shes.netがいつのまにかサービス終了

バウンスメールを検知してようやく知ったのだが、女性向けプロバイダの草分け(っていうべきか?)だった、shes.netがサービスを終了していた。MXレコードも引けなくなったようなので、@**.shes.net宛のメールは全て無効。

流れ的には、

  1. CSK-Netとアスキー、女性限定の無料プロバイダーサービスを開始 (1999/11)
  2. CSKネットワークシステムズが10月24日に東証2部新規上場 (2000/10)
  3. 無料ISPの利用者は約2割、もっとも使われているのはLivedoor (2番目がshes.net) (2000/10)
  4. 女性向けISP「Shes.net」、24時間無料化へ (2002/4)
  5. CSKネットワークシステム、「Shes.net」などのISP事業をUSEN関連会社に移管 (2002/10)
  6. 株式会社CSKがCSKネットワークシステムズ株式会社を完全子会社化(自動的に上場廃止) (2003/11)
  7. USEN(の中のshes.net)とライブドアが、共同でインターネットリサーチサービスを展開 (2007/2)
  8. 2007年8月から9月ごろ:会員に向けて「11月末で終了です」の告知(告知ページ既に消滅)
という感じ。

個人的には、関わっているサイトがshes.netがらみでトラブった際にきちんと連絡とりつつ対応を相談できた数少ない業者だったので、中の人の真面目さというかがんばってる感は感じていたので残念だ。

しかしあえて言おう。2000年~2002年にかけてのネットバブルの残骸が2007年まで生き残っていたことを賞賛する、と。

事業モデルの陳腐さもそうだが、上司にめぐまれなかったとも言えよう。何しろCSKそしてUSENだったのだ。せめてもうちょっとまともなプロバイダに拾われればよかったのだが。

ところで、ケータイとSNSとブログ全盛のこの時代、 比較的老舗な女性向けサービスといえば→「ナウでヤングなレンタルサーバー」は生き残れるだろうか? とは言ってもユーザー数そこそこあるし最近のpaperboyの事業は他にもいろいろあるからそんな簡単に傾きはしないだろう。

phpのセッションをファイルにためる場合はディレクトリを分散させる話

ちょっと大き目のWebサイト=Web/APサーバが複数台あることが前提=をPHPで構築する場合、セッション情報を格納するストレージをどこにするか、という話。

まずはストレージの選択から。

●NFS
実装が一番楽で、 PHP側では特別設定不要。 お手軽さではNo.1だろう。 しかし、過去の経験では一番ナシの方法だ。

問題になるのはガベージコレクション。 セッションの仕組みからしてファイルの作成が大量発生する。 ファイルが溜まりすぎるとlsがなかなか返ってこなくなることがあると思うが、 それがネットワーク越しに発生する。 その間で待ちが発生して結果サーバを止めてしまうことになる。 つまりアクセス集中に極端に弱いのだ。

PHPのセッションを考える - ぎじゅっやさんより。

そうかなあ。。。PHPがセッションをファイルに格納するときの設定パラメータにはこんなのもあるのだが。

session.save_path string
session.save_path は、保存ハンドラに渡される 引数を定義します。デフォルトのファイルハンドラを選択した場合、 ファイルが作成される場所のパスになります。 session_save_path() も参照ください。

オプションの引数としてN(数値)を指定できます。 これはセッションファイルを分散して保存する際に ディレクトリ階層レベルを決定します。 例えば、'5;/tmp'とすると /tmp/4/b/1/e/3/sess_4b1e384ad74619bd212e236e52a5a174If という位置にセッションファイルを生成します。

PHP: セッション - Manual より

ということで、「ひとつのディレクトリの配下にたくさんのファイルを生成するとI/O性能が突然劣化してしまった」という現象を避けるための機能は、PHPのセッション維持機構には、ちゃんとある。NFSに書き込むのか自サーバのローカルディスクに書き込むのかによらずよくある話でよくある対策。

古いセッション情報の削除=セッション格納ファイルの削除=については、ディレクトリ分散させた場合には自動削除処理(ガーベッジコレクションと言うらしい。JavaのJVMのそれとは全く違う話だけど)がなされないので、自分でcronかなにかでやる必要がある。

