DB更新とメール送信とをトランザクションにつつむ

結論:

  1. Webアプリで「データベースに値をつっこむと同時にメールも送信する」という仕様はよくある。たとえば、ECサイトで注文があったら注文テーブルに書き込むと同時にお礼のメールを送信する、とか。
  2. 単純に「SQL発行」と「メール送信」をソース上に並べてるだけのケースが多いだろうし、それはそれで特別まずいわけでもないと思う。
  3. しかし、DB書き込みとメール送信とを厳密に(アトミックに)処理したいのであれば、
    1. メールは、そのとき本当に送信しようとするのではなく、データベースのテーブル上にメールの内容をINSERTする方式にして(つまりキューイングみたいな概念)、
    2. アプリ内では、DB接続→SQL準備→BEGIN→SQL発行(ex.受注処理とか)→メール送信用SQL発行(キューイング)→両方のSQLが成功したらCOMMIT。
    3. 別立てで作っておいたメール送信処理バッチ(デーモン)がメールキューテーブルの中を読んでメール送信
    というような方法のほうが少しは(気持ち的に?)スッキリするかもね。

というお話。そこそこの規模と信頼性を求められるサイトをやっている人にとってはめずらしくもない方法論だが、本屋さんにある入門書やサンプル集とにらめっこしながら作っている人にとってはこういう発想の転換っぽいことはなかなか気づかないんじゃないだろうか。

ECサイトの注文受付処理の典型的な仕様として、
1. 受注テーブルにINSERTする。
2. お礼のメールをユーザーに送信する。
というのがある。ここで、「DBサーバの調子が悪くて受注テーブルにうまく書き込めなかった。でもお礼のメールは送ってしまった」あるいは「受注テーブルには入ったけど、メールサーバの調子が悪くてメールは送れなかったらしい」といった事態はどちらも避けたいものだ。(特に前者は)

「DB接続→BEGIN→受注テーブルINSERT→メール送信(SMTPまたはsendmailコマンド直たたき)→INSERTとメール送信が両方とも成功しているようならCOMMIT」 とかやっているケースが多いと思う。

でもまず、「メール送信が成功したかどうか」の厳密な判定は難しい(気がする)。postfix付属のsendmailコマンドはpostfixがコマンドを受け付けただけで正常値を返しそうだし(違ったらごめん)。それでいいっちゃいいけど。

受注webアプリ(が呼び出すメール送信モジュール)が直にSMTPをしゃべるのであれば、そのしゃべり相手のメールサーバが混みあって反応がトロかったりしたら、それのせいで受注Webアプリ内のDBトランザクションがタイムアウトしたりしないだろうか。あるいはブラウザを見つめてるユーザーを必要以上に待たせることにならないだろうか。それに、そもそも送り先ユーザのメールサーバが死んでたりしたら?

いずれにせよE-Mail(SMTP)そのものがRDBMSほどの信頼性を持ってないと考えるのであれば、もうどうしようもないのだろう。

だったら、DB更新処理とメール送信処理とをひとまず分けてしまってはどうだろう。DB上にメールキュー用のテーブルをひとつ作って、「メール送信処理」を「メールキューテーブルにメール情報をINSERTする処理」に置換して、本当にメール送信する処理は別のバッチ処理にでも託し、問題を先送り分けて考えるのだ。メール送信に若干のタイムラグが発生するだろうが、どうせ「メールが届くのに数分程度かかる場合があります」って説明が画面上にもともと書いてあったりするし(笑)。それに、「同じメールを再度送信する」という処理が必要になったときに、メール処理だけで独立している構造のほうが追加実装しやすいという利点がありそうだ。

さて実際の実装だが、perlの場合は Tripletail::Sendmail::MailQueueというのがある。DB上にキューイングするのではなく単純にファイルに書いてキューとするものだが、実用には十分耐えるだろう。そもそもキューイングでDBに負荷かけないのはいいことかもしれない。

