ど素人によるど素人のための富士山登山ガイド前編:スケジュールに関する7つのポイント

筆者は登山家でもアスリートでもなんでもない。でも仲間と富士山登ってきた。実は二度目。

素人には素人なりのなにかが残しといたほうがいいかなと思って、ちょっと書き残しておきます。 計画(スケジュール)、装備、やってはいけない、の三部作の予定ですが予定は予定に過ぎません。 それから、「オレ、山岳部出身なんだけど、トーシロがいい加減なことはくんじゃねーぞ」とか言われても断固としてスルーします。めんどくさい。ww

では計画(スケジュール)編から話を始めましょう。

Q:富士登山のすべてを決めるのは何か?
A:6割の天候と3割の装備(を買うカネ)そして1割の思い切り(のよい撤退)である。

富士登山がいい思い出として残るか、二度と行くか!という悪夢に終わるかは、たったこの三つの要素で決まります。 「富士山に登らないバカ、二度登るバカ」と揶揄されるゆえんはこのへんにあります。

要するに、天気さえよければジーパン、Tシャツ、スニーカーの小学生が登れちゃうのです。

が、ほんのちょっとでも天候が悪いと悪魔が舞い降りて死の恐怖すら感じることになります。俗に言う「寝たら死ぬぞ」というやつです。そこで戦力の決定的な差を見せてくれるのが装備というものです。

しかしどんなにカネをかけた装備であろうとも、より大いなる自然の前にはやはり無力です。いまどき天気予報なんてケータイからいつでも見れるんですから、アメダスがちょっとでも黄色とか示してたらとっととあきらめて御殿場アウトレットモールでお買い物でもして帰りましょう。

どの登山口から行くか?

実は筆者は須走口からしか登ったことがありません。それも昼間ではなく夜から上り始めて一気に頂上まで行く徹夜登山。山小屋?なにそれ。

「なんだよ!オレ普通に昼間に富士宮から登ろうと思ったのに!」という方はここで読了してくださってもかまいません。とにかくそういう前提で。

富士山には登山道がいくつかあります。一番人気があるのは富士宮口。ほぼ6合目付近という、一番標高の高い位置から登り始めることができるため、天気がよくて体力がある人は4時間台で頂上までいけるらしいです。 そのほかの登山口はどれも5合目がスタートです。須走口は東名高速の御殿場インターから近く、下山のときは砂走りといってなだらかな砂地になるため比較的足腰が楽です。子供にもおすすめ。 富士宮口は登りも下りもゴツゴツした岩場なので結構きついようです。

理想的なのは、登りはスタート地点の標高が高い富士宮口、下りは足腰に優しい須走口、というルートですが、マイカーで行く人には無理な話ですね。マイカーじゃない人は可能だと思います。ツアーでよければそういうのもあるのかなあ?知りませんが。(ツアーは人数が多くなりすぎるぽいのであまりおすすめしません)

スケジューリング全般

とにかく筆者は、夜に登り始めて途中or頂上でご来光(日の出のこと)を見てそのまま下山するという、突貫プランしかやったことがありません。山小屋も泊まったこと無い。 登山道の話につづきスケジューリングもまた限定的な話で申し訳ないっす。ww

とにかく以下「徹夜登山」を前提に話を書きます。

駐車場はすぐ一杯になる

これ重要です。須走口の駐車場は夏休みの金曜日の夜19時の段階で満車になります。土曜日はもっと早いのかもしれません。他の登山口でも似たようななものなのでしょう。

須走口五合目の駐車場に入れなかった車は早い者勝ちで路肩に停めることになります。ごく一部区間を除いて駐禁は取られませんのでご安心を。とにかく遅くなればなるほど道路の下のほうの路肩になるので、ひどいときは高度的に3,4合目あたりから登るのと同じということになります。このハンデはでかいですのでどうにかして仕事の都合をつけて早めに行きましょう。

車の中で仮眠する

駐車場所のために早く到着したからといって、例えば18時に登り始めたら夜中の零時前後に頂上につく計算になります。夏場のご来光は午前4時半ごろなので、待ってる間に心が折れたり凍死したりしないようにするにはかなりの重装備が必要になるでしょう。

しかしそこまでやりたくない人がほとんどだと思います。車の中で仮眠してスタート時間を調整しつつ、ついでに少しでも体力を温存しましょう。まわりの車もみんなそうですから、眠れなくてもお静かに。

21時または22時ごろ、登山開始!