が、それも簡単で、例えばNFS上の/nfsdir/phpsess/0, /nfsdir/phpsess/1, /nfsdir/phpsess/2....みたいなところに格納されていると仮定して
find /nfsdir/phpsess -type f -mtime +1 -name 'sess_*' | xargs -r rm
といった1行コマンドを1日1回で流しておくだけ。

なお、PHPのセッション機構が云々というよりは、NFSという技術そのものの信頼性がまずビミョーなんだという話もあることはある。(だからNFSに高信頼性を求めると高価になりがちなんだよなー。)

そもそもサーバー間でセッション共有させるのをあきらめてリバースプロキシでサーバー振り分けさせて逃げようとかいろいろな話をもちだすとキリが無いのでこのへんで。

see also:

RSSフィードの真価はSEO=検索エンジン対策=にある。

それが真価だというのはかなり言い過ぎではあるのだけど、あえて。

RSSフィードの真価はコンテンツを「ページという檻」から解放することにある (マーケティング - CNET Japan 2007/12)

上の記事にはほぼ同意である。「ページという檻」から解放する、っていうのは言い得て妙というか、すごく納得できた。 しかし、どうしても付け加えたい。非常に重要な観点がひとつ不足しているのだ。

記事上の図を拝借させてもらうが、

つまり「RSS情報を見る不特定多数の人」には、検索エンジンのクローラーも含まれるはずだ。

RSSをもっとも上手に活用しているものの一つが実は検索エンジンである。更新されたコンテンツを把握してクローラーを効率よく走らせる指標とするにはRSS情報はうってつけだから。 ちなみにこのブログのアクセスログなど見ると、例えばこんな感じ。

66.249.67.16 - - [19/Nov/2007:12:42:16 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.1" 304 - "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
66.249.67.16 - - [19/Nov/2007:12:43:24 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.1" 304 - "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
66.249.67.16 - - [19/Nov/2007:12:45:08 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.1" 304 - "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
66.249.67.16 - - [19/Nov/2007:12:47:22 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.1" 304 - "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
66.249.67.16 - - [19/Nov/2007:12:49:05 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.1" 304 - "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
66.249.67.16 - - [19/Nov/2007:12:51:13 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.1" 304 - "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
66.249.67.16 - - [19/Nov/2007:12:55:20 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.1" 304 - "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
crawl-66-249-67-16.googlebot.com - - [19/Nov/2007:12:56:18 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.1" 304 - "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
66.249.67.16 - - [19/Nov/2007:12:58:32 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.1" 304 - "-" "Mozilla/5.0 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)"
203.216.246.180 - - [19/Nov/2007:13:23:31 +0900] "GET /index.xml HTTP/1.0" 200 153107 "-" "YahooFeedSeeker/2.0 (compatible; Mozilla 4.0; MSIE 5.5; http://publisher.yahoo.com/rssguide; users 0; views 0)"
203.216.243.112 - - [19/Nov/2007:17:39:47 +0900] "GET /index.xml HTTP/1.0" 200 153920 "-" "YahooFeedSeeker/2.0 (compatible; Mozilla 4.0; MSIE 5.5; http://publisher.yahoo.com/rssguide; users 0; views 0)"
209.131.41.48 - - [19/Nov/2007:20:13:58 +0900] "GET /atom.xml HTTP/1.0" 200 158937 "-" "YahooFeedSeeker/2.0 (compatible; Mozilla 4.0; MSIE 5.5; http://publisher.yahoo.com/rssguide; users 1; views 32)"
203.216.243.112 - - [19/Nov/2007:22:50:15 +0900] "GET /index.xml HTTP/1.0" 200 154411 "-" "YahooFeedSeeker/2.0 (compatible; Mozilla 4.0; MSIE 5.5; http://publisher.yahoo.com/rssguide; users 0; views 0)"
Yahooのロボットは必ず数時間おきにRSS/atomフィードを見に来る。googlebotも似たような感じだが新記事をアップした日は数分おきに見に来るという徹底ぶり(注:update pingを各所に打っているからかもしれない)。「ブログに書いたらその3時間後にはググってひっかかるようになってた!すげえ」という話をチラホラ聞くが、そのカラクリは、これ。