PHPの場合は、うーん、どうしよう。 PEARのMail_Queueってのがあるんだが、はて、DB上のテーブルを使うようになってはいるものの、外部からトランザクションを制御する(orトランザクション制御済みのDB接続オブジェクトを受け渡しする)ための機構がなさげ。うーん。

magic_quote (magic_quote_gpc)はPHPの黒歴史

【修正済】書き込みが文字化けしていた件について。 | movatwitter開発者blog

なお、PHPのmagic_quoteされた文字列を安全に元に戻すノウハウをお持ちの方がいらっしゃったらご連絡いただけますと幸いです。

悪いことは言わないから、今のうちに、php.iniの「magic_quoteホニャララ」を全てOffにしたうえで、ソースコード上の影響を受けそうな箇所を全て修正すべきだと思う。

magic_quoteはPHPの黒歴史だ。

see also:

日本におけるネット送金サービス普及のシナリオ-「決済」より「送金」という単語が適切であり重要

世の中カネだ。

と言ってしまうと語弊がなくもないので言い換えよう。 ネット上で何やるにしても、最終的には「飯が食えてこそナンボ」である。

いくらすごいコード書いてもいくらすごいネットサービスを立ち上げてもいくら面白いブログ書いても、その活動をもって真に飯が食えないのであれば所詮はアマチュアの趣味である。あるいは名を売るための名刺にすぎない。 名刺なら名刺、趣味なら趣味でもかまわないが、もしも本気なのなら、飯が食えるようになってこそ初めてビジネスとして/人間として/社会全体として、一歩前進と言えるんじゃなかろうか。

そんなあなたにAdsense広告?

悪くはない。 できれば、広告屋にサヤ抜かれまくりなだけで誰もあまり得しなさそうな手法にいつまでも頼りたくはないが、今はしかたがない。夏目漱石や福沢諭吉ではなくを物理的に離れた場所にいる人間どうしでやりとりするのにベストな直接的手段がいまのところ存在しないので、広告収入のようなまわりくどい間接的手段に頼らざるを得ないのだ。

銅とニッケルの小さな円盤に100円の価値がある理由は、「次の誰かがそれを100円として受け取ってくれるから」だ。だがしかし、今のネットには「次の誰かに100円という価値を手軽に送る/受け取ってもらう手段」が圧倒的に欠けている。そう、問題は決済手段にあり、決済というよりは「送金」にある。 ディズニーランドのポップコーンショップのお姉さんと子供の間ですら可能な送金手段が、道ばたのミュージシャンのギターケースなみに誰でも可能な共通な送金手段が、ネットにはいまだに、無い。

飯が食えるレベルを目指すのなら、100円、200円のビジネスをバカにしてはいけない。
・セブンイレブンの客単価は600円程度でしかない。
・1本35円のヤクルトを毎日ちまちまとおばさんが届けて歩くビジネスはいまだに健在である。
・誰かがいまクリックしたAdsense広告の単価はヤクルトのそれに近いか、あるいは10円以下だ。
いま上に三つあげたサービスの胴元はすべて上場企業である。

そうこう言っている間にも、先日書いたとおり日本でのネット決済サービス(送金)の環境が少しずつ前進しつつある。 そこで、ネット決済(送金)サービスとその周辺に関する将来について、占ってみたい。

結論から先に言うと、個人および小規模なビジネス領域ではPayPal(ペイパル)が飛躍的に...とはいかないまでも意外と広く浸透し、その他の新手の決済サービスがそれぞれ特定の領域でそこそこがんばっていて、あとは昔ながらの銀行振り込み、というのが3,4年後の日本におけるネット決済の状況だろう。 つまらない結論ですまない。 だが、いま現在の既存プレーヤーの状況からしてこの推測はそうはずしてはいないと思う。予想外の彗星でも現れれば話は変わってくるが、その兆候はない。

まずはあらためて、「PayPal」とは何ぞや?という話からはじめようか。

と思ったけど疲れたので寝る。この記事のタイトルと中盤と結びがまったく噛み合ってないのは気のせいではないですごめんなさい。

see also:

