mod_proxy_ajp, mod_jk, glassfish, apache... よくわからん。

最近のJava界隈はほんとわからん。まああんまし気にせず好きなコード書きゃいんじゃね的な方向で。

「ドコモ ケータイ送金」の提供開始

この4月に日本でのネット決済サービス環境整備はちょっとずつ前進しているようだっていう記事で、 『たとえば、飲み会でワリカンにしようかというときに財布取り出して千円札数えてやれ釣りが無いだのなんだのと酔った頭でやりとりする手間が、「全員携帯出せ!んで○○の口座(電話番号?)に○○円送金処理してボタン押せ!」という方式に変わることになる。』 などと想像していたのだが、ほんとにそのまんまのプレスリリースが出てちょっと驚いた。

報道発表資料 : 「ドコモ ケータイ送金」の提供開始について | お知らせ | NTTドコモ (2009/7)

「ドコモケータイ送金」は、新たな口座の開設や事前登録などの手続きをすることなく、送り手となるお客様が相手(受け手)の携帯電話番号を指定することで送金などが可能となるサービスです。受け手となるお客様は、送金された金額を任意の銀行口座で受け取るか、または毎月の携帯電話料金に充当する方法で受け取ることができます。 送金金額についてはサービス利用料と一緒に、毎月の携帯電話料金に合算して送り手のお客様に請求させていただきます。 お客様は、本サービスをご利用いただくことにより、飲み会代の精算など、友人・知人間でのお金の受け渡しを簡便に行うことができるようになります。

まだドコモ内に閉じてしまっているし、受け取り限度額20万円/月ということはあくまで個人間取引向けで事業者向きではないんだが、それでも大きな前進だと思う。

書評:600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)

たまには書評なんてものを書いてみるか。

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)
上阪 徹
角川SSコミュニケーションズ
3 普通に面白かったですが、ちょっと称賛しすぎかな。
4 マザーズ上場用の宣伝のはずだが買って損はない
4 本質を掴んだ"恋愛"指南書
5 世界最大のレシピサイト 誕生秘話
4 読むべきはweb担当者

料理レシピの投稿&検索サイトクックパッドの存在は知ってはいたが、いつのまにかマザーズ上場だったとは。 何はともあれ、おめでとう。

外人のおっさんのスカっとした笑顔にその後1年間ボーっとして過ごすほどの衝撃を受け、起業。 儲からないクックパッドを1998年以来かれこれ10年かけて運営し、嫁の実家(農家)が送ってくる食料とで文字通り食いつなぎ、いまに至るという。 ハシにも棒にもかからないWebサイトを乱発しては話題を振りまき作り捨てるだけの刹那に生きる人々はクックパッドの中の人のツメの垢を煎じて飲むべきじゃなかろうか。

クックパッドというとRuby on Railsを全面導入していることで一部のプログラマーの間では非常に有名だが、この本にはそこまで技術的なことはほんの少ししか触れていない。 Webサイトで大切なのは、シンプルなコンセプト、シンプルな機能、高速性とそれを支える技術、そして何よりも、5年でも10年でも続けるこだわりと情熱なのだ。そんな超基本を振り返らせてくれる一冊だ。

この本を読んで、もうひとつ思い出した。書評ついでにもう一冊紹介しよう。

すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)
松田 公太
新潮社
おすすめ度の平均: 4.5
4 熱意が伝わってくる
4 人生の転機はどこにあるか分からない。
4 またタリーズに行こうと思う
5 夢の大切さ、そして人への感謝を感じれる1冊です。
5 タリーズが好きになりました。

こっちはタリーズコーヒーの日本法人の創業者による起業物語である。 なお、文庫版のほうにはハードカバー版にはない加筆があるので、文庫本の方をおすすめする。

ご存知のとおりタリーズと言えば街のコーヒーショップであり、クックパッドのようなWebサイト屋さんではまったくない。がしかし、両者とも創業者が幼少期を海外で過ごし、「食」に着目をして起業し、そして株式上場に至るという点で共通している。

実はタリーズは株式上場後、数年で上場廃止している。とは言っても昨今よくある会計不正とか業績不振とかが理由ではない。社長が別な投資会社のようなものを作ってそっちの資金になったとある。べつにあやしげな感じではない。とにかく、上場はゴールではなくあくまで手段である、と言うタリーズの社長の言葉は単純だがもっともだと思う。

ひるがえってクックパッドを見て見よう。7月17日上場初日は買い気配のまま値がつかず終了。 公開価格ベースの時価総額は124億円だが、気配値はその倍くらいだったようだ。 目論見書を見ると、確かにここ1,2年は倍倍くらいの勢いで売上高を増やしているっぽい。

だが、よく考えよう。お料理教室とかレシピとかそういうのってもうどこにでも溢れていて、つまり既にレッドオーシャンじゃないだろうか。そんな環境にあって、10年がかりで育てたサイトを短期的利益ばかりにとらわれがちな新興上場企業の立場においてしまうのが果たして得策かはよくわからない。

そう考えると、ある程度がんばったところでタリーズのように上場廃止してしまうのも実は悪くないんじゃないかと、そんなことを思った。