ちなみにgooglebotによる激しい繰り返しアクセスはお行儀がよくない(無駄な負荷だ)と考えてしまうのは早合点である。そういうときのGooglebotはIF-Modified-SinceヘッダをつけてGETリクエストしてくるので、サーバー側でちゃんと対応させてステータスコード304(更新されてないよ、の意)を返すようにさせれば、XML情報自体を返す必要が無いのでそれほどの負荷にはならない。

以下は、米国Yahooの「サイトの推薦」のページのキャプチャである。

上の欄が、ふつうのURLを入力する欄。 下が、rss/atomなどのフィード情報のURLを入力する欄。 つまりYahooのクローラーは「フィード情報ウェルカム!」なのだ。

なお、日本のYahooのサイト推薦のページには普通のURLを入力する欄しか無いが、だからと言ってあわててわざわざ米国Yahooへ入力しにいく必要は無い。 各ページのheadタグ内に

<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS 2.0" href="http://example.jp/index.xml" />
みたいに書いて置きさえすれば、フィード情報の存在を察知して自動的にクロールを始めてくれる。

「RSSぅ?RSSリーダー使ってる人なんて世の中の1,2%でしょぉ?いらないよ別に。」とか言っているWebサイト運営者は、潜在的に大きな損をしていることになるだろう。

なお、文中ではRSSもatomフィードも一緒くたに書いてしまってますが、まあ規格は違えどその目的はほぼ同じなので。

see also:

ニセ学位の実態調査by文部省の結果が出てこない理由ってもしかして?

いや、たまたま思い出しただけだけど。


「ニセ学位問題」とは要するに、

  1. 「論文みたいなもの」にお金を添えてうさんくさい業者に送る(お金だけでOKな場合ももちろんある)
  2. 数週間後に「あんたに○○博士号を与えます」という「認定証みたいなもの」や「卒業証書っぽいもの」が送り返されてくる
  3. 「○○博士」と履歴書に書いて新設の大学の教授のポストかなんかを獲得してみたり、自分の著書の著者紹介の欄に書いたりすることで「ハク」をつける
  4. 「早稲田大学」とか「ハーバード大学」といった名前をウソで出すとバレやすいけど、「イオンド大学」とか「クレイトン大学」といった名前だと意外とバレないものだ
という仕組み。もう何十年も前からあったことなのだが、最近になってようやく報道が出始め、文部省が実態調査に乗り出し、その調査結果の公表が今週か来週あたり、というところまでが現在の展開。


っていう話を「デューク更家のニセ博士号とコンテンツ管理について雑感」で書いたのが9月末。

マスコミ各社から 「「学位商法」実態調査 文科省、全国の大学対象」みたいな報道が出ていたのが、それをさかのぼること2ヶ月ほどまえの7月末。

このときの報道では「この秋には調査結果を公表する」という話だったが、気がつけばもう師走。

調査結果はどこ??出てこない理由って?

  1. 各大学からの報告が上がってこない。なんで?=ニセ学位でまんまと教授職かなんかについている人がいて恥だから出し渋ってる?
  2. 報告は集まってるけど、集計してみたらニセ学位な人がウヨウヨいて国家的恥さらし状態になるので恐くて出せない。
  3. 実は政府機関や政治家にもニセ学位な人が思ったより多くいたりしてその人「に遠慮」or「が圧力」or「とにかく出せない空気漂いすぎ」ということになってる。
っていうのはオタク的な陰謀説すぎるよねとはあながち言い切れない。

また、韓国で大学教授が「ES細胞をつくったぞ!」と高らかに宣言して国家的バンザイ状態してたら「全部捏造でした」となり、一方で学術機関でのニセ学位横行の話も平行して新聞ダネになってなんというかもうグッチャグチャだねこりゃ、というのは比較的最近の韓国で起きた実話である。