アニリール セルカン事件。ウソで塗り固めた人生はともかく個人的にはその周囲の善意の人のほうに同情する。

東大の助教授助教(※1)でオリンピックのスキー選手で宇宙飛行士宇宙飛行士候補のアニリールセルカンさん(トルコ)の経歴がほとんどウソでしたという話。

おそらく関係者はだいぶ前から感づいていたのだろうが、ほんの2ヶ月前(2009/8)に出版されたAmazon.co.jp: ポケットの中の宇宙 (中公新書ラクレ): アニリール セルカン, Anilir Serkanという本人の著作に描かれている宇宙飛行士の写真が実は画像処理で首をすげかえただけのあからさまなアイドルコラージュだったのが墓穴というか、ダム決壊のトリガーと思われる。

とにかく、宇宙服写真についての更なる検証というページのほうにある詳細な検証が面白すぎるので誠に恐縮ながら転載させていただきます。体を斜めにしているから首がひねる感じになるはずなのによく見ると首も頭もド正面向いているところが笑いを通り越して哀愁を誘う。他の飛行士の写真と比べると自国の国旗(旗orワッペン)も見当たらないことがわかる。北朝鮮でおなじみのアレの技術と比べてどうなんだろね。どうでもいいけど。

wiki/blogの英訳まで用意されちゃって、詰みだ。これは。

  • アニリール・セルカン (本人のブログ。日本語。語学力だけは本物らしい)
  • アニリール・セルカン(Serkan ANILIR)氏の経歴詐称、業績捏造の追求blog
  • On the career of Dr. Serkan ANILIR (上記の英語版)
  • アニリール・セルカン - Wikipedia (学者にしては「要出展」表示だらけ笑)
  • ご冗談でしょう、セルカンさん(業績捏造?) - 生駒日記 (2009/10)
  • トゥルキスタン夜話 | 嘘つきな海亀は、嘘が嫌いだ! (2006/7)
    ところで、嘘をつきやすい「土壌」というものがこの俗世にはある。 要は嘘をつくことによって「利益がたくさん得られる」&「その嘘が容易にバレない」、という黄金コンビが成り立つ土壌では人はより嘘をつきやすくなるのだ。 嘘つきさん達にとっての、そんな理想郷がどこにあるのか?

    答えは「異国」だ。

    外国ではあなたが何者か問われない。 あなたは一切の過去を持たない。 そして、外国に居る99.99%の人間はあなたの嘘を検証する「能力」がない。 そして、嘘があなたを豪奢に修飾すればするほど、皆がやっきになってあなたをちやほやしてくれる。 だから嘘は大きければ大きいほどいい。 あなたの脳は「母国では決して得られなかった」快楽物質に溢れるだろう。 その多幸感に麻痺しながら、あなたはどんどん嘘を重ねる。 永遠にバレないのだから、その嘘はもはや真実同然だ。 虚実の間になんの違いがあろう?誰が不利益を蒙ろう?
  • トゥルキスタン夜話 | セルカン・アニリール (2009/10)
    やっと世間が私に追いついたようなので(笑)、実名を出そう。

    3年前に書いたこの日記で言わんとしている人物は「彼」です。

    トルコ語で検索ができる人間にとって、嘘を見破るのなんか簡単だっつーの。
    すでに2006年の時点で見抜いていた己の慧眼に幸あれ。

さて、あらゆる現代人は一日平均100前後のウソをつくものだというし、ウソの限度を超えたらそれはオオカミ少年であって一生治らないから、とにかく放っとけばそのうち勝手にオオカミに食われて消えるよ、というのが、ウソおよびウソつきの取り扱いについて古くから伝わるセオリーだ。近代のネット上ではこれに加えて「嘘を嘘と見抜けない人には(以下略)」という奴が加わる(笑)。

実際、筆者の周囲にも過去、大胆かつ巧妙なウソで自分とその周辺ストーリーを塗り固める人物がいた。(ちょっとした裏取りで意外と簡単にバレるウソなのがこの手の人々の特徴。) 筆者や筆者の親友は比較的早い段階で彼の虚言癖に気づいたからよかったものの、そうでない人々の彼への尊敬やら興味やらのまなざしが痛々しかった。知らぬが仏、で済ませられる限度を残念ながら超えてしまった場合に仕方なく真相を告げたときの彼らの落胆とむなしさと怒りの一次窓口をなんで俺がやらなあかんのかと。

そんなこともあったせいか、個人的には、この件についてはせいぜい面白おかしく紹介させていただきつつもウソつき本人については実はどうでもよくて、むしろその周囲にいた善意の人々に同情する。