登るのにかかる時間は個人差ありまくりですが、筆者らは22時前に上り始めて8合目と9合目の間あたりでご来光って感じでしょうか。頂上でご来光を見ることにこだわりたい人はもっともっと早く出るしかありませんが、そういう人は始めから山小屋に泊まる段取りにするほうがいいんじゃないでしょうか。

恐怖の9合目渋滞

須走口、吉田口の最大の弱点がこれです。上のほうで登山道が合流してどっと人が増えるのです。そこへ、9号目以降の岩場の険しさが重なって、たった400メートルを登るのに1時間以上かかるような渋滞になります。眠いときのこれはマジで体力を削りますが、仕方ありません。 落石一発で十数人殺せるでしょう。フラついて倒れれば将棋倒しです。ガチで大惨事になりますので全力で耐えてください。

どうすれば9合目渋滞を避けれるのかはよくわかりません。昼夜問わず、土日ならしょうがないのかもしれません。

無事登頂、そして下山、そして温泉へ

登ったあとの温泉が最重要チェックポイント。ww 徹夜で富士山に登って下りて、間違いなくヒットポイント残高が残り少ないそこのお父さん!そのまま運転して家に帰る?!そんなに居眠りで事故りたいですか?

須走口から山中湖または河口湖までは驚くほど近いです。どっちにいっても1時間とかかりません。渋滞ポイントも特にないです。川口湖も山中湖も近辺に宿はいっぱいありますから、てきとうに予約しておきましょう。 そう、徹夜富士山のコツは、1泊目は徹夜で登山でご来光、2泊目は温泉旅館。これ最強。 天候が悪くて初めから登山をあきらめるケースでの保険的な意味合いにもなります。登山をあきらめた夜はアドリブでどうにかして、翌日こそ卓球温泉で楽しめばいいのです。 ただし山中湖近辺は温泉は少なくて普通の風呂の旅館のほうが多いようです。まあそのへんは予算見合いで。

チェックインはたいてい15時以降なので頂上でお鉢めぐり(後述)でもして下山もゆっくりめにして少し時間調整し、それでも早すぎれば5合目の売店(菊屋旅館だったかな?)でお昼ごはんでも食べてましょう。

中編(装備編)に続く。。。

ど素人によるど素人のための富士山登山ガイド中編:必須の装備17点

装備です。

何度か書きましたが、天気のいい昼間なら普通のズボンとTシャツとリュックで登れるくらいです。しかし、ここでは「夜に出発して徹夜で登ってご来光見て頂上でちょっと休憩してすぐ下山」という想定ですのでもう少し重装備になります。

  • 前提その1:スタートから下山までの十数時間の間に真夏と真冬の両方を体感すると思え。
  • 前提その2:わからなかったら登山用品専門店の店員さんに全部聞け (適当に自分で選ぶと泣きを見るよ)
  • 前提その3:ケチるな。 装備をケチるくらいだったら始めから富士山じゃなくディズニーランドを目指すほうが安あがりだし幸せです。

ちなみに筆者は御茶ノ水のスポーツ店街の登山用品店で全部揃えました。 では順に行きましょう。

1.登山用のリュック

防寒着などもあるので普通のリュックでは入りきりません。登山洋品店で売っているような大き目のものがいいです。体のサイズにもあわせる必要がありますので店員さんに相談しましょう。ついでにバンド等の長さのあわせ方も教えてもらいましょう。ちなみに私のは30リッターのやつでちょうどいいぐあいでした。雨のときようのカバーが付いてるやつがいいでしょう。

2.登山靴

トレッキングシューズというやつ。ハイカットのがオススメ。これ絶対。足首まで保護してくれるので、特に下山中に足をグキってやったときのダメージを最小限に抑えてくれます。砂走りを下るときも、ハイカットのほうが砂やら小石やらが靴の中に入り込みにくいです。ジョギングシューズみたいなので行く人もいますが、運が悪いと下山中に靴底が崩壊します。平地のアスファルトと山の岩や砂とでは靴底に与えるダメージがぜんぜん違うので当然の結果です。

あたりまえですが、新品のままいきなり本番はダメです(笑)。自分の場合は幸い職場がカジュアルOKなので、二週間ほどこの登山靴とジーパンで通勤して慣らしました。

3. レインウェア

100円ショップのレインコートでいいや、とか言ってるそこのあなた。死ぬよ。富士山の雨は上から降ってきません、横からも下からも降ってきます。上下セパレーツでビシっとしたやつじゃないと絶対だめです。1万円前後です。