そう考えると、京都大学の山中教授がES細胞の増殖に成功したよという論文が11月30日発行のネイチャー誌に出るぞというタイミングでの日本国内のニセ学位問題調査報告書の公表は避けて当然といえば当然かな、とも。

一方で、日本で活動してるニセ学位屋を告発する活動をコツコツ続けていらっしゃる静岡県立大学の小島教授のブログを見ると、たとえば、

  1. 日本で活動しているニセ学位屋のひとつであるイオンド大学の話をブログに書いてたりマスコミに話してたりしたら
  2. 「訴えるぞゴルァ!」とイオンドの中の人に脅され、「いいよー、こっちも逆提訴するからちゃんと住所教えてね」と返したら
  3. (住所は)死後霊界府 地獄町 血の道通り1-1-1気付にして欲しいとしか、ご返事できません」という返事が来たそうだ。
電波な人ともオレオレ詐欺ともまたちょっと趣の異なる見事なボキャブラリー。いやはやまあとにかく、本当にご苦労様であり小島教授を孤軍奮闘のままほったらかしたりしないで周りの人も文部省のお役人もちゃんと支援してあげなよと思う今日この頃。 なお、2007年9月末にハワイ州消費者保護局が正式にイオンド大学を告訴したそうです。

see also:

Webアプリでメールアドレスを確認する「正しい」方法

プログラミング言語あるいは通信プロトコル上のテクニックで 「メールアドレスかどうか調べる」という話題はいつもどこかに転がっている。

上記で紹介したような話をそれぞれよーく読むと、

「ユーザーが入力したそのメールアドレスで本当に連絡が取れるかを確認したい」
という本来の要求仕様=やりたいこと=がいつのまにか
「メールアドレスの書式として正しいかを確認したい」
にすりかわっていることに気がつく。 かなりいじわるな見方ではあるが、しかし、背景までをも考えればそういうことである。

そう、正確に言うと、内容が間違っているのではなく本来導くべき方向性が間違っている。

この状態がさらに悪化すると例えば次のようなことになる。

Firefoxで登録フォームのペースト禁止方法について -OKWave
コードの一部の「email確認用」となっているところにご注目。 つまりメールアドレスの入力欄を2つ置いて ベリファイチェックしようとしている。そこでのコピペは許さない、という仕様にしようとしている。

これなどは要求仕様の誤解がさらにおかしな仕様を生み出し、 最終的にあさっての方向を向いて、恐ろしいことにそれが実現されようとしているケースだ。 結果として完成するのはユーザーに対する嫌がらせとしか思えない画面である。

そもそも論として、

  1. メールアドレスが正しいかどうかをプログラミング言語上のテクニックだけで判断する方法は事実上存在しない。
  2. したがって、メールアドレスが正しいかどうかを判断するにはそのアドレスにメールを1本送ってみて、それが無事届くかどうかをもって判断するしかない。
ということをまず理解しておくべきだろう。

たとえば、山田さんのアドレスが yamada@example.com であるとして、 Web上のフォームに入力するときに tamada@example.com と間違って入力したとする。tとyは隣同士だ。よくあるタイプミス。 これは、先の記事で紹介されているいかなるチェック用コードを使ってもエラーとして引っかからない。

それならSMTPのVRFYコマンドを使えなどとマニアックなことを言う人もいるが、 迷惑メール全盛の世の中、そんなメールアドレスがダダ漏れしそうなコマンドを一般開放しているメールサーバーを探すほうが難しい。

あるいは、あるYahooメールのユーザーであるオバサンは、 自分のメールアドレスが yamada@yahoo.ne.jp であると固く信じていたりする。 そんな人はWeb上のフォームにメールアドレス入力欄が2個あろうと3個あろうとそこでコピペが禁止されようと、 力いっぱい @yahoo.ne.jp と入力し続けるだろう。

国内の携帯キャリアのアドレスを含めるともっと面倒なことになるのはこの前も話したとおりだ。 hoge..fuga.@docomo.ne.jp というアドレスは「正しい」。docomoメソッドにおいては。 しかしインターネットの標準にそって正しく作られたチェック用コードのいくつかでは、「これは連続ドットや@直前のドットを含む」と「正しく」判断し、エラーとしてしまう。