今頃、東大の研究室の人々は何を思っているのだろう? 彼を学園祭の講演に呼んだ埼玉の高校生たちは真実を知って何を思うだろう? 彼の書いたAmazon.co.jp: 宇宙エレベーターという本を読んでamazonに書評を書いた16人のレビュアーは何を思うだろう? Newsweekのコラムの編集担当者は何を思うだろう? 『ドラゴン桜 16巻』の中ほどに「僕は宇宙飛行士候補です」の出だしでの寄稿を掲載(画像こちら)してしまった講談社の編集者と漫画作者の三田氏は何を思うだろう? 著作に推薦文を寄せた坂本龍一は何を思うだろう(坂本龍一 宇宙エレベータ - Google 検索を参照。有名人だけに「またやられた」と思ってるだけかも知らんが) RWS開発日記 — 【社内企画】アニリール・セルカン氏講演会レポート - 楽天ウェブサービスの開発・運用チームのブログ -(2008/10)とか言ってた楽天の人は今ごろ何を思うだろう? っていうかアニリール セルカン 講演 - Google 検索でヒットする数々の講演会の担当者やブログの書き主は何を思うだろう? 相川七瀬 アニリール セルカン - Google 検索でヒットする数々のブログの書き主は何を思うだろう? mixiのアニリール・セルカン コミュニティの人々は何を思うだろう? セルカンカレッジとかいうものに6万円を払った人々は何を思うだろう? (追記!いた!→セルカンカレッジの感想|アタチュルクのブログ) セルカンカレッジに一枚かんでしまったリエゾンセンターとかいう団体の人は今頃何を思うだろう?(追記:「なかったことにする」ことにした模様。キャッシュ画像こちらこちら) そしてご両親は何を思うだろう?

もっとも切なく感じたのが、アマゾンの以下の書評。

Amazon.co.jp: タイムマシン: アニリール・セルカン: 本

9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0

人として大切なもの, 2006/11/19 By ビビ (東京都) - レビューをすべて見る

 「宇宙エレベーター」引き続き、
待ちに待ったアニリール・セルカン氏
2冊目の本を早速読みました。

 子供向けのとても読みやすい本ですが、
是非とも大人に読んでもらいたい一冊です。

 家庭のなかで、教育の現場で、現代社会の中で、
いたたまれない事件が相次ぐ今の日本が
忘れかけている何かを教えてくれる、
そんな心温まるストーリー。

「人として最も大切なもの」
「人が人として生きるために必要なもの」

「タイムマシーン」を通じて、
そういったものを振り返ることができました。



   「信頼や愛情に垣根はない」
この本の中で一番気に入ったフレーズです。

 もしかするとこの本は
とある科学者が書いた、この世でもっとも
スピリチュアルな本かもしれません。

see also:

※1: 高等教育機関の主な職階は、上から「教授」、「准教授」(助教授の廃止に伴い誕生)、「講師」、「助教」、「助手」である。教員の職階 - Wikipediaより。






追記:

英文での告発ブログのこの記事には辛らつな罵声と同胞による心配とがコメントとして投稿されている。 ここで日本語に訳して公開するにはばかられる内容が若干あり、まるっきりそのへんのゴシップ週刊誌の内容だが、まあ、もう何をいまさらだ。これが、オオカミ少年に浴びせられる落胆と罵声というものである。(まだ一部のみ)

Anonymous said...