4. パンツとか

ジーパンでも可能かもしれませんがやはり軽いほうがいいです。薄手の山用パンツの下にCW-Xみたいなやつをはくといいです。ほら、イチローがユニフォームの下にはいてるというアレです。防寒だけでなく筋肉をサポートしてくれる(マジ)し、逆に天気よくてもそれほど暑く感じません。 女性の場合はCW-Xみたいなやつににスコート、といったかわいい格好も見かけました。あれもアリでしょう。もちろんジョギング用とかではなくてもう少し分厚い何かだとは思いますが。

5. 長袖シャツ

筆者は冬にジョギングするとき用に買っておいたスポーツ用長袖シャツで代用しました。汗を吸ってもすぐ乾くのでちょうどよかったです。念のためユニクロのヒートテックシャツを予備に持っておくとかもいいと思います。

6. ダウンジャケットかフリース、あるいはその両方

天候次第ではフリースじゃつらいかもしれません。私はスキーウェアのインナーで代用して、いい感じでした。防寒着が無いと夜は三途の川をチラ見することになります。なおスキーウェアのアウターだと、着膨れしてレインウェアを着れない可能性があるのでそのへんよく確認してからチョイスください。

カネに糸目をつけないというひとはゴアテックスの上下とか買っちゃいましょう。上下買うと7,8万すると思いますが。

7.軍手とストック

軍手または山用グローブは必須です。スキー用だとちょっと暑すぎると思います。富士山は下は全て岩なので転ぶと一発で手が擦り傷だらけになります。ストックはあるとやはりラクです。スキー用のストックの人もみかけましたが、長さ調節できるほうがいいでしょう。お店で売ってます。なお、登山口や山小屋で売っているいわゆる金剛杖でもいいと思います。小屋やら頂上やらで記念に焼印を押してくれます。ただしそれ持って電車乗って帰る場合は結構恥ずかしいかもしれません。

8. 帽子とサングラスと日焼け止めクリーム

地上と違って紫外線の強さも3000メートル級です。曇ってるときはぜんぜん大丈夫ですが、ちょっとでも日が差すとまさに「日が皮膚を焼いている」のがわかります。チリチリチリ... 日焼け止めクリームは「日焼け止め」というより「やけど止め」だと思って塗りたくっておきましょう。耳のウラまでしっかりと、です。 帽子は耳や首を隠してくれるやつがいいです。でも普通の野球帽等の下に大き目のハンカチやバンダナをしいて耳や首を隠すのでも大丈夫でしょう。 サングラスもできればあったほうがいいです。曇ってるといらないんですが。

9. ホカロン1、2個

ふもとのコンビニでも軍手と一緒に売ってます。寒いとき意外と重宝します。

10. ヘッドランプ

夜間登山ですから当然です。手持ちの懐中電灯?両手開いてるほうがいいですよ絶対。LEDの小さい奴で十分です。2500円しないくらいでしょうか。 LEDのやつはめっちゃ明るいわりに消費電力が少ないので新品の電池入れておけば予備を持っていく必要はありません。

11. 食料と水とアメとかチョコとか

食料は多めがいいです。オニギリでもサンドイッチでもウィダーインゼリーでも何でもお好みで。人間、食えば元気になります。アメやチョコもお好みで。 水はとりあえず500ミリのペットボトル2本でいいでしょう。足りないかもしれませんが重いですからね。不足したら頂上や山小屋で買いましょう。500ミリのペットが500円とかしますがその程度は「重量をカネで解決」と思っておきましょう。

12. 100円玉を10~20枚くらい

富士山のトイレは全て有料です。300円とか。あれだけ登山客が入れば維持費がかかるのも無理はありません。お釣りとか面倒ですから、小銭を用意しましょう。

13.ボールペン

頂上から数十分ほどお鉢めぐり(火口の周りを一周すること)した途中に神社と郵便局があり、記念にハガキとか売ってて、その場でポストから出せます。そのときのために、ペンは自分で持ってるほうが借りる手間が省けていいです。

14. ハンドタオルとハブラシ

富士山では水は貴重ですが、せめてペットボトルの水で少しでも顔をぬぐって歯を磨くと、けっこうスッキリします。

15. 酸素缶:要りません

あっても気休めにしかなりません。高山病にはなる人はなる、ならない人はならない。こればっかりはどうしようもありません。

16. 防水スプレーとジップロック

出発前にリュックに防水スプレーをしておくのはいいアイデアです。ただし雨がひどいときは防水スプレーもすぐダメになるので、カバーつきのリュックだといいです。 あと、普段は冷蔵庫でお肉を入れているあのジップロックですが、ぬらしたくないもの(ケータイとかポケットティッシュとか)を入れておくのに便利です。

