人物は状況の本質に気づいていないこともある。

同意を見せるのは種々の周辺情報を知らない人or単に自分好みの面白コンテンツを求めているブログ読者であって、そんな無関係な人々の賛同をいくら集めてもしょーがない(こう言うと語弊があるけど種々のブログ読者を悪く言ってるわけじゃないので誤解なきよう)。 政治じゃあるまいに自分に必要な清き一票はみんなが持っているわけじゃないというビジネスと人生の現実に気づいたときにはもう無意味に崖っぷちだったりするかもねって大きなお世話だよねごめんねお母さんいつもスルーだったからごめんね。

なお、筆者はリンク先の記事の中身やそれを書いた人やその登場人物についてなにかウラを取ったわけではないし取るつもりもないし、各種の登場人物とも過去に会ったことも話したことも講演を聴いたことも酒飲んだこともなく、そういうイベントとかにも(好き嫌いとかいうことでなく単に)行ってませんので。

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Website Explorer=絨毯爆撃ブラウザ

なんかまた絨毯爆撃ブラウザっぽいアクセスがあったので調べたら Website Explorerというシロモノだった。 秒間20か30か、とにかく実行間隔の制御なんてまったく考えられてない模様。

もちろん迷惑ロボット認定。httpd.confに拒否設定。

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