I was a researcher at the Bridge and Structure Laboratory - Civil Engineering Department of Tokyo University when Serkan was a student in Tokyo (1999-2001). I am Turkish and there was a small student/researcher Turkish community in Tokyo at that time. We hang out all the time and, therefore, we knew each other very well. Unfortunately, most of the things told in this blog is true. Serkan is a very-very-very smart person, who lies a lot. He is very talkative, entertaining and sex-colic. As Turkish students/researcher we enjoyed his lies, because he was very entertaining. We never believed/thought/imagined that he will take his lying skills this far. We do know anymore which things he told us are lies, which things are not. We cannot seperate the wheat from the chaff anymore. One day he told us his brother is a pornstar and show us a picture of a man with a naked woman. Several months later, his brother came to Tokyo to visit him. When we saw his brother first time, we asked him about his profession, but he got angry with us and told us things like " Are you guys crazy??? I am not a pornstar???" One day his roommate saw him printing a fake ID of NASA with his picture on it from his home printer. He had some friends in Turkish newspapers he called them to Tokyo and and take them to hangout with some Japanese girls(!!) This is what I heard from his roommate. Couple of weeks later there were news about him in Turkish newspapers regarding how succesful he is. In 2004 (or 2003, I do not remember the exact year), I went back to Tokyo during my vacation to visit my professors and stop by Serkan's apartment and he showed me a printed document with his name on it, and he told me that he wrote that book. I briefly looked at it. It was a NASA report and there were many physical equations on it (I remember somethings about raddius of gyration and etc..). I know that Serkan does not have a physics or mathematics background. He is merely a regular architecture (not architectural engineer, which is some kind of civil engineer in Japan). I told myself at that time, "Jeez, this man put his name one a printed NASA report and is telling people that he wrote a book!!." There are many things to tell about Serkan. Sometimes we -Turkish friends from Tokyo - mention Serkan to each other and make fun of his lies, and we tell each other that one day he is going to be in a biiiig trouble that none of his lies cannot save him from reality. There is no escape. Eventually people will find the truth about him. Well, I will follow this post and may help you at some point. Good Luck!
October 8, 2009 6:07 PM

(以下訳。改行が無くて見づらいので若干改行入れます。)
匿名さんの書き込み:
セルカンが東京で学生だったころ(1999-2001)、僕は東京大学の社会基盤学専攻の橋梁研究室の研究員だった。僕はトルコ人で、その頃の東京にはトルコ人の学生や研究者による小さなコミュニティがあったんだ。僕らはいつもそこでたむろしていので、お互いのことはとてもよく知ってた。

残念だけど、このブログで言われていることはほとんど真実だ。セルカンはとてもとてもとてもスマートな奴で、沢山の嘘をついた。彼はとてもおしゃべり好きで人を楽しませてくれるやつで、sex-colicだった(筆者注:おそらくcolicではなくholic。sex中毒)。彼は本当にentertaining(楽しませてくれる奴)で、トルコ人の学生や研究者は彼の嘘をとても楽しんでいた。彼が嘘のスキルをこれほど大きくするなんて想像もしなかったしまったく信じられない。彼が私たちにしゃべることのどれが嘘でどれが嘘で無いかは私達には分かっていた。いまはもう小麦か籾殻か(=良いものか悪いものか)区別がつかない。

ある日、彼の兄弟は実はポルノスターだと言い出し、裸の男女の画を見せた。(筆者注:トルコはイスラム教なのでウソにしてもかなりシャレにならない。江頭2:50がトルコで全裸になって大ブーイングになったのを覚えてる人いるだろう) 数ヵ月後、彼の兄弟が東京に彼を訪ねてやってきた。私達はお兄さん(弟?)を見るなり彼の職業について聞くと怒り出しこう言った「おまえらアホか?俺がポルノスターなわけねーだろ!」

ある日、彼がNASAの偽ID証に自分の写真をのせてプリンターで出力しているのをルームメイトが見かけた。そして彼のトルコの新聞記者の友人を東京に呼んで日本の女の子とたむろしていたようだと。(!!) これが彼のルームメイトから聞いた話。で、数週間後、トルコの新聞には成功者としての彼に関する記事が載っていた。

2004年ごろ(2003年かも。正確に覚えてないんだ)、僕が自分の教授に会うために休暇の途中で東京にもどったとき、セルカンのアパートで彼が彼の名前の入った印刷物を見せてくれた。いわく、本を書いたんだと言っていた。ちらっとしか見ていないんだけど、それはNASAのリポートで、沢山の物理の数式が書いてあった。(覚えている限りではたぶん旋回半径についてとかそういうの)。セルカンに物理や数学のバックグラウンドなんて無いことを僕は知っていた。彼のは単に通常の建築学だ(日本国内では土木工学と呼ばれるarchitectual engineerとも違う)。それを見たとき「あちゃー、コイツはNASAのリポートに自分の名前を載せて、本を書いたと吹聴しようとしているぞ。」と思った。

セルカンについて話すことは沢山ある。僕ら-東京のトルコ人同胞-はときおり互いにセルカンについて話し、その嘘を楽しんだりしている。また、こうも話している。いつの日か、どんな嘘をも彼の現実を救うことができないような、ものすごい大きなトラブルに直面することになるだろうと。逃げ場は無い。最終的には人々は彼の真実を知ることになるんだろう。

このポスト(記事)をフォローしながらいくつかのポイントでヘルプするよ。GoodLuck!
mert said...