17. デジカメ

ケータイでもOKですが、フラッシュつきのほうがいいと思います。

18. キャンプ用小型バーナーとコーヒー入れるやつ(バーコレーター?)とマグカップ

必須じゃないです。筆者も持ってないです。 が、中腹でご来光を待っているときと、頂上とでそれぞれ、バーナーでコーヒー淹れているツウな人がいました。あれいいなーと思いました。 「山のごちそう=あたたかいもの」というのは本当です。まあ、山小屋でカップヌードル(800円!)買ってもいいのですが。そんなのもカネで解決というやつです。

19. ノンアルコールビール(笑)

頂上で祝杯をあげるにはやっぱりコレです。 頂上の売店では普通のビールを売ってるのは見かけましたが、 ノンアルコールのやつはやはりありませんでした。 自分で持っていって正解でした。 「高山病を心配しなきゃならないような山の上で疲れきった体に本物の酒を入れるのはちょっと怖いけど、頂上では断固として祝杯をあげるべきだろう、オトナとして。」そんなアナタにおすすめです。(笑)

では最後に「やってはいけない編」へ。

ど素人によるど素人のための富士山登山ガイド後編:やってはいけない10か条

そろそろみなさんお気づきだとは思いますがこのブログの趣旨とはまったく関係が無い登山ガイド。最終編です。

1.5合目から上は自己責任

やってはいけない、というよりは最初の心得みたいなもんですが。

5合目までは道路も電気も電話も通じてるので、いざとなればパトカーでも救急車でもタクシーでも何でも来てくれます。 しかしそこから先は自己責任の大自然です。ちなみに一般的な山岳救助での捜索隊の日当は一人X万円です。ヘリもブルドーザー(*)もすごい金額らしいです。それらの請求先はもちろんあなたです。保険?なにそれ?

とにかく 「納税者ヅラができるのは5合目まで」 はい、ここテストに出るよー。

* ブルドーザー=富士山では頂上まで含め全ての山小屋等への物資の運搬がブルドーザーで行われています。登山道とは別にブルドーザー用のルートがあるのです。もちろんけが人、病人(ex.高山病)も乗せてくれますがどういう許可基準/金額なのかは知りません。

2.徹夜登山に小学生を連れてくるんじゃねえよそこのバカ親!

たとえば天気のいい日に朝6時に出発して夕方には下山、というのなら話はわかります。それなら小学生でも可能です。前日に7、8合目まで登って、そこの山小屋で一泊してから早起きしてご来光、というのでも可能でしょう。

しかし、5合目からの徹夜登山に小学生が耐えられるわけがありません。人間の体は眠ると体温を少し下げるようにできています。そこへ天候の急変が起きたらどうなるか?それこそ「眠ったら死ぬぞ」ってことになりかねません。しかし子供というものは眠気には絶対勝てません。 周りの大人で助けてやる(どうやって?)ような余裕がある人は少ないです。結局、お父さんがまさに命がけで励まして頂上の休憩所までどうにか登らせるしかなくなります(子供をおんぶしたら荷物が持てない)。しかしそのとき「9合目渋滞」の真っ只中だったら、、、!?アーメン。

3. スーツとネクタイと革カバンで登る

山小屋のにいちゃんによると、珍しくはないそうです。2回しか登ったこと無い私ですら見かけたくらいです。何か思うところがあってのことか、あるいは単に話のタネのつもりなのでしょう。

山小屋や頂上の休憩所のお兄さんが「あははーお兄さんスーツ?すごいねー...」 なーんて気さくに声をかけてくれると思ったら大間違いです。徹底スルーされます。

なぜか?ちょっとでも天候が悪くなっただけでとたんにブルブル震えだして山小屋や休憩所に無駄に助けを求めるのはそういうDQNだからです。地上ではネタでも山では迷惑です。

4.山小屋に予約していないのに「そこをなんとか」と押し込もうとする

昼間の登山中に休憩したいということならまったくOKですが、夜間登山中に装備不足などがもとで力尽き、寝てる山小屋をたたき起こす輩がいるようです。予約客は既に寝てます。少しでも睡眠とって早くに起きてご来光を見たいという人たちにとって、迷惑です。夏休み期間中の特に土日はどこの山小屋も予約で一杯です。自分の装備不足と天気予報の確認不足を呪いつつ三途の川を渡るか素直に降りるかしてください。なお、24時間営業(?)な山小屋もあるようですがよく知りません。

5.追い抜こうとして端っこを歩いてうっかり落石を起こす

いるんですよ。前の客がのろいから追い抜こうとして狭い道の谷側を抜こうとする人。登山道のはじを踏むと「カラカラ...」と小さく落石が発生します。小さいから大丈夫と思ったら大間違い。雪だるま式に大きな石を動かしてしまうことがあるのです。それで混んでる登山道を襲えば2,3人殺せます。「富士山 落石」でググればその恐ろしさがわかります。