まともなプログラマーは気づく。「これ、なんかもう無理があるんじゃね?」と。 javaでもperlでもphpでも話はすべて一緒である。 コーディングしていて何か無理を感じたときは、テクニック不足を疑うばかりではなく、 そもそも要求されている仕様がなんであるのか?に立ち戻り、 そして設計あるいは設計思想のほうを見直してみるのがシステム構築の基本だ。

注文フォームでも問い合わせフォームでもなんでもいいが、次のような設計が多い。

a.php (<form>タグで包まれたフォーム。ここでtextフィールドでメールアドレスを入力させる)

↓ submitボタンでPOSTリクエスト

b.php (情報をDBに格納したり、確認メールを生成してメールサーバに託したりするコード)
画面遷移の設計として一番直感的であり、 かつ初心者向けのPHP本などにはたいていこんなふうな画面構成を想定して書かれているためだろう。 しかしこれではb.phpにPOSTされてきたメールアドレスが正しいことは保証できない。

相手のメールアドレスなんてどうでもいいという程度の要求であればこれで十分である。 しかしそれでは困るケースももちろんある。その場合の真の要求仕様は、 「ユーザーが入力したそのメールアドレスで本当に連絡が取れるかを確認したい」 である。

だったら、まずメールを送って「送ったから、読んでね」と言えばいい。

a.php (<form>タグで包まれたフォーム。textフィールドなどでメールアドレスやその他の情報を入力させる)

↓ submitボタンでPOSTリクエスト

b.php (POSTされた情報をDBやキャッシュファイルに一時的に保存しつつ、「メールを送ったから読んでクリックしてね!URLをクリックしないと注文確定しないよ!」というメールを送る。メール上には一時情報を示すURLを掲載しておく)

↓(ユーザーがメーラーで受信して、その本文上のhttp://example.jp/c.php?tempid=012345...をクリックする)

c.php(一時的に保存しておいた情報を「正式な」情報としてしかるべく処理する)
こんな感じ。二重サブミット対策とかいろいろ考えるともうちょっと複雑な遷移を取ることもあるし、フレームワークの種類によっては途中でリダイレクトがかかったりするのだが、細かい話はおいといて。

場合によってはa.php上のフォームに書かせる情報はメールアドレス「だけ」にして、c.php 以降のほうでそのほかの情報を書かせるようにすることでも、メールアドレスの到達性を確保することができる。サイトの特性と確保したいユーザビリティによって使い分けるべきだろう。

ここで書いたような話はまったくめずらしい方法論ではない。 既に多くのWebサイトで実装され、ユーザーは目にしていることである。 しかし、いざ「自分でつくれ」と言われると、経験の浅い人は何も考えずにa.php →(POST)→b.php(完了!) みたいな設計をついついやってしまう。

see also:

CNET「読者ブログ」上でSEO業者が検索エンジンスパムな記事を何本も書いている件

南販売促進戦略情報研究所とかいう会社の 南 雄一 さんという人物が、 CNET Japan上で読者ブログを書いている。

で、どんな記事を書いているのかというと、たとえば

「やっていることは実は隠しリンクによる検索エンジンスパムです」

なんてそりゃあお客様には言えないよね。

↑舌の根も乾かぬうちにとはこのことだろうか。↓


しかもよーく読むと、なんでここで2008年のカレンダーを買っただのという話がでてくるのか? 文脈的に意味不明なことがお分かりいただけるだろう。

新しい流行語の予感!「ホスティングサーバストアップケア」

こんなのがSEOを語ろうとは片腹痛い。 ちなみに京都の清水寺で恒例の「今年の漢字」は「偽」だそうです。

see also:

「端末を45分間操作したら15分休む」のは20年前のモニタ性能ならありうる。

いまさら感ありありの話なのだが、スシ食って一杯飲んでいい気分で帰ってきて寝る前にちょろっとこんな記事をみかけたので。

社保庁の組合は自治労系が9割以上の組織率を誇り、地方の社会保険事務所の現場を仕切っていた。社保庁労使が交わした100件を超える労働協定の存在が明らかになり、いまはすべて破棄されている。端末を45分間操作したら15分休むといった常識外れの内容だったのだから、それも当然だ。
宙に浮いた年金記録5000万件は、こうした環境下で生まれた。