I have asked him for his papers and awards. He couldn't send me any paper, and he sent me two awards. one of them is a certificate about
http://www.internationalbiographicalcentre.com/
and the other is "american medal of honor" that taken from "american biographical institute". There is not a cambridge physics instution awards no headquarter of JAXA nor austronot candidate either. Bu if he is in the list bibliographies he should do something. For a PhD. architecture it is normal success, but at the end, he is a big lier.
October 8, 2009 6:32 PM

(以下筆者訳)
論文と賞を見せろと彼に言ったら、何の論文も送られこなかったけど、二つの賞(のコピー)を送ってきたよ。一つはhttp://www.internationalbiographicalcentre.com/の認可状で、もうひとつは「アメリカ経歴研究所」の「アメリカ名誉勲章」だった。ケンブリッジ物理研究賞でもなくJAXA本部のでもなく宇宙飛行士候補のなんとかでもなかった。でももしも(他の論文の)参考文献一覧に何かあれば、彼は確かに何か(まともなこと)をやったんだろう。建築学の博士号は確かだ。でもそれで終わり。彼は大嘘つきだ。

筆者注:IBC=International Biographic Centerというのは日本で言うといわゆる紳士録の類で、カネを払うと「なんか偉そうな賞状」をくれる業者。ディプロマミルズ(ニセ学位屋)と同類である。
Armagan said...

Dear Mert,

You may expect to get in your mailbox more awards and certificates from Dr. Anilir because he orders those titles in bulk-shipment on a wholesale basis in order to get his loyal customer discount at IBC.

And if you are expecting any papers from him, you will have to wait until he finishes his Origami class. Then you will get your personally autographed copies of beautifully folded paper tigers and birds.

Joking aside, I have a genuine question to the native Japanese speakers concerning Dr. Anilir's official academic title and position at the University of Tokyo: Is Dr. Anilir a research assistant or an assistant professor (dozent in the European system)?

I'm asking because I wish to know whether he has a teaching position or a research position. Or is there no difference between these two titles, which may overlap in the Japanese system. I'm not crazy about titles or medals but nevertheless the issue looms large in this context.

I guess an academician familiar with the Japanese universities may answer this.

(I'm using Google Translate and at one University of Tokyo page it says he is research assistant and at another it says he is an assistant professor. And in yet another U. of Tokyo web page, I remember seeing that he is entrusted with the English version of his laboratory's website, which tells me the information there is vulnerable to manipulation.)

Lastly, I'd like to address Dr. Anilir himself because I know in all likelihood he will be reading this.

Hey, Serkan, why don't you give up already? No more cards up your sleeve. This is not an insult to you but a serious advice. Take it. Stop worrying about re-erecting your house of cards. With your genuine architecture degree you must be able to calculate that your paper house will not stand up to the winds against it any longer, so evacuate it before it collapses on you. Stop walking up and down your apartment thinking of ways to clear your reputation, how to produce authentic looking evidence in your favor in Photoshop or replacing the authorship of articles with your name. That was all in the past. You had your fun in your day and the party is over. You are a smart enough guy to have figured it's too late now that wheels have started rolling. Sit back and think will happen if you stick around for another two or three monthts. (And no! You can't escape into the orbit riding your elevator. Forget about that option.) Here is the most realistic deal for you: Pack up your luggage, buy a plane ticket, silently disappear into a remote corner in the Amazon forest and build yourself an infra-free house. You can be sure nobody will miss you.
October 9, 2009 3:30 AM