やばっ!と思ったらすぐさま「ラクセキー!」とか「ラーーァァック!」とか叫んで下に知らせましょう。 恥ずかしがってる場合じゃありません。これは山の掟です。

6.ブルドーザーの進路をふさぐな

登山道ではそれほどありませんが、下山道ではブルドーザーとすれ違うことがあります。素直に山側によけて下さい。 ブルの運ちゃんも気を使って登山客に明るく声をかけながら運転してますが、うっかり路肩崩れでも起きた日にゃブルごとひっくり返ってあの世行きなので、彼らなりに命がけです。

7. 頂上の鳥居付近で集合写真を撮っているバカのせいで登山道が渋滞

9合目渋滞の元凶って実はこれなんじゃないか?って思うくらいです。混んでる登山道のど真ん中で立ち止まってカメラ構えるのはやめましょう。撮影中に誰かが横切ったからってさらに居座ってシャッターチャンスをうかがうおバカさんはお願いですから空気読んでください。薄いけど。

頂上まで行けば写真撮影ポイントは他にもいくらでもあります。とっとと奥まで移動してください。 とにかく絶対に登山道をふさぐな。

8.9合目渋滞を避けるために下山道を逆走で登ってはいけない

登山客の多いシーズン中の富士山ではルール違反です。そもそも下山道は登りに適した整地はされてませんので体力も消耗します。それでも渋滞よりはマシなのでガイドつきのツアーはこの方法を取ることがあるらしいですが、一般客はやっちゃいけません。意外と道に迷うリスクもあります。荷揚げ用ブルドーザ(夜も稼動してることがある)の妨げになることもあります。

9. 頂上で走るな

そんな体力がある人はいないと思いますが、妙にはしゃいじゃう奴もいるかもしれませんので念のため。頂上の多くはほぼ平地なので走れます。が、走ると高山病のリスクが飛躍的に上昇します。 どうなってもしらねえぞ。

ちなみに、普通に歩いたりちょっと階段登ってるだけなのに心臓がドキドキする(心拍数が上がる)のは、高山病ではありません。ごく普通の症状です。空気が薄い証拠です。

10.「日本最高峰」の石碑での写真撮影の順番待ちに割り込むな

やった!頂上だ!と思っても、そこは頂上ではありません。お鉢めぐりを数十分ほど行った先、富士山測候所(富士山レーダー)跡地が、3776m地点。正真正銘の頂上です。天候と体力が許すのならばそこまで行って「日本最高峰」の石碑とともに自分の雄姿を写真に収めない手はありません。

しかし、考えることは皆一緒。ディズニーランドのミッキーマウスのごとく、写真撮影が行列になってることが往々にしてあります。

素直に行列してください。空気が薄くて頭がハイになったバカが、皆が並んでる方向と逆方向から知らずに割り込もうとすることがあります。お願いですから薄くても空気読んでください。誰もそんなところでくだらないケンカしたくはありません。

以上、諸君の健闘を祈る!

ヒマだからca-livedoor-blogmedia_jsとかいう怪談話に乗ってみよう。

蒸し暑い真夏の夜はやっぱり怪談話と陰謀論に限る。(笑) なにかって、この件。

結論先に言うと、ベンジャミンフルフォードとか少年マガジンのMMRでも見て楽しんでてほしいと思います。

PV数imp数の多そうな大口顧客=ブログサービスサイト、新聞、マスコミ、etc=にだけ与えられる、かつてはadsenseプレミアムと呼ばれていたサービス(今はなんて言うのかわからん)のアカウント名見つけたくらいでガタガタ騒ぐなガキ。珍しくもねえ。

で、件のブログ群はすべてlivedoorブログのサービス上で運営されている。「えっ?だってドメインぜんぜん違うのあるじゃん」とか言ってるボクに説明するヒマは無いのでググレカス。あと全部のホストにtracerouteたたけ。 ほらみろ同じIPだらけじゃねえかやっぱり同じ奴が運営してんだ!とか言ってるやつは、twitterのつぶやきは全部誰かのシナリオどおりだと思って旅に出てください。モーフィアスとトリニティが迎えに来てくれるよきっと。

さて、一般的なgoogle_ad_clientは皆さんご存知「 pub-0123456789 」みたいなやつ。 で、その一般的な広告収入なんだが、アカウント保持者に68%、Googleが32%ってのがadsense共通のレート。要するにスポンサー様に課金が100万円発生したら68万がアカウント保持者の取り分。