花岡信昭:首相官邸は「ねんきん特別便」を見たのか - ニュース - nikkei BPnet (2007/12)

社会保険庁の中の人がダラダラとした仕事をしていた何十年かぶんのツケがどっと来た状態が現在の年金問題の主因でありそれはまぎれもなく中の人のせいであるという話に異論は無い。

しかし、「端末を45分間操作したら15分休む」というのは、20年かそこらくらい前の大昔のコンピュータ端末のモニタの性能であればその規定は常識はずれどころか実はとても妥当だったのではないかと筆者は思う。

筆者が小学生のころだったか中学生のころだったか定かではないが、当時大学生くらいだった近所のあんちゃんが目を真っ赤にしていたことがあった。いわく、ちょっとしたデータ入力のアルバイトを短期でやっていたらしい。 徹夜作業なわけでもないのに、やたら目が疲れると言っていた。1,2時間もモニタを見続けて作業したあとでふと見上げると世界がピンクがかって見える、と言っていたのも不思議とはっきり覚えている。

これはあとで知った話なのだが、数十年前のコンピュータ端末用のモニタというのは、その当時の通常のテレビと比べても、出す光の強さがやや強かったらしい。家庭用と違って業務用なだけに、なんというか、そういう身体的安全性とかはおろそかになりがちだったそうだ。

数十年前当時のコンピュータ端末のモニタでは、画質の荒さは通常のテレビと同じである。 テレビは1,2メートル以上離れてみるので多少の荒さはまったく許容範囲だが、40センチ以下の距離で見るとなると話はちがってくる。しかし、当時の技術では、今のモニタのような高精度、高精細は不可能だった。 現代においてはPCに向かって1,2時間仕事していても、ちょっと目が疲れたかなぁくらいは感じるにしても世界がピンク色に見えるくらいに目に異常をきたすというのはないだろう。

そう、今の世界で我々がパソコンの画面を近距離で1時間以上見続けられるのは、モニタの性能が異常に良くなったおかげである。パソコンをテレビ用のプラズマディスプレイに接続して使っている風景もたまに見かけるが、その場合のユーザーと画面との距離は1,2メートルくらいは自然とあるはずだ。だって、そういう距離で見るのが前提なんだから。

とにかく、社会保険庁のコンピュータシステムがいつから構築されどんな機材が使われてどのような変遷を経て今に至るのかなんてところまで詳しい話を追うつもりはまるでないけれど、通常のテレビと大差無いくらい精細度の悪いモニタを40センチ程度の近距離で見ざるを得なかった時代の業務用端末と、いま現在のPC用高性能モニタとを同じに考えちゃいけないことは確かだ。

がしかし結局、環境の変化やコンピュータ技術の進歩にあわせて労働協定を見直すということを怠ったという意味ではやっぱり仕事してなかったんじゃんと言ってしまえばそれもそうなのである。

Office2003のSP3の自動更新による提供が前倒し=ドコモとauのおかしなメールアドレスに関するユーザーの混乱拡大がより間近に迫ってきた

「そのとき」はやって来る。しかも前倒しで。

「Office 2003 SP3」の自動更新による適用、開始を2008年1月30日に前倒し (InternetWatch 2007/12/25)

SP3パッチを自らダウンロードして適用せずとも、勝手に自動更新が走るようになるので、1月30日を境に「友達/同僚/家族の携帯のメールアドレスにMS-Outlook2003からメールを送ろうとするとエラーが出るようになった!昨日まで普通に送れていたのに、なんでなんで!?!?」という現象が多発することになる。

いろんな会社のサポート部門のお姉さんのため息が聞こえてくるよ。

なお、この件について非難されるべきなのはドコモとauであって、マイクロソフトでは決して無い。これは別にMSの肩を持っているのでは全く無く、単なる客観的事実である。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

追記:

ということで前倒しになったり延期になったりですが結局はもうあと1ヶ月もありません。