(以下筆者訳)
Dear Mert.(注:上に引用した内容を書いた人)
もっと沢山の賞やら認可状やらがアニリール博士から君のメールボックスに届くから期待してるといいよ。なぜなら今ごろ彼はIBC(紳士録掲載会社)の優良顧客になるべくそれらのタイトルを一括卸売りセールで注文してるだろうから。

もしも論文が届くことを期待しているのなら、彼が折り紙のクラスを終えるまで待たなきゃならないだろうね。そしたら、彼のサイン入りのきれいな折り紙の虎や鳥が届くだろう。

冗談はさておき、ネイティブに日本語を話せる人に純粋に質問がある。東京大学におけるDr.アニリールの公式のアカデミックなタイトル(役職)についてだ。Dr.アニリールは研究助手や助教授なのか?(ヨーロッパ的なシステムではないのかな?) (筆者注:東大での彼の立場は助教。つまり上に書いたとおり、教授、准教授、講師、助教(←コレ)、助手)

なんでこんなことを聞くのかっていうと、彼が教育のポジションなのか研究のポジションなのか、あるいは日本の(大学の)システムに照らしてその二つに境目が無い立場なのか、知っておきたいからさ。役職やメダルにこだわってるわけじゃないが、それでもやっぱり、この問題は不気味なものがある。

最後に、Dr.アニリール自身に呼びかけておきたい。十中八九、彼はこれを読んでいるはずだからだ。

ヘイ!セルカン。まだギブアップしないのかい?袖に隠したカードはもう無いぜ。これは侮辱じゃなくてマジなアドバイスだ。甘んじて聞くんだな。カードで作った家(≒砂上の楼閣)を立て直すのはあきらめろ。本物の建築学の学位があるんなら、君の紙の家じゃこれ以上の風に耐えられないことくらい計算できるだろう。君の頭上に崩れ落ちる前に避難しなよ。メンツを保つ方法を考えながらアパートの中をぐるぐる動くのはもうやめな。君を肯定しうる真正の確証をフォトショップで作る方法とか、論文の著者を自分の名前で書き換えるとかさ。後の祭りだよ。君なりに毎日を楽しんだんだろ。でもパーティは終わりだ。君くらい十分にスマートな男なら、車輪はもう回り始めてしまって、今からじゃもう遅いってコトくらいもうわかるだろう。ゆっくり座って、向こう2,3ヶ月をどこでじっとしていればいいか考えるんだな。(おっと!君のエレベータに乗って衛星軌道に逃げるってのは無理だ。その選択肢はあきらめろ。) 君にとってももっとも現実的な手がある。荷物をまとめて飛行機のチケットを買ってアマゾンの奥深い森に静かに身を隠し、インフラフリーの家を自分で建てるんだ。誰も探さないよ。

see also:

千円札=夏目漱石で留まっている自分に愕然とした。

もう野口英世なんだった。でもこないだ書いた記事では「夏目漱石」って書いてて、今の今まで気づかなかった。一万円札のことで聖徳太子が云々ってうちのばあちゃんが言っていたのを「とっくの昔から福沢諭吉だよ」とつっこんでいた昔の自分を思い出してなんだか愕然とした。そこのおまえじじぃとか言うな。

mobile link discovery

Google日本法人の中の人が公式ブログで次のようなことを言っているんだが、

いずれの記事においてもmobile link discoveryについて言及していないようだ。なんでだろう。

たしかに、「携帯電話での表示用にウェブ ページが調整される仕組みを教えてください。 - ウェブマスター/サイト所有者 ヘルプ」 をよく読むと、mobile link discoveryは、ページの存在をクローラーに知らせて検索にヒットさせる目的、というよりは、携帯でググった結果経由でPC向けページを強引に携帯向けにレンダリングしたページが(強引なレンダリングがゆえに)結果的におかしな表示になってしまうのを防ぐ目的、という感じがうかがえる。

とはいっても結局は得られる効果はほとんど同じだと思うので、同じ主旨のページをPC向けと携帯向けとでそれぞれ別デザインで作っていてそれぞれ検索にヒットさせたいサイトは、リダイレクトだのクローキングっぽいことだのをやるよりも、まずはmobile link discoveryやその種のタグを使うことを考えてみるべきだろう。