Inside Adsense - 日本語: AdSense の収益分配について adsense 公式ブログ 2010/5

大多数の AdSense を利用されているサイト運営者様は、コンテンツ向け AdSense をご利用いただいています。このコンテンツ向け AdSense をご利用いただいている世界中の AdSense 運営者様は、コンテンツ向け AdSense の収益の 68% を受け取られています。言い換えると、サイトに表示されるコンテンツ向け AdSense に対して広告主様からいただいているうちの 68% はサイト運営者様に支払われています。なお、残りの部分は、サイト運営者様の収益を最大限にできるよう、AdSense の新しい技術やプロダクト、機能の開発のための投資に充てられます。またこの費用には、AdSense をご利用のサイトに AdWords の広告主様の広告が配信されるためのプロダクトや機能のための費用も含まれます。Google AdSense は、2003 年のコンテンツ向け AdSense 開始以来、この収益の分配率を保ち続けています。

では、さっきの「プレミアム」なんとかのようにGoogleの営業担当者が直接かけつけちゃうような大口顧客でもやっぱり68%なのかって、んなわきゃない。それじゃちっともプレミアムじゃない。 75%なのか80%なのか90%なのか知りませんがとにかく少し条件がいいはず。

では問題です。みんなで幸せになるためには、次のうちのどれがベターでしょうか?

  • コピペブログつくってる奴らがそれぞれ個々にadsenseを契約する。pub-0123...みたいなアカウントをもらって自分でコードを貼り付ける。コピペブロガーの取り分は一般どおり68%。コピペブログ1個じゃ大口顧客と呼べるほどのPV稼げないから。 ブログサービス側のadsense収益はゼロ。adsense契約してるのはブログ書いてる個人だから。
  • どっかの弱小ブログサービスのように、ブログサービス側が強制的にadsenseを張り込んでその収益を独り占めしようとする。=>コピペブログ運営者面白くないので他へ移転したりとか。=>誰も幸せにならない。
  • ブログサービス会社がGoogleの営業と相談してプレミアムだかなんだかの高級アカウントにしてもらう。と同時に人気のブログ上から順に100個くらいに直接声をかけて、こうささやく。 「他のブログと束ねて交渉したら、プレミアムアカウントとれたんだ、で、分配レートが通常の68%じゃなくて(仮に)80%ということになった。そこで、あなた(実際のブロガー)には75%で、5%を我々(ここではlivedoor)がいただく。これでお互いwin-winだ。しかもプレミアムだから、adsense狩りとかでいきなりアカウント停止される心配もなくなる。どうよ?」「乗った」

で、各ブログでちゃんと収益分けて計算しなきゃならんので、google_ad_channelで通し番号でも与えてレポート機能できっちり分かれた数字が出るようにしておく、と。 なお、googleから支払いを受けたadsenseの収入を関係者間で分配することは、例えばadsense apiのドキュメントではrevenue shareringとして公式に解説されていることでもあり、特におかしな行為ではない。

本当はこのへんのことはadsense APIでも使ったりgoogle_ad_hostとかいう変数を使うといった手法があるらしいんだが、よくわからん。まあ大した数じゃないんだったら今回のlivedoorの件のような手作業に近い方法(なのか?)でも運用回るんだろう。

以上の話は夏の夜の怪談に過ぎません。

ログ解析ソフトの老舗analogのサイトがドメイン切れ起こしてる件

8/14現在、analogの本家サイトがドメイン切れ起こしてるようです。 whoisの情報は

Query: analog.cx
Status: Suspended
Created: 29 Jul 2001
Modified: 12 Aug 2010
Expires: 29 Jul 2010
(略)
Registrant:
Name: Stephen Turner
とかなってますので、どうやら7月末でExpireになって2週間でDNS情報を書き換えられてしまった模様。analog.cxドメインの所有者はanalogの作者のStephen。

まあ、すでに枯れたソフトなこともあってここ数年はバージョンアップもなかったのですが、老舗のサイトではいまだにこれ使ってるところ多いんじゃないでしょうか。速いしねえ、ほんと。

というわけで、誰かStephenにどうにかしろとお伝え下さい。 俺?もう寝る。(笑)

もしもセブンイレブンの本社オフィスの座席配置でプログラマーが座らされたら

たぶん発狂する(笑) ほら、昼休みでもないのに職場からいまこの記事を見てるようなアナタとアナタとアナタですよ。

イトーヨーカドー、セブンイレブン、デニーズ、これ全部元締めは同じ。 IYグループの情報システムに対する力のいれようはIT業界では定評がある。

さて、なんのへんてつもないよくある事例紹介のページに載せられた一枚の写真に注目して欲しい。すぐ消えるだろうから今のうちだよ(笑)。 担当者が自分の机に座ってこっちを(カメラを)向いていて、その周囲の席にも普通に仕事中らしい同僚が数名いる、という構図の写真。

でもそれぞれの机やイスやパソコンの向きをよく見ると、普通のよくある日本のオフィス風景と違うことに気がつくだろう。そう。全員同じ向きを向いているのだ。つまり、学校の教室、とくに大学や専門学校等でよく見かける、数人がけの長い机が黒板に向かってずらっと並んでいて、それぞれにイスとPCがある感じを想像してほしい。パーティションなどもちろん無い。

写真からは読み取れないのだが、実は、下っ端ほど前の席、偉い人ほど後ろの席にいる。ここがポイント。 後ろの上司がひょいと首を伸ばしたときに、前の席のPCの画面は丸見え。そんな状況でこんなブログとかヤフオクとか見る勇気のある人はいまい。

よくできてるねえ、いろんなものが、ほんとよくできてるよ。

see also:

三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)がクソだったってことでファイナルアンサー

もちろん警察もクソなんだけどさ。 とにかくこれはすごい。librahack事件(岡崎図書館事件)に新展開。

本人による衝撃の事件まとめから始まって ものすごい勢いで高木氏が追っていて、さらに「チェックメイト。しばらく黙ります。 #librahack」という意味深なコメントを残していたのは業界人の多くが知っていたと思うが、ソフトの実物を入手してラック社による解析まで行われていたとは、アサヒのくせになかなかやるじゃねえか。

というわけで、三菱電機インフォメーションシステムズの関係者の皆さんはクソのようなコードとクソのような報告をしたカドで逮捕で20日間ほど拘束されてきてほしいと from the bottom of my heart そう思います。死ね、と。

see also:

librahack事件について、新たなファイナルアンサーが見出されたようです。

三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)がクソだったってことでファイナルアンサー」の続きです。 新たなファイナルアンサーってそれファイナルじゃねえとかいう細かいツッコミはスルーです。 それに技術的な新ネタは一部しかありません。エンジニアの皆さんは過度に期待しないように。

1. 図書館長「了解求めないアクセスが問題」という朝日の見出しについて

とか言っちゃいけません。 この朝日の見出しには(とその反応にも)若干の揚げ足取りが含まれていて、 図書館長さんは「人間がマウスをクリックしてアクセスする以外の特殊な方法でうかつに多数のアクセスを浴びせてくれるな」ということを言いたかったのであろう。

しかし、現実に起きたこと=図書館長が言うところの「多数の(繰り返しの)アクセス」=が実は21世紀以降の技術水準からすると常識的なレベルなのにそれすらさばけないほどアプリの品質が悪かったのだ、という事実を前にすれば、やはり失笑なのである。

そもそもITの素人に分かるレベルをやや超えている事案であることは少なくとも業界人はわかっており、その意味では図書館側の責任なんて誰も問うてないんだが、館長さんは身を守らなきゃと思っちゃったのかねえ。 (アホな後追いマスコミがなんて責め立てたかはしらない)

2. 一方、図書館の中の人による、一見すると無関係なつぶやき

注:こちらの人が、岡崎市の図書館の人なのか、それとも岡崎市の図書館と同じシステムを使ってる別の図書館の人なのか、どちらかは不明。

なお、こちらの方が、librahack事件について筆者が7月に書いたこの記事(に大きく張ったリンク)を読んだうえでこの発言に至ったのかどうかなんて定かではないしそこはどうでもいい。(笑)

重要なのは、エンジニアの方ならすぐ理解したと思うが、つまり 入力された検索キーワードに含まれる、SQL文的な意味での特殊文字に対するエスケープ(無害化)処理がなされていなかった疑いが濃厚なのだ。 (なお、現在は改修されていると思われる)

これは検索機能として致命的な不具合であるばかりでなく、SQLインジェクション脆弱性があった可能性を示唆しており(←ああ、すいません、これは言いすぎでした)、性能どころの騒ぎではない。 いずれにせよWebアプリケーションの品質としては夏祭りのテキヤのミドリガメと同レベルである。

3. とんでもなく低品質なモノをMDISに売りつけられていたという現実を受け入れることができない人々

MDISが図書館に売っていたのは今回問題になった外部向けの蔵書リスト公開サイトだけではもちろんない。本にRFIDタグを埋め込んだりそれの読み取り機を設置したりその他もろもろ特殊なハードウェアまですべて含めた「図書館システム」である。 おそらく、蔵書の仕入れ、保管、貸し出し、返却などの他の部分の満足度は高かったのだろう。

が、何の罪もない図書館の利用者の一人が警察に逮捕されたという結果の前に、そんな満足はすべて吹き飛ばされてしかるべきだろう。違うというなら留置場に20日間入ってみろ。 もちろんこのあたりの責任は図書館やMDISというよりは警察にある。

不本意に逮捕され、20日間拘束され、連日反省しろ認めろと精神的拷問を受け、当直弁護士には匙を投げられ、マスコミが大本営発表を全国に垂れ流し、家に身重な妻がいる状況で起訴猶予をチラつかされたら、俺なら100%心が折れる。これは自信をもって言える。 #librahack

しかしそれにしたって、話がここまで進んでもなお、とんでもなく低品質なモノを三菱電機インフォメーションシステムズから売りつけられていたという現実を図書館の中の人として自覚できていない責任は、重い。どうせ保身と責任転嫁に走るなら「コンピュータの素人である自分じゃどうしようもなかったから業者と警察に任せたんだ」って言っとけばよかったのにね。

見方を変えると、システムのユーザーとしては大した飼いならされっぷりであり、逆に他のSI事業者の営業さんはMDISの営業を見習うべきかもしれない。

4. 図書館の中の人と朝日の神田記者のツイッターから見えてくる IT版ストックホルムシンドローム

注:下記の図書館の中の人によるツイートはすべて、朝日の記事が出る前です

次、朝日の神田記者のツイート

それにしてもIT版ストックホルムシンドロームという分析(しかも朝日の報道前)は秀逸(笑)。

個人的にこれに加えたいのが、 「彼(彼女)を否定することは、彼を信じてきた今までの自分と自分の行動を否定することだ」 ←これ、セルカンネタでも出した、詐欺師(とまでは今回は言えないけど)や今まで長いこと信じてきた人やモノに裏切られた人間が最初に感じてしまう、精神的自己防衛反応。館長さんの反応はこれに近いものも感じる。

5. 結論

もう書いたけど、大切なことだからもう一度書く。

  1. エンジニアでもない図書館の人が今回の件について理解しきれないのは仕方が無い。Excelの使い方の話じゃあるまいに、素人にわかれというのは無理がある。
  2. しかしそれでも、話が大きくなってゆく過程で図書館の中の人による理解はすすんだかのように見えた。それはある意味希望でもあった。
  3. にもかかわらず結局は、 とんでもなく低品質なモノを三菱電機インフォメーションシステムズから売りつけられていたという真実を自覚できていない発言にみんな目がテン。
  4. よって、そんな図書館長という存在自体が税金の無駄である。
「自治体がベンダーの食い物にされている」と書きましたが、企業が利益を追求するのはある意味当然。また、自治体に高い専門性を求めるのも酷です。しかし、使われているのは税金なんですよね。 #librahack

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追記

Togetter - 「クローラーってキモイ?」というツイートまとめに、件の神田記者が興味深い話をしています。これもこれで根が深い...

@WilfremLuminous 実は、当初の原稿には「クローラー」という単語も解説付きで入れてあったんです。ところが、それを読んだ複数の記者が、何か得体の知れない恐ろしいものが図書館のデータベースからデータを勝手に漁っている、という印象を受けていました。 #libraHack
それで「クローラー」という単語は削ったという経緯があります。パソコンを使って実際にプログラムの挙動を説明すると、「なーんだ、そんなことなの? そんなことで逮捕されちゃったの?」とみんな納得していましたが。 #libraHack
@WilfremLuminous MDISや取材したほかのメーカーは、クローラーやマッシュアップについて正確に把握していました。だからこそMDISは図書館ソフトウェアを改修したんでしょう。 #libraHack

みんながみんな「検索」しまくれているのは、すべてクローラーとよばれるもののおかげなのに...

追記

朝日の人による燃料投下 (っていうと語弊があるしそもそも高木氏が既に言及してたネタだが)が追加され、とにかく一連の流れを受けての「実際どうあるべきだったんだろう?」という学生さんのごく素朴な質問に答える形での識者のツイートがこちら。

@masaki_hamasaki 図書館は法に則って運営されるべきだし、パッケージソフトは出荷前にテストすべきだし、個別システムは稼働前に負荷試験すべきだし、警察は逮捕する前にちゃんと調べるべきだし、どれひとつできてないから馬鹿なことにWed Aug 25 01:01:12 via web

ある意味見事な今北産業。マジ脱帽です。

楽天の社内では「重要なので日本語で失礼します」が流行語?

2010年8月某日現在の検索結果のキャプチャがこちら

重要なので 日本語で 失礼 - Twitter